第4話 よろこびの 月の影さす 彼方の庭

もうらうと

 

おつるこころの

 

しらぬまに

 

うちそめりたり

 

しじまぞさらむ


……………………


朦朧と

 

堕ちる心の

 

知らぬ間に

 

うち染めりたり

 

静寂ぞ去らむ



……………………

 

 病んだ心でキーボードを無心に叩いていました。ふとXを見ると、なんだか心にしみるような言の葉とともにリツイートして下さった方が。


「小鳥のさえずりが響く森の中、ひっそりと佇む一軒の喫茶店……

 ブック・マイスターが営む店だ。

 噂をすれば、今日もお客様がいらっしゃったようですね

 いらっしゃいませ、本日はどのような物語をお探しでしょう?

 私のお勧めはこちらの物語となります。

 きっと満足して頂けると思いますよ」


 うわぁ。なんて素敵な言の葉。言葉ってすごいですよね。病める夏風の機嫌がころっとてんしょんあげみになりましたよ。われながら夏風ほんとにチョロい。


 気持ちがどんな気持ちからでもいいんです。もしかするとただの習慣だったかもしれない。でもそんな何気ない行為が夏風の心を癒したのです。ありがとう。 


 ………………………………


よろこびの

 

しらぬよかぜに

 

ふかれきて

 

つきのかげさす

 

をちかたのにわ


…………

 

よろこびの

 

知らぬ夜風に

 

吹かれきて

 

月の影さす

 

彼方の庭



 ――――――――――


よろこびの 月の影さす 彼方の庭

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る