第13話

剥がした。

「逃げないと」

「うん、やばいってあの人」

「違う施設に来たやつと同じ奴だ」

「服着てないんだよ!」

「行こう」

 二人はトイレを出る。



  6 逃走


 二人はエレベーターの前まで来た。殺人鬼がいないかどうか周りを気にする。

 エレベーターのボタンを押し、

 扉が開いた。

 エレベーターの中にいた。殺人鬼が。

「うあああああああああああああああああ!」

「きゃああああああああああああああああ!」

 殺人鬼は包丁は振り回して二人に迫る。

 岩本は雄叫びを上げ、サスマタを使って殺人鬼を叩きまくった。

 殺人鬼は怯む。

「山口さん逃げてえ!」

 山口は逃げる。階段を降りた。

 岩本も山口のあとに逃げた。

 殺人鬼は立ち上がっていた。

 

 二人は一階の廊下まできた。

「裏から出よう」

 二人は裏口に向かう。

 施設の裏口の扉から外に出た。

 二人は肩で息をしていた。

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