コレット村に住むキスティー、アリシア、ギルバート。
彼らは今日も仲良く森で遊んでいます。さすが子供達、無邪気……なんてことはありません。
魔物が出てきたら誰が倒すか勝負し、倒した魔物はスタッフでは無く、子供達で美味しくいただきました。
そのすさまじい力に目をつけた王子様が彼らを「遊び」に連れて行きます。
子供達は大喜び。行った先で出会う魔物はただの食材。
王国は子供達の遊びにより魔物の脅威から救われる。
唯一の問題は子供達について行く王子に付き従う騎士団長の胃壁がいつまでもつか。
規格外の力を持つけど純粋で優しい子供達の遊びから目が離せません。
山間の小さな町・コレット。
焼きたてのパンと鳥のさえずりに包まれた日々は、少女キスティーにとって「何も特別のない、当たり前の朝」だった。
魔法の全属性を使える力を持ちながら、それを「使えばつまらなくなるから」とあえて眠らせて暮らすキスティー。
一緒に騒ぎ、笑い、時に呆れるのは、気品あふれるアリシアと、ぶっきらぼうな優しさのギルバート。
三人の関係は、穏やかな町とともにゆっくりと育ってきた。
だがある日、王都からの視察団とともに、風は変わる。
町に降り立ったのは、好奇心を湛えた一人の青年――正体を隠した王子・レイエス。
ちょっとしたはしゃぎ、いつものじゃれ合い。
その中で無自覚に発動されたキスティーの魔法が、王子の常識を、そして世界のバランスを揺るがし始める。
これはまだ、「冒険」とは呼べないかもしれない。
けれど、「運命」が誰かの背中を押し始める物語は、いつだってこういうふうに始まる。