翌日、学校の放課後。真琴と美咲は、校庭の片隅で新しいアイドルグループのメンバー募集のチラシを作っていた。

「みんなに声をかけてみようよ。きっと興味を持ってくれる人がいるはずだよ」

美咲は笑顔で提案し、二人はクラスメートに声をかけ始めた。最初に応じてくれたのは、明るく元気な佐々木涼（ささきりょう）だった。「私、歌うのも踊るのも好きだし、やってみたい！」と笑顔で答える涼。

　次に、少し恥ずかしそうにしながらも、静かながらも芯の強さを感じさせる佐藤優（さとうゆう）が手を挙げた。n僕も、歌とダンスには自信がある。みんなと一緒に頑張りたい」

　こうして、少しずつメンバーが集まり始めた。だが、彼らの前にはいくつもの壁が立ちはだかる。練習の厳しさ、時間の調整、そして何よりも、夢を追いかけることへの不安だ。

　「みんな、最初は誰だって不安だよね。でも、一緒に乗り越えよう。僕たちならできる！」と真琴は決意を新たにした。

　その夜、彼らは初めてのミーティングを開き、ステージの構想や衣装のアイデアを出し合った。夢に向かって走り出す彼らの瞳は、輝きを増していた。未来はまだ見えないけれど、確かな一歩を踏み出したのだった。

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