編集済
盧武成、姜子蘭と再会すへの応援コメント
嗚呼面白い。最高です
作者からの返信
@borsalino様、応援コメントありがとうございます。
面白いと言っていただけて何よりです。じっくりと『春秋異聞』の世界をお楽しみください!!
氏姓への応援コメント
二話分コメント失礼します。
ここまでの数話は、乱世の空気や世界観、そして盧武成という人物を描くための導入部だったのだと思いますが、今回でいよいよ物語が本筋へ踏み込んでいく気配が強くなってきました。
特にラスト、夜道を駆ける暴走馬と、それを追う戦車の一団の登場。一気に空気が張り詰め、「歴史の渦中へ巻き込まれていく始まり」を感じさせる締め方で非常に引き込まれました。追われている少年も、ただの子供ではなく相当高い身分の者なのだろうと想像してしまいます。あの場面だけで、一気に物語のスケールが広がった印象です。
また今回は、樊の六卿や氏姓の話がとても面白かったです。
正直、氏と姓の違いは読んでいて「ややこしい!」となるのですが(笑)、その複雑さこそがこの時代の“家”や“国家”の成り立ちを表しているのだろうなと感じました。
興味深かったのは、氏が単なる血筋ではなく、
土地
官職
独立意識
主家との距離感
など、政治や人間関係そのものと結びついていることです。
これは単なる歴史設定ではなく、今の日本にもどこか繋がる感覚がありますよね。本家・分家の感覚や、名字に宿る土地性、家意識の名残など、日本文化の根底に流れているものを連想しました。
そして何より、盧武成という人物の奥行きがどんどん増しているのが良い。
これまでの描写で、武成は怪力で無口な旅人という印象が強かったのですが、ここへ来て単なる流れ者ではないことがはっきり見えてきました。
若干十九歳にして、
歴史
政治
氏族制度
国家構造
人心の機微
に通じており、それを均のような無学な子供にも噛み砕いて説明できる。しかも知識をひけらかさず、断定を避けながら語るあたりに、育ちの良さと教養の深さが滲み出ています。
それに武術だけではなく、
狩猟
野営
食糧確保
危機察知
旅慣れた判断力
まで備えている。
十九歳という年齢を知っているからこそ、この青年がいかに特異な存在なのかが際立って見えました。
ただ、その一方で万能超人ではなく、范旦の死に動揺し、世界の理不尽に怒り、均を気遣いながらも疲弊していく姿には、まだ若者らしい未熟さもある。そのバランスが絶妙です。
だからこそ、今後この青年が単なる傍観者では終わらず、“時代そのもの”へどう関わっていくのか非常に気になります。
静かな旅路の描写の中に、確かに大きな歴史のうねりが近づいてきている。
そんな感覚を強く覚える二話でした。
作者からの返信
朝霧巡様、引き続きの応援コメントありがとうございます!! 全然、纏めての感想でも構いませんよ!!
この二話は特に世界観についての説明が多く、読みにくかったりややこしい部分もあったかと思います。氏と姓の話については、春秋戦国時代にはあるのですが創作軍記たる『春秋異聞』の世界で採用するかは迷ったのですが、やはり拘りとしてどうしても入れたいという想いが強く、「氏と姓は違う」ということにしました。
どういう経緯から氏を持つかは本当に様々で、生まれた時から複数あったり、後に家を立てて新たな氏を得たりというケースなどがあるので、拘りはありつつも複雑化しすぎないようにしなくては、と思っております。
盧武成はまた、力が強くて博識、その上で武術にも長けていてかつ旅に必要な諸々の能力も備えているという、精神性こそ未熟ですが万能超人らしい描写もありますが、こちらにつきましては、学識は別ですが(このあたりの話はそのうち出てきます)、十代の青年が一人旅をするにはこれくらい出来ないと死んでしまうんですよね。素質が高いのはそうなのですが、生きていく必要に応じて身に着けたところも大きいです。
そして最後、暴走馬にしがみ付く少年と盧武成が邂逅したことで、いよいよ物語が動き出します。まさに仰る通り、ここまでが長い導入部であり、ここからが『春秋異聞』の始まりといってよいでしょう。
これからもお付き合いいただければ幸いでございます。
盧武成の自問への応援コメント
冒頭からここまで読んできて、盧武成という人物をどこか達観した英雄のように感じていました。
不愛想ながらも冷静で、力強く、理不尽な現実にも動じない。だから勝手に、もっと年嵩の人物なのだろうと思っていたのですが、まだ十九歳と知って印象が大きく変わりました。
今回の話では、そんな武成が初めて「理解できないもの」に真正面からぶつかっている。
范旦の死を前にして、王朝とは何か、国とは何か、人はなぜそこまで一つの存在へ誇りや忠義を抱けるのか?
均へ語り聞かせながら、実は武成自身が必死に問い続けているように見えました。
なので「わからん」と感情を爆発させる場面が印象的でもあります。
これまでのエピソードでは静かで揺るがないように見えていた青年が、実はまだ世界の理不尽や、人が抱える信念の重さに戸惑っている最中なのだと分かる。その未熟さが、逆に武成という人物をとても人間らしく感じさせました。
ここまでの三話を通して見えてくるのは、単なる王朝の興亡ではなく、「世界とは何で成り立っているのか」という問いなのだと思います。
民の誇り、王への敬意、共同体への帰属意識、受け継がれていく歴史。
それら目に見えないものの上に国が存在していることを、武成は范旦の死によって初めて実感したのでしょう。
静かな描写が続く回でありながら、その内側では感情と思想が激しく渦巻いている。
まさに、物語の深層が大きくうねり始めたことを感じさせる一話でした。
作者からの返信
朝霧巡さん、応援コメントありがとうございます!!
盧武成はまだ十九です。体躯に恵まれてはいますが、精神についてはまだまだ未熟なところのほうが多く、しかしそれ故に自分が理解できない考えや在り方について、「そういう考え方もある」と達観は出来ないのです。
戸惑っているというのもそうですし、理解が出来ず、受け入れられず、しかし価値観は人それぞれだという良識も持っているからこそ怒っているのです。
この回は序盤ながらに、書いていてとても力を込めた回ですので、ここまで深く読んでいただきとても嬉しいです。
我殉虞王への応援コメント
范旦という老人の生き様があまりにも重く、静かなのに胸へ深く刺さる回でした。
虞王朝が既に形骸化していることも、自分に未来が残されていないことも理解した上で、それでもなお「虞の民」として死を選ぶ。その覚悟には、単なる忠義ではなく、一つの時代そのものへ殉じるような哀しさを感じます。
特に、均だけは未来へ逃がそうとするところが良かったです。
自分は終わる。しかし子供には生きてほしい。
その想いがあるからこそ、最後の「我殉虞王」の血文字がより強烈に響きました。四文字だけなのに、王朝への誇りも、滅びへの絶望も、人生そのものも全部詰まっているように思えます。
また、盧武成の存在感も非常に良いですね。
怪力無双の英雄というより、冷静に現実を見据えながら、それでも人を見捨てない男として描かれているからこそ、范旦の覚悟を止められなかった場面には、武成自身の無力感まで滲んで見えました。
滅びゆく王朝、人々の矜持、次代へ託される子供。
壮絶な生きざまと死にざまを描きながら、この物語がここから本当の意味で始まっていくのだと感じさせる一話でした。
作者からの返信
朝霧巡様、引き続きの応援コメントありがとうございます!! こうまで続けて長文で感想をいただけて汗顔の至りでございます!!
范旦の死については、ここは敢えて「その胸中は范旦にしか分からないのです」とコメントさせていただこうと思います。そこから何を感じ、どのように読まれるかは朝霧様の解釈次第ということでお願いします。
そして、盧武成については、彼はまだまだ若く、不器用な生き方がどこか冷静に見えることもあれど、その胸中は複雑です。これから盧武成がどう生きて何を感じながら進んでいくのか――。
まさにここから『春秋異聞』という物語は本格的に始まっていきます。この先もお付き合いいただければ幸いでございます。
顓戎壟断への応援コメント
王朝の興亡を描いた前話とはまた違い、今回は「乱世の民」が主役になっているのが印象的でした。
洪水で疲弊した町、人を助ける余裕すら失った民衆、そして何もしない支配者。
派手な戦争描写がなくとも、国が壊れていく空気がじわじわと伝わってきます。
同時に、群衆を単純な“薄情者”として描いていない点が、世界観の深さを感じます。
「人は余裕がなくなると正しい心を失う」という盧武成の言葉がすべてを象徴しているように思います。
悪意ではなく、極限状態が人から善性を削っていく。その描写がとても生々しい。
そして盧武成という人物が実に格好いい。
熱血漢ではなく、不愛想で淡々としているのに、誰よりも先に泥の中へ踏み込んでいく。その姿に強い説得力があります。特に、均に“助けるかどうか”を自分で決めさせる場面や、救助後に「礼なら均に」と言うところに、この人物の器の大きさを感じました。
歴史の大局だけでなく、乱世を生きる無名の人々の視点まで丁寧に描いているのが本当に良いですね。
作者からの返信
朝霧巡様、引き続きの応援コメントありがとうございます!!
視点と物語展開が史官→乱世の民で派手さに欠ける自覚はあるのですが、こちらも、東遷と顓族の侵攻によって世がどうなったのかを描写するには必要と思い、こういった構成にしました。
盧武成の「人は余裕がなくなると正しい心を失う」というのは、豊かさの荒廃が招く人心の頽廃を表しています。
盧武成は不愛想で、より身もふたもないことを言ってしまえば生き方が不器用なんです。ともすれば薄情にも思われる性格ですが、決して情がないわけではない……そんな盧武成という男を格好いいと評していただけたことは作者冥利に尽きます!!
終則有始、天行也への応援コメント
王朝の滅亡前夜を描きながら、単なる戦乱ものではなく「歴史とは何か」を感じさせる導入でした。
焱から虞への革命、さらに虞の東遷へと至る流れは、中国古代史――特に殷周革命や春秋時代の空気感を巧みに落とし込んでいて、一気に世界観へ引き込まれます。
また、主人公然とした英雄ではなく、「史を記す者」である史文を中心に据えているのが非常に渋い。
史官として事実を残そうとする覚悟と、王族として血統を繋がねばならない責務。その狭間で揺れる姿に、この作品の重厚なテーマ性を感じました。
そして何より印象的だったのが、史錬を抱いて炎上する都を見下ろす青年です。
主君を失ってなお冷静に天命と歴史の流転を見据える姿には、不気味さと同時に、“時代そのものを観測している存在”のような底知れなさがありました。今後どのように物語へ関わっていくのか非常に気になります。
滅びの中に次代の萌芽を描く、静かで格調高い歴史幻想。
歴史好きには史実を彷彿とさせる世界観が良きです。
作者からの返信
朝霧巡様、応援コメントありがとうございます!!
古代中国史が大好きで始めた作品であり、殷周革命や周の東遷などを下敷きとして書いた第一話なので、世界観に引き込まれたとのお言葉をいただけてとても嬉しいです!!
史官視点、そして会話だけという、第一話としては地味な印象の話なのですが、自分としてはこれしかないという一話だったので、渋いと言っていただけたことはとても有難く思っております。
言及していただいた一話最後の場面は最初に書いた時にはなく、後から思いついて書き足した場面なので、朝霧さんの印象に残ったのであれば何よりです。
この青年については後々、かなり重要な存在となってくるので今は多くを語れないのですが、朝霧さんの感じられたことは、いずれ再登場した時に(といってもかなり先になるのですが)思い出していただければと思います。
降るは不義なり、死すは不義なりへの応援コメント
姜子蘭……生きててよかったですが「もう、あ危ないよ……( ´・ω・`)」とも思いました
そして相変わらず盧武成さんお強い
また少しずつですが読んでいきますね
作者からの返信
大将さん、応援コメントありがとうございます。
姜子蘭は、なんとか九死に一生を得ました。これも天命ですね。それがこの少年にとって幸せだったのかどうかは分かりませんが……。
盧武成はまあ、特に読み返していて鬼哭山あたりは作者ながらに「こいつ人間か?」となったところでございます。いえ、ちゃんと人間なのですがね。
ごゆっくり、大将さんのペースでお付き合いください。これからもよろしくお願いします。
我殉虞王への応援コメント
Xでペンギンの下僕様のことを知り、拝読いたしました。
まだ読みはじめですが、歴史ファンタジーを書かれているとのことで、あらすじも含めてここまでですでに圧倒されてます。
章タイトルも特徴的で興味深く、ワクワクしています。
ゆっくり読ませていただきますね。
ぜひわたくしのところにも遊びにいらしてくださいね。
応援しております。
作者からの返信
照春さん、応援コメントありがとうございます。
Xからのお越しということで、感謝です。章タイトルは影響を受けた作品に倣って、四字縛りでやると決めておりまして。頭を捻りつつも、どうにかまだ挫折せずに続けております。
ごゆっくり、照春さんのペースでお読みください。またお越しいただければ幸いです。
氏姓への応援コメント
壮大な歴史のうねりと、旅人たちのひそやかな日常が美しく交錯しますね。複雑な「氏」と「姓」の説明に、権力や血筋のもつれまでもが滲んでいて思わず唸りました。均の素朴な問いに立ち止まる盧武成の人間味も印象的。馬も買えず夜道を進む二人に、急展開の気配……物語が次に何を投げかけてくるのか、ドキドキしますね。
作者からの返信
悠鬼よう子様、応援コメントありがとうございます。
氏姓の話は細かいことで、中国でも漢代あたりにはうやむやになったことなのですが、拘りがあり、『春秋異聞』の世界観では独自の設定を織り交ぜつつ用いることにしました。
夜道を往く盧武成と均の前に現れた、馬首にしがみつく少年。ここから物語は動き出します。これからもよろしくお願いします!!
編集済
顓戎壟断への応援コメント
読み進めるごとに、歴史の波と個人の祈りが静かに交差していくのが美しいですね。壮大な王朝交替の裏で描かれる、傅のまなざしや、廃墟で手を差し伸べる盧武成の行動には、人間の小さな強さと余白が感じられます。史書に書かれぬ「異聞」こそ、物語の息遣いそのものだとしみじみ思えてきました。
こちらの作品を読ませていただきますね。
作者からの返信
悠鬼よう子様、感想ありがとうございます。
王朝の衰退から始まり、しかし2話目では廃墟から老人を助けるだけというゆっくりとした展開ですが、どうしてもまずは荒廃した治世下で人々がどう生きているかを書きたいと思い、このような構成となりました。そこで引き返さず、読んでいただけたこと、とても有り難く思います。
脩の弓技への応援コメント
武成と子蘭の関係はなかなか難しいですね、前のようにはでいかないのでしょう。それこそが一つの成長にもなっているのでしょうね。
そして脩さんの腕前は流石ですね。今どきのFPSをさせてもきっと強そうです。
作者からの返信
大将さん、応援コメントありがとうございます!!
子蘭と武成の関係は、ただの旅人と成り行きで行動を共にしていた王子だったかつてより、主従となった今のほうが近いはずなんですよ。しかしその主従というつながりが溝を生んでしまう……。ままならないものですね。
この二人の関係性については、作者として、今後も暖かく見守っていただきたく思います。
脩の弓はほとんど達人と言っていいレベルです。射撃ゲームとかは全部強いと思います。