プロフミーノ
チョコの妖精
第1話 シーア達の日常
これは、香りの擬人化、シーア達の日常のお話。
「ふぁぁ、、、よく寝たぁ、、、」
この子はバニリン。バニラビーンズとかに使われてる匂いだ。ふわふわとした髪の毛にフワモコセーターを着ているとっても可愛い子ちゃんである。
「お、起きたか。おはようばにぃ。」
「ふぎゃああああっ!?!?」
「そんなに驚くか?」
「驚くようっ!だってだって、起きたら目の前にあにっさんの顔があったんだよ!?」
あにっさんと呼ばれる男性はアニスアルデヒド。
桜やお菓子に使われている。バニリンと同じくバニラの匂いがすることもあるらしい。
眼鏡の黒髪の前髪長めお兄さんである。特に私にぶっ刺さるやつである。
「すまんすまん、寝起きドッキリとか言うやつだ。」
「もう!今度からはやらないでよ〜!」
「ははっ、わかったわかった。次は俺は何もやらないぞ。」
「それ他の人にさせる気満々じゃんか!」
「意外と寝起きドッキリ係人気なんだぞ〜?」
「知りたくなかった真実、、、」
そんなこんな言っているうちに、リビングに着く。
「おはようばにぃ、あにっさんも起こしてくれてありがとうね〜。さぁ、吾輩の作った朝ごはんを食べて〜。」
この一人称吾輩系激萌えキャラはクマリン。
クマリンはアニスアルデヒドやバニリンと同じく、バニラや桜の匂いだ。
「朝ごはんを食べ終わったら、我輩特性の桜餅があるぞ〜!」
「やったぁ〜!くまくんの作る桜餅好き〜!」
「流石、としか言いようがないよな。くまは桜餅の匂いだし。」
そう、クマリンの代表的な匂いと言えば桜餅。
桜味という味を感じられるのもクマリンの香りのおかげなのだ。
「そういえば他の4人はどこに行ったの〜?」
バニリンがクマリンに問いかける。
「シトはサッカーで、リナロはラベンダーを摘みにいった。どるさんはジャスミンティーを買いに行って、ありありはどるさんについて行ってたよ〜。」
シトはシトラールのことで、レモンなどの柑橘系の匂いだ。サッカーやってる系の爽やか少年である。
リナロはリナロールのことで、ラベンダーなどの匂い。糸目の長髪三つ編み大人しめお兄さんで、幼女の初恋泥棒だ。
どるさんはインドールのことで、ジャスミンの匂い。黒髪で長髪ストレートでアラビアンっぽい服着てる怪しいお兄さんという刺さる人には刺さるキャラだ。
ありありはアリシンのことで、玉ねぎやニンニクの匂い。銀髪のボサボサ髪で、ツンデレちゃん。自分の匂いを気にしているところが可愛い。
「そっか、それなら早めに帰ってくるよね!」
「どうしてそんなことを?」
アニスアルデヒドが聞くと、バニリンは答えた。
「だって、今日は皆で一緒に遊びたかったから!最近皆で遊ぶことがないし、、、だめ、かな、、、?」
「ダメなわけないよ〜!吾輩も皆で遊びたいって思ってたよ〜!」
クマリンがバニリンの頭をわしゃわしゃと撫でる。
「まぁ、ばにぃらしいな。」
アニスアルデヒドも、クマリンと一緒にバニリンの頭を撫でる。
今日も平和な一日のはじまりだ。
プロフミーノ チョコの妖精 @tyokonoyousei
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