第2話

俺の家族は完璧でない俺を嫌う。


「なんでお前は完璧にできないんだ!」


「お前の兄や姉は完璧なのに!」


よくそう言われながら俺は育った。暴力も


振るわれた。小さい頃からそうやって。


小学生の頃、学校で返却された90点のテスト


クラスや先生にはすごいと褒められた。でも


家族には「なんで100点じゃないんだ」そう


言われた。俺の親は2人とも弁護士をやって


いる。そして2人ともエリート家系でプライド


が高く傲慢で100点をとらないと怒る。俺は


100点がとれず毎回怒られて失望された。俺の


兄や姉は3つ上で2人とも100点をとり、溺愛


されている。「さすが自慢の子よ」といつも


言っている。まぁ、俺が100点取っても


褒めてくれないと思う。兄や姉はそんな俺を


見て見下してくる。多分傲慢さは親に似たに


違いないが。俺は似なくて良かった。そんな


家庭環境だからか俺は中学で荒れに荒れた。


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