出会いから始まって、ほんのりした日常の中に不穏さが差し込まれ、やがて彼女の「人殺し」という正体が明らかになる流れは衝撃的でした。それでも蒼が逃げずに「普通を夢見る彼女」に寄り添おうとする姿がとても温かく、物語に芯が通っているのを感じます。
そして学校編に入り、白菊さんが「普通」を掴もうともがく姿がとても切なく映ります。笑顔の裏に隠した疲れや不安、周囲の人間関係の軋み、そしていじめのシーンまで――読んでいて胸が苦しくなるけれど、だからこそ「彼女に幸せになってほしい」という気持ちが強くなります。
日常と非日常が交差し、ラブコメのようなときめきとサスペンスの緊張感が共存している今の展開は、とても魅力的です。蒼と白菊が互いに支え合いながら、この先どんな困難を越えていくのか、続きを追わずにはいられません。