第96話 物語の住人への応援コメント
功利主義、最大多数の最大幸福、トロッコ問題。地獄を見てきたとはいえ犠牲になる方は堪ったものではないですね。そして初代は自覚しているのに、ユラーカバネのように次代が堕落するのも定番。それでもアガナタのように志を持ち続ける次代もいますから、本当に何とかして欲しい!
そして変態怪物ユラーカバネの更に上にいく怪物グルジオ皇帝。レイシアもレシュトロも冷徹極まる女性ですが、生い立ちに恵まれても、結局は傾城の美女として世の中を騒がせそうな気もいたします……。
作者からの返信
鋭い考察コメントありがとうございます!
システムが持つ功利主義の残酷さや、時代を経て生まれる歪みと志の対比など、深く読み込んでいただけて嬉しいです。
グルジオ皇帝は、権力だけでなく知性も高く、胆力もあるので厄介です。
そして、レイシアやレシュトロが生い立ちに恵まれていたら……。二人とも有能なので、心の歪さが少なかったとしても、才能を発揮して、なるほどおっしゃるとおり世の中に混乱をもたらしそうですね!
それぞれのキャラクターが抱える業や生き様をしっかりと見届けてくださりありがとうございます!
第95話 贖罪への応援コメント
引き千切られ紐飾り。祈りの象徴、ラニーアとユオーミの想いも籠っていますが、それでもこれは過去を象徴するもの。もう新しい家族を悲しませる訳にはいきません。アガナタ、大逆転して欲しい……。ギュネスは真っ先に滅びよ!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
祈り、そして様々な思いのこもった紐飾りでしたが、それが断たれてしまったことで、アガナタが強制的に「今」と向き合わざるを得ない場面でした。そんな中で「もう新しい家族を悲しませる訳にはいかない」と言って頂き、非常に嬉しいです。
ギュネスは、小物なのにイキっているので、正に「滅!」ですね(汗)
アガナタたちがここからどう立ち向かっていくのか…。
第98話 願いへの応援コメント
ああ、アーオステニア……言っていることはものすごく合理的な解決策なんですよね。
だからこそ、ここで血の系譜が出てくるのが、うふぅ……となります。
また親子の因果が……うーんですね。
でも、ユオーミが新しい教団の象徴になれれば、ものすごく強いんですよね……。
これまで旅の中で積み重ねてきたものまで、ここで全部意味を持ってくるのがすごいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
アーオステニア、覚悟が決まりすぎていて、合理的ですがしんどいですよね。そして、ユオーミの血の、呪いと希望をめぐる皮肉が何とも……。
親と子の対比は、逃れられない因果であり、同時に超えるべき象徴として描いています。
ユオーミが象徴となることは、教団の存続には必要でしたが、アガナタが願ったものではありませんでした。呪いだった血を可能性に変えること。そして、贖罪をかなぐり捨てて、エゴを剥き出しにしてでも彼女の生を願うこと。ここに辿り着くために積み上げてきた回なので、そう読んでいただけて嬉しいです!
第94話 圧潰への応援コメント
うわあ、うわあ、と声が出てしまいました。アガナタ、危機一髪ではございませんか。アガナタの方が「屍」になってしまうのではと……最後はよくぞ戻ってきました。そして赤の神官。お名前は出ておりましたっけ。彼女がユオーミに名を告げるときも、ひとつの区切りになりそうな気がいたします。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
アガナタは自罰的な罪悪感に苛まれていましたが、結果的とはいえユラーカバネを助けてしまった&帝国に包囲されて詰んだ、という状況で心が崩壊しかけています。一旦踏みとどまってはいますが…。
奉献の徒で名前が出てきているのはアガナタとオッドーのみです。奉献の徒内部でも互いの顔も名前も知らない彼らが名乗る時というのは、おっしゃるとおり大きな意味を持ちます!
はたして、彼らが名乗る時が訪れるのでしょうか…。
第98話 願いへの応援コメント
ユオーミに流れるユスノウェルの血が、ここにきて一筋の希望となっていることが、皮肉で残酷で悲しくてなりません。
アガナタさんの叫びに一字一句共感します。もうユオーミを利用されたくない!
その一方で、アーオステニアの企み通りにいくかはわからないけど、ユオーミが助かる道があるならそれに賭けてみるしかないのかな、とも思います。「ユスノウェルとユオーミの亡骸は、民衆の前に晒される」なんて結末は、絶対に嫌です。
アガナタさんの告げた願いに、胸が締め付けられました。どんな思いでそれを口にしたか…。それが伝わったからこそ、ユオーミも冷静に考えられたんだと思います。
巫女としての功績を振り返ってみても、ユオーミには指導者としての資質があるような気がします。強烈なカリスマでなくとも、人を率いて導くことはできるはず。ユオーミが新しい光になる世界も素敵なのではないでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
忌むべき血が彼女の希望となる皮肉と残酷さ。そして、それを利用してでもユオーミに生きて欲しいと願ったアガナタの思いを感じとっていただけて嬉しいです。
ユオーミもアガナタも、虚無に落ちそうなほどの痛みを感じながらも、互いの手を取り、何とか前に進もうと、踏み出すことができました。ユオーミは、まだ自分の気持ちを出すことに慣れていませんが、彼女の中では確実に変わり始めています。
おっしゃるとおり、ユオーミは、指導者としての資質はあると思います。強いリーダーシップを発揮するタイプではありませんが、人の弱さを知り、悩み、共に歩める力を持っているので、周りに支えられながら、きっと良い世界を作れるはずです。それも、帝国を退けられれば、ですが…。
次回から、決戦に向けて本格的に動き出します!
第93話 偽りの巫女への応援コメント
「ユオーミ。私の名前は、ユオーミです!」
もうこれに尽きます。自らのおぞましい出自を知ってなお、これまでの旅で培ってきた彼女の実積により結ばれた絆が、ついに奉献の徒を一つに纏めあげたのですね。
そして神殺しのタブーに酔ったかのような皇帝。その都合良すぎる理屈はヴァスロー並みのゴロツキ思考。でも圧倒的な兵力がこの男の手に。ど、どうなるのでしょう……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
長い旅の果てに、ようやく名前を取り戻すことができました。紫瞳さまのおっしゃるとおり、彼女が培った実績があればこそでした。
「神殺しのタブーに酔ったかのような皇帝」という表現、言い得て妙で、なるほどと唸らされました!さすが紫瞳さまです。
ユオーミの未来を賭けて、皇帝率いる帝国軍と激突する終章、始まりました。
この物語の行方を見届けていただけるよう、頑張ります。
いつもありがとうございます!
第90話 崩壊への応援コメント
手に汗を握る怒涛の展開でした。「お前の部下など疑っておらん」からの流れがイイです! 欲望ばかりが渦巻く中でニアティ格好良すぎる。
ユラーカバネの愚かさには呆れるしかありませんが……切れ者のレイシアもここまでのクズとは想定外だったのでしょうね。でもしっかりと脱出している皇帝。教団は残ったとしても言いなりに成り下がりそうです。
その前にニアティらが脱出できるのか。そしてレシュトロは何処に。こうなると彼女も或いは……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ニアティを格好良いと褒めて頂きありがとうございます!
彼女、汚れ役を背負いながらも、かなり真っ直ぐな性格で、書いていても気持ちが良いです。
レイシアは元々かなり論理的に考える人間なので、ユラーカバネという人間が理解できていませんでした。そこが運の尽きでした…。
ここから、章の終わりまで一気に駆け抜けます!
第89話 怪物への応援コメント
『もし、あなたの父親を名乗る人物が現れたら迷わず逃げなさい。決して心を許しては駄目』
このラニーアの言葉が重いです。ラニーアはアガナタに言えなかったのですね。思い込みで聞き出さなかった/当然知っていると思った、かもしれませんが、それもまた、アガナタの絶望を深めているように思いました。そしてタイトルの『怪物』はアガナタのことでもある。彼の絶望の向かう先は……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ユラーカバネは、ラニーアを襲った際に身分と名前を名乗ったのです(裏設定)が、ラニーアは自分を襲った人物についてアガナタには話しませんでした。
それは、そのことをアガナタに話せば、間違いなく彼はそれを背負ってしまうと理解していたからです。ユラーカバネを付け狙うということは、アガナタが教団を直接敵に回すということで、それは彼女の望む所ではありませんでした。そうではなく、彼にはただ、側にいてほしかった…。
そして、まさにおっしゃるとおり、タイトルの「怪物」はアガナタのことも含んでいます。彼の絶望に思いを寄せて頂きありがとうございます。とても嬉しいです!
第85話 時が満ちるへの応援コメント
それぞれの覚悟が語らましたが、やはり「耳飾りをしなくても気付いてもらえない」がニアティにはショックでしょうね。これで彼女の気持ちは……イザという時には、ユオーミを助けてくれそうな気がします。
そしてユラーカバネ側は、みんな裏があって、それぞれの思惑で動いていますので、少なくともレイシアの企みは失敗しそうです。いえ、失敗しろ~! 嵐の前の、息を止めて読む緊張感が味わえる回でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、ニアティにとって耳飾りの件はショックでした。朧に誘ってくれた時にレシュトロがくれたものだったのに、それを身に着けていなくても気づかれない…。しんどいですよね。
ゆっくりと「その時」へと向かう緊張感を味わって頂けて嬉しいです。
レイシアの計画、各々の思惑が交錯する中で、どんな結果を迎えるのか。予想を裏切り、期待に応えられるといいのですが…(汗)
第97話 赤い花への応援コメント
そういえばアルバーダ将軍、あの時ユオーミが掴んだ希望でしたね。
騎兵の強さが、馬体と装備の重量、速度でちゃんと描かれているのがたまりません。歩兵の中を赤い翼が駆け抜けていく場面、迫力にドキドキしました。
それにしても、アカネイシア王も、告解のときとちがってかっこいい! ユオーミが積み重ねてきた旅の効果が出てきているのが嬉しいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、ユオーミが王都で掴んだ希望がアルバーダでした。重い展開が続く中で、彼らの活躍がちょっとした希望になっていれば嬉しいです。
馬には乗ったことが無いので想像による部分が多いのですが、丈王さまにちゃんと描けていると言って頂けて安心しました。ありがとうございます!
アカネイシア王も、病気&軟禁状態から開放され、王位継承問題も解決して往年の胆力が戻ってきています。伊達に一国の王ではなかったということですね。
そして、おっしゃるとおり、これらは全てユオーミが旅の中で獲得したものです。そこを拾って頂きありがとうございます。
ここからアガナタたちがどう動くのか、最後まで見守っていただけると嬉しいです。
第97話 赤い花への応援コメント
アルバーダ将軍きたーー!!
アカネイシア王が「……お前たちの負けだ」と言ったシーン、ぞくぞくっとしました!奥様を連れてきてたアカネイシア王、気になってたんですよ!何か状況の変わる一手を持ってそうな感じがして、しかしこんな頼もしい援軍がくるとは!
ユオーミがつないだ縁、リスペクトが思いがけない形で救いとなりそうですね!
レイシアは不敬すぎてびっくり…。ヴァスローの反応も、なんだか気になります。アルバーダ将軍となにか関係があるのでしょうか。
冒頭の接近戦が生々しく、「作業」という言葉が残酷で、その通りだなと思います。
兵士たちとはいえ、既にたくさんの血が流れているのに、更に街を焼払えだのと酷悪なことを言うグルジオ皇帝!ユスノウェルらが必死に積み上げてきたものが、虚しく崩れ去りそうで苦しくなります。
どうなるんでしょうか!!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
アルバーダ来ました!アカネイシア王にとって不測の事態ではありましたが、後継者の第一王子が「父上ならこうする」と決断して軍を動かしました。頼もしく感じて頂けて嬉しいです。
レイシアは、自身の有能さ、そして「勝たねばならない」という強迫観念故に、思い通りにならない現実を受け入れられず、癇癪を起こしている状態です。元々、自分に自信があり、能力主義者なので、年上とか、爵位とかにリスペクトを感じない性格なのもあります。
ヴァスローは、すみません、純粋に強くて名のある者と戦って勝っちたいという欲求です。彼の本命は鬼神ですが、有名人の名前を聞いて気持ちがグラついたようです(汗)一方で、冷静にレイシアの様子を観察もしています…。
アルバーダの登場で押されてはいますが、帝国軍は圧倒的な人数を揃えていますし、皇帝も残忍ですが有能です。
何もかも崩されてしまいそうなこの危機に、アガナタが何を棄てて何を選ぶのか。次回、決断の時が来ます。
第83話 彼女の世界への応援コメント
なるほど。異常な心酔の裏には、やはり性的虐待の過去が。ユスノウェルに救われて、逸脱行為の矛先が暴力に尖鋭化して……それでもこの汚れた二人には、本当に自分たちの選択が平和に繋がったのか、悩んで欲しいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
レシュトロにとって、ユスノウェルこそが生きる意味になってしまっています。元来の有能さに加え、決して躊躇わない彼女の存在無くして朧は成立せず、また、彼の三十年に渡るの戦争のない統治への貢献は突出しています。
彼らはそんな血塗られた道に何を思うのか。
ユスノウェルがこんな事に手を出した経緯が語られるのは、もう少し先の話となります。
第82話 帰還への応援コメント
ひと皮剥けたアガナタも、真の自分をに気づいたニアティも、命を懸けることを躊躇しなかった守護神官たちも、みんなユオーミが変えたのだと思うと涙が出そうになりました。
本物のナァラ、そしてベイツもユラーカバネ組も、レシュトロもこのままでは終わりそうにありませんが、最後まで見届けたいです!
作者からの返信
嬉しいコメントをありがとうございます!
これまでの、悩み、苦しみ、時に命がけだったユオーミとの旅路が、「個人として存在してはならない」はずの奉献の徒の皆を、そしてニアティにまで大きな影響を与えました。
皆で覚悟を確かめ合い、この先に待つ生贄の儀式へと挑みます。
おっしゃるとおり一筋縄ではいきそうもありませんが、ご期待に応えられるよう頑張ります。
紫瞳さま、いつもありがとうございます!
第81話 泥濘の誓いへの応援コメント
アガナタ、まるで子供のようなダダを捏ねましたが、拷問を受けていましたからやむを得ないでしょうか。それでもユオーミと、もはや良い人(?)ニアティの張り手で目が醒めて良かったです!
そしてもう、こちらは完全に悪者感を漂わすユラーカバネの一行。ヴァスローの目的からすれば「排除」までは一致しているかもしれませんが……雇い主の予想を超えることは間違い無さそうに感じます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
アガナタはラニーアを救えなかったことで自己肯定感がマイナスに振り切れていますが、ユオーミを守ることで何とか心を繋ぎ止めていました。しかし、レシュトロに徹底的に心を潰された上、ユオーミに対して惨めな姿を晒し、更に彼女に傷まで負わせてしまったため、守護者としての存在価値を失い、あんな感じになってしまいました…。
ニアティ、そしてユオーミが引き戻してくれなかったら身動きが取れなくなっていたかもしれません。ニアティ、ナイス張り手でした。
ユラーカバネは登場時は良い人っぽかったのですが…(汗)
ヴァスローという爆弾を含め、各自の思惑が交差しつつ、物語は禊の儀式へと向かいます。引き続き見守っていただけると幸いです。
第80話 赫い抱擁への応援コメント
雨包おん様! 凄かったです。戦闘シーンではないのにギリギリの戦いが繰り広げられて。肉体的には勿論のこと、精神的にも狂気のぶつかり合いこそが心を抉ってきました。そして信じていたものが崩壊しつつある朧の二人。あれ、ベイツめは一人ほくそ笑んでいる? 続きも楽しみです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
お褒めいただきありがとうございます!
私は感情移入しながら書くタイプなので、この12章は書きながら自分でも結構しんどかったのですが、そう言って頂けて嬉しく、またホッとしております。
露悪的なものが書きたい訳ではないのですが、綺麗事にもしたくはなくて…。
ベイツは、目論見通りになってニンマリですね。
アガナタのピンチは去りましたが、生贄の運命を巡り、ここからが本当の戦いになります。
いつもお読み頂き、本当にありがとうございます!
第77話 十五年前の巫女への応援コメント
ベイツは何処に!? と思ったら隠れていたのですね。鈴の仕掛けは彼が。自分の命惜しさの対策が間一髪、アガナタの命を救ったのは皮肉が効いています。
赤の神官もアーオステニアにアガナタの所在を確認させる良い手でした! 彼女は捕まりそうですが、地下牢に向かっているのは……凄いことになりそうです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ベイツとしても、レシュトロとの遭遇は避けたかったようで、おっしゃるとおり間一髪でアガナタは助かりましたね。危なかった…。
赤の神官は捨て身の作戦を決行しましたが、無事逃げおおせるのは状況的に難しそうですが、果たして。
そして、一方の地下牢。ヤバいです! ストレスフルな展開にお気をつけください…。
第75話 聖域の守護者への応援コメント
実際にはアガナタはラニーアとその忘れ形見ユオーミを救いたいという個人の感情が大きいとは思うのですが。
本質的には善の人であったニアティには、彼にNoblesse obligeを体現する眩しさを感じているのでしょうか。
彼女の変化が鍵となりそうですね。そしてやはりアガナタそして何よりもユオーミに感化された無謀な赤の神官は、どのような波紋をもたらすのか。楽しみです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、アガナタの動機は個人的な思いが多分に含まれていて、それは贖罪と自己断罪に基づくものです。
ただ、無私では無くても、ユオーミを守護するアガナタが、自分の生存を全く考慮に入れず、自分を使い潰すような献身で、圧倒的な覚悟と結果を示したことで、ニアティは畏怖すら抱く衝撃を受けました。
それは、数多の力なき正義を葬り「どうせ世界は残酷で、希望など無駄だ」と心を眠らせていた現実主義者の彼女にとって、言い訳を許さないほどに魂を揺さぶるものでした。
そして赤の神官の無謀な行動…。様々な思いが交錯し、やがて収束してゆきます。見届けていただけると嬉しいです!
第74話 信念への応援コメント
無能であることを自覚できた管理神官。真面目な彼が何かしてくれそうな予感がします! そして行動に移してしまった赤の神官。ユラーカバネが信用ならないのですから、微妙にクーデターが失敗した方が良いのかも。ユオーミの命だけは何とか……助かって欲しいですが……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
管理神官、おっしゃるとおり自分を見つめ直す機会にはなりました。根は真面目なんですよね…。
そして赤の神官の行動が吉と出るか凶と出るか。というか、どうするつもりなのか?
ユラーカバネ、信用しきれませんが、クーデータがないとユオーミがそのまま生贄になってしまうので、アガナタ的には突っ走るしかない状況です。が、そもそもアガナタが投獄されていて、かなり混沌としていますね。
第96話 物語の住人への応援コメント
教団の成り立ちを、こうしてユスノウェルとアーオステニアの口から聞くと、複雑な気持ちになります。今の教団は、本当の地獄を見てきた彼らなりの正義を形にしたものだったのですね。鬼神も作られたものだったとは……人間の心理をよく考えて練られた物語と仕組み。
正しさなど贅沢品に過ぎない、というアーオステニアの言葉に肯きながら、アガナタさんは父の願いを受け止められるのか気にかかります。
そして、ここにきてレイシアの過去が語られました。レシュトロとレイシアのやり口は、私的に、絶対許さんぞ案件なのですが(ごめんなさい)なんか同情もしてしまいます。怪物ユラーカバネがあんなんだから、計画も狂わされるし、苦労しますねえ。嵐の前の静けさ、怖いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ユスノウェルとアーオステニアの正義。それは、地獄のような現実に対する緊急避難的なものでしたが、その中で彼らなりの最善を目指した結果でもあります。一国を救っても戦争は亡くならない。大陸の平和を願うなら、国境を越えられる信仰こそが最適と考えたのでした。
また、レシュトロとレイシアの境遇に思いを寄せて頂きありがとうございます!
彼女たちも他の皆も、ままならない現実の中で必死に生きようと藻掻いた結果が今なのだと思います…。やってることはエグいですが。
まさに、正しさなど贅沢品と言ったところでしょうか。
アガナタが、父アーオステニアの言葉を聞いて何を思ったのか。旅の果てに、圧倒的な絶望に包囲されたこの状況で、彼がどんな思いで何を選ぶのか。
…次回、ついに帝国軍が動き出します。
第96話 物語の住人への応援コメント
必要悪なのかもしれないけれど……すごい信念をもって行ってきた二人なのですね。
いつか自分たちも裁かれる側になる覚悟まであったのだと思うと、簡単に否定できなくなるのが苦しいです。
せめて生贄の巫女だけは裏で生かしてあげていたら、とかつい、甘いことを考えてしまいます。
そしてレイシアの過去を出してくるのは……ずるい!
憎めなくなってきちゃうではありませんか!
ああ、でも! こういう敵側にも信念と情念があるの……大好物です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
この二人も、ある意味アガナタのように「現実を拒絶し、塗り替える」為に覚悟を持ってやってきていて、彼ら自身も「物語」の円環に閉じ込められています。
この平和な30年間、彼らは常に断罪の日を隣に感じながらその手を赤く染めて生きてきました。それは多分、想像を絶する生き様で、アガナタに負けないくらいの地獄を心の中に飼い慣らしているのだと思います。
そしてレイシアですが…「ずるい」「大好物」とのお褒めの言葉、ありがとうございます!嬉しいです!
彼女は元々優秀さ故に他人への共感性が低いのですが、皇帝に追い込まれたことでさらにそれが先鋭化されてしまっています。
彼女の信念と情念の行きつく先がどこなのか、見守っていただけると幸いです。
第71話 本能への応援コメント
地下牢の何かの染み。うわあ~です。そして舌を嚙みきることの困難さに触れられるのはさすがでございます。筋肉の塊ですからね。そして舌切断の出血では死なないので、舌根収縮による窒息という。
それでも切腹という無茶苦茶な文化もありましたから、不可能ではないのが恐ろしいところです。実は拙作でも登場します……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
痛いだけで死ねないのは辛いですが、アガナタも理性を失っていて、自罰衝動が暴走していた感じですね。
舌噛み切り、紫瞳様の作品にもあるのですか!お互い世界観がハードですね(汗)。
切腹は…冷静に考えると狂った文化ですよね。介錯だけでは駄目で、意思を示す為に自らの腹を斬らなければならないという…。
第90話 崩壊への応援コメント
ユオーミの体が無事でよかった…。それに尽きます。もうそれだけがひたすらに怖かったこれまでの展開でした。
ユラーカバネの生い立ちに同情する点がありはするものの、かといって許されることでは決してないですからね。
もうアガナタはずっとユオーミの傍にいて。その手を離さないで。そんな気持ちでいっぱいですw
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ユオーミのことを心配頂きありがとうございます!
ユラーカバネの正体判明からの急展開でしたが、一旦その毒牙からは逃れることができました。
彼にも確かに同情の余地はありますが、おっしゃるとおりこれはアウトですよね。
アガナタにユオーミの傍にいてほしいと思って頂き嬉しいです。アガナタも必死で彼女を守ろうとしますが、状況はかなり複雑で…。
この二人の行く末を見守っていただけると幸いです。
第70話 守るべきものへの応援コメント
やはりニアティ、来てくれると思いました! でも管理神官を処分しなかったのは意外でした(く、黒すぎで申し訳も……)。
ユオーミ、アガナタ、オッドー、皆がニアティを変えたのでしょうね。そしてハッキリと露になった帝国の影。
ユラーカバネにもヴァスローにも再び対峙しなればならないでしょうが、アガナタにも再会して、皆で切り抜けていって欲しいです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ニアティが来てくれました!
彼女が管理神官を処罰しなかったのは、これ以上聖都入りを遅らせたくなかったのもありますが、おっしゃるとおり、ユオーミたちが彼女の眠っていた色々な思いを呼び覚ましたのもあります。彼女の変化を感じて頂けて嬉しいです。
ユラーカバネやヴァスローともいずれ決着を着けなければなりませんが、まずはアガナタということで、次章では囚われたアガナタを軸に話が進みます。
相変わらず重いシーンも有りますが、見届けて頂けると幸いです。
第64話 希望なき行進への応援コメント
こ、この新・管理神官は……でも、逆に言えば何も知らされなかった小物。朧が護衛しているでしょうし、ユオーミも聖都までは無事に……いきそうにないところが怖いです。無能な堅物、役立たす振りを存分に発揮していただけるのでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
さすがです。おっしゃるとおり、朧が見守っています。その上で、無事に聖都まで辿りつけるのか……。
なお、新・管理神官、きっと役たたずぶりを発揮してくれるはずです(笑)
第81話 泥濘の誓いへの応援コメント
アガナタが無事で本当によかった…と思いました。体の一部を失ってもおかしくないほどの拷問を受け、どうなってしまうのかハラハラしていました。
そしてようやく、本当の意味でユオーミを思うことができるようになったんだな、と感じました。
ユオーミより遥かに年上であるアガナタの動揺ぶりがかわいかったですw
作者からの返信
コメントありがとうございます。
レシュトロの拷問が心身ともにエグくて、書いていても私もキツイものがありました(汗)
でも、ボロボロになって弱さを晒したことで、ユオーミが彼に寄り添い、彼自身も変わり始めることができました。
医務室のシーンでは、精神年齢が完全に逆転しています(笑)
役割という仮面を外してしまうと、彼の心は15年前の少年のままなので、14歳でありながら、告解の儀等の過酷な経験を経てきたユオーミには全く太刀打ちできません。タジタジです。
そんなアガナタをかわいいと言って頂けて嬉しいです。
いつもお読み頂きありがとうございます!
第95話 贖罪への応援コメント
副神官長ギュネス!
レシュトロに蹴られたらいい!ニアティの汚物を見るような目、最高です!
教団を応援したくはありませんが、アガナタさんが合流を決めたなら仕方ないです。
しかし、アガナタさん、自棄になっているとしか思えず……どうしても自分を許せないんでしょうね。ユオーミが駆け付けてくれてよかった!侍女さんグッジョブ!
象徴の紐飾りが千切れたのは不吉でしたが、そのショックでアガナタさんが正気に戻ってくれて、ほっとしました。
そして、守るべき存在だったユオーミが、逆に今、アガナタさんを支えようとし、鼓舞する様に胸が熱くなりました!アガナタさんも家族、と呟いたユオーミが愛おしすぎました。アガナタさんにとっても、こんなに嬉しい言葉ってないんじゃないでしょうか。
運命に抗うことを決めたアガナタさん。贖罪の機会を逃したとはまだいえない……と信じております。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ギュネスとしては、裏切った教団の面々の前に出たくは無かったのですが、レイシアから「少しは役に立て」と押し出された感じです。結局面の皮は厚いのであんな感じでした。
ユオーミの思いを受け取って頂き嬉しいです!アガナタはボロボロで、ユオーミも必死でした。
覚悟を決めたアガナタたちの、最後の抵抗が始まります。見届けていただけると幸いです。
第95話 贖罪への応援コメント
アガナタ、贖罪の方向が危なすぎる……。
侍女さん、アガナタの動きを見て、ユオーミに伝えてくれたのでしょうか。
ラニーアの紐飾りが、アガナタには責めているように、ユオーミには止めているように見えるのが、すごく好きです。
それに、赤の神官さんに家族だと言ってもらったユオーミが、今度はアガナタに「家族なんだから」と言えるのがもう最高です。
受け取った言葉を、ちゃんとアガナタにも渡しに行った感じがしました。
作者からの返信
お見込みのとおり、侍女がユオーミに伝えてくれました。
千切れた紐飾の感じ方の違い、そして、ユオーミの「家族」発言を感じ取って頂きとても嬉しいです!
ユオーミ、家族と言われて救われて、自分も、その気持ちを彼に伝え救いたいと思ったのでした。
いつもありがとうございます!
編集済
第62話 青い煙への応援コメント
アルバーダ将軍、なんと粋な。まさにイケオジ! 青い烽火……やはり藍の粉末か藍銅鉱か……などと考えてしまうのが悪い癖なのですが、喜ぶユオーミと不振がるアガナタの対照的な顔を見てみたいものです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
アルバーダ、ライバル不在のイケオジ枠です(笑)。
狼煙の色ですが、あまり詳しくないので、リアリティのために一応書きながら調べたのですが、他と解像度が合わなくなるので文章としては削っています…。おっしゃるとおり、藍の粉末を煙に乗せて飛ばす設定です。すぐにそれが出てくる紫瞳さま、流石です!
ユオーミとアガナタの煙に対する対象的な表情、私も見てみたいです1
編集済
第61話 絆への応援コメント
巫女という肩書きを突然、与えられるのも大変でしょうが、王子は生まれたときからですし、お付きの者たちの都合もあればライバルもいる。それを兎にも角にも一人の人間同士として話し合いに持っていったユオーミ、達成感も一入ですよね!
そしてラストの笛も不穏ですがアガナタも心配です。これも魂喰いの副反応だったりするのでしょうか……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、ユオーミは肩書ではなく一人の人間としての話し合いに持ち込んだことで、彼らの絆を繋ぐことができました。彼女の達成感を感じ取って頂きありがとうございます!
アガナタの不調は、金属棒を失った事による不安が大きいですが、心と体は繋がっているので魂喰いの影響も無いとは言えない状況です…。
第60話 炎への応援コメント
ユオーミ、告解の儀の経験の積み重ねでついに大きな壁を乗り越えたように感じました。薬に頼らずに二人の王子の心を動かせるのでしょうか。
そして同じ孤児院出身で固めているからには女性だと思っておりましたが。逃がしたことが良い方に転ぶといいのですが……綱渡りが続いて目が離せません!
作者からの返信
紫瞳さま、いつもありがとうございます!
ユオーミがこれまでの経験を糧に、心の中の炎を経て、王子たちも自分と変わらないただの人間であるとと気づきました。ここからどうやって二人の王子を繋ぐのか…。
そして同じ孤児院出身の「朧」の面々をめぐる謎や、逃がした者たちの因果がこの先どう絡んでいくのか……。緊張感のある展開が続きますが、引き続きハラハラしながら楽しんでいただければ幸いです!
編集済
第55話 手紙への応援コメント
あっ……申し訳も。遺言でございましたか。そして「父を名乗る人物からは逃げろ」と。まさかの大導主ですからね、ユオーミは固まってしまうかも。アガナタが「俺も父のつもりだ」などと言って混乱させませんように(!?)
そしてアルバータ将軍は本当に信頼できそうですが、アガナタが驚くほどの大胆な作戦を立案してしまうとは。ユオーミの覚悟が将軍を動かしたのですね。彼女は本当に成長しました。本物の巫女様です!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ユオーミはまだ自分の父親を知りませんが…。アガナタが「父のつもりだ」と言ったら…アガナタ黒幕説にユオーミ大混乱ですね
(𖦹ࡇ𖦹)
おっしゃるとおり、ユオーミの成長は目を見張るものがあります。アルバーダをも巻き込み、アガナタの予想を越えた動きに彼がどう応えるのか…。作戦の行く末は次章に持ち越しとなります。
第94話 圧潰への応援コメント
赤の神官さんがいい仕事しすぎです。「理由なんて、いらないんだよ、ユオーミ」だなんて。
いろんな理由に押しつぶされかけていたユオーミにとって、その言葉って、すごく響いたと思います。
生まれとか、巫女だからとか、母に愛されていたのか、とか……。贖、ん、あ、まさかアガナタさんの名前って……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
赤の神官の言葉、いろんな理由に押しつぶされそうだったユオーミにとって、本当に一番欲しかった救いでしたよね。ただ存在を肯定する彼女の言葉と抱擁に、温かい気持ちになっていただけて嬉しいです。
登場人物の名前については、音の感じで決めていたりします。本当は「カムパネルラ」とか「グスコーブドリ」といった宮沢賢治氏のような、少し不思議で、でも愛着が湧くようなものにしたいなぁと思っていますが、実際は難しいですね。
ただ、アガナタの名前は、正直格好良くもなく、どこか和風で、ちょっと変な名前だなとは思ったのですが、何故か「この響き、この名前しか無い」という気持ちが強くて採用となりました。
今思うと、丈王さまの言われるように、私自身が無意識のうちに「贖(あがな)う」という彼の生き様に引き寄せられたのかもしれません。
丈王さまの鋭い考察に鳥肌が立ちました! ありがとうございます!
なお、ユラーカバネは「屍(かばね)」を意識していたりします。酷い名前だ……(汗)。
第94話 圧潰への応援コメント
ユラーカバネの奴、度し難いですね…。
ユオーミは仮にもおまえ…いやいや!ないわぁって震えます。
赤の神官さんは本当に優しい人ですね。自分を責めるユオーミに、シンプルで大切な言葉をかけてくれました。自分を自分として見てくれて、それでいいんだよと肯定してくれる人に、ユオーミもやっと心のままに泣くことができました。これまでの辛かったり悲しかったり怒ったりといった負の涙ではないことに、ほっとします。
一方で、アガナタさんは一人孤独に苦しんでいて、誰とも分かち合えない地獄のような苦しみが伝わってきて、何とも言えません…。
アガナタさんの決意、どうなるのか…。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
生い立ちに色々あれど、ユラーカバネの度し難さは本当に「ないわぁ……」ですよね。
だからこそ、自分を責め続けるユオーミに赤の神官がかけてくれた言葉と、ようやく流すことができた「温かい涙」に、ほっとしていただけて本当に嬉しいです。
そして、一人で地獄を這いずり回っているアガナタの孤独と苦しみに、深く寄り添っていただきとても嬉しいです。限界を迎え正気を失いつつあるアガナタ。彼の決意と、二人の運命の行く末、見守っていただけると幸いです。
第50話 苦渋への応援コメント
第一王子も善良そうに見せて堂々と暗殺宣言。強そうなヴァスローとそしてフードの男は、橋の時の……?
雫石は、自白剤系なのか、妊娠検査か、血筋でも分かるのか。四方皆敵という感じでございますね。ユオーミは立派に巫女の務めを果たしているのに……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、ヴァスローはヌクメイの橋でオッドーを追い詰めたあの男です。
ユオーミ、第一王子を含む、ドロドロの政争に巻き込まれつつも、真摯に務めを果たしていますが、アガナたち奉献の徒と引き離されてしまって、孤独な戦いになってしまっていて、厳しいですよね……。
雫石について、その役割が明らかになるのは少し先になります。
第48話 信念と覚悟の剣への応援コメント
王ですら、巫女システムの真実を知らされていないのですね? 世俗と宗教の権力と権威が別れているようで、真の力関係は明らか。宗教側が清廉であれば素晴らしい牽制になるのでしょうが。
でも巫女は切り捨てですものね。やはり変えていかねば。行き詰まった現状にユオーミが顕れたのは、まさに天恵かも。そして鬼神は朧と思っておりましたが、何か別の力も……?
作者からの返信
考察頂きありがとうございます!
おっしゃるとおり、巫女や告解の儀の秘密は王たちも知らず、教団の権威は各国を圧倒し、逆らうことは事実上できません。その結果として30年間の平和が実現したのも事実ではあるのですが……この功利主義の犠牲になっているのが巫女なのですよね……。
ユオーミがこの年、生贄の巫女(偽物ですが)となったのも、アガナタが管理神官となったのも、運命のいたずらというか、確かに天恵かも知れませんね。
鬼神の正体は……ぜひ見届けていただければと思います。
紫瞳さま、いつもお読み頂きありがとうございます!
第45話 無限の牢獄への応援コメント
ラニーアも成人とは言え15歳の少女。巫女にさせられて意に沿わぬ妊娠をして……辛すぎですよね。むしろ、よくぞユオーミを産んでくれました。
これからは政治的な駆け引きになるのでしょうか。複数の思惑が入り乱れておりますが、誰が本当に味方になってくれるのか……。
作者からの返信
ラニーアの苦しみに寄り添って頂きありがとうございます。
あんな結末になってしまって、本当に辛い人生ですよね。他人との関わりをほぼ絶たれてしまった彼女にとって、一緒にいられた時間は僅かでしたが、ユオーミは希望でもありました。
そして、仰る通り、ここからは各勢力の思惑が絡み合う政治劇の側面が強くなります。誰が本当の味方なのか、そしてアガナタがどうユオーミを守り抜くのか……。見守っていただけると幸いです。
第44話 結末への応援コメント
凄まじい大活劇。逆転に次ぐ逆転で息もつかせぬ描写の連続から、まさかの結末。予備の巫女一行が憐れで、ニアティは正に悪役なのですが、何故かユラーカバネの方が不気味に感じました。ユオーミたちは暫しの休息を得られるのでしょうか……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
凄まじい大活劇と言っていただけて、嬉しいです。 ありがとうございます!
平和のために少女を使い捨てる世界の歪みが、予備一行の悲劇とニアティの振る舞いに凝縮されています。
任務のために感傷を捨てようとするニアティと、野心を抱いて現れたユラーカバネ。敵味方が入り乱れる中での不気味さの対比を感じ取っていただけて光栄です。
何とか王都へと到達し、一時的に命の危険は遠のきましたが、心安らかとは中々いかないようです……
第93話 偽りの巫女への応援コメント
赤の神官、抱きしめてくれてありがとう……。偽物でも、生きていたいと思えたユオーミが、自分の名前を名乗るところにじーんとしました。
それにしてもグルジオ皇帝、黒すぎる。祖父からの忠臣でさえ、自分の本懐の邪魔になると消すなんて。
とはいえ、許嫁を鬼神に奪われたと思っているのですね。グルジオ皇帝にも、謎がありそうだと考えてしまいます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
多くの困難と葛藤の果てに、ついにユオーミが本当のことを語れました。そして、そんな彼女を抱きしめた赤の神官の思いを拾っていただきありがとうございます。
彼女の抱擁のおかげで、ユオーミ、ようやく自分の名前を言えました。
グルジオ皇帝、後戻りできない道に踏み込んだので、最早何を棄ててでも成し遂げるという、覚悟ガンギマリです……。
皇帝の謎の有無は……見届けて頂けると幸いです!
第93話 偽りの巫女への応援コメント
ユオーミ!!もう隠さなくてもいい、本当の名前。奪われた名前を、自ら打ち明けられました!
奉献の徒たちが戸惑いながらも、あたたかい反応でユオーミを巫女として認めてくれたことに、胸が熱くなりました!
とはいえ、状況は絶望的……。
グルジオの動きがあまりにもスムーズで驚いたのですが、ベイツが一枚どころか何枚も噛んでたわけですね。グルジオ皇帝の独白は、かなり読みごたえがありました。皇帝はヤバい程の冷徹さで、事態を量っているし、私怨もあって、教団もただでは済まなさそうです。神などいない、という言葉を容赦なく、その通りに示しそうですね。
今のところ、希望が見いだせなくて、どんよりしております。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ユオーミ、ようやく本当の名前を取り戻すことができました。本当に長かったですよね。
でも、おっしゃるとおり絶望的な状況で……
ベイツは、かなりやらかしてくれました。彼の裏切りがなければ朧を擁する教団がこんなに一方的にやられる事はなかったのですが。
そして、はい、皇帝ヤバいです。彼は力でもって全てを飲み込むつもりですが、この極限状況を前に、ユオーミとアガナタ、ユスノウェルとユラーカバネがどんな決断を下すのか……。
暫く重い展開が続きますが、見守って頂けると嬉しいです。
第37話 確信への応援コメント
ああ、やはり薬物による有力者からの情報収集システム。だからこそ、巫女本人の資質は重要ではない。むしろ言いなりになる娘が良い。そして情報を聴き終わったあとの狼藉は……見目麗しいことも条件に入れているとすると……ええい、大導主は滅びよ!
このシステムを覆すのは大変そうですが、協力者(信用できるのか?)もいることですし、なんとか希望ある未来に辿り着いて欲しいです! ユオーミもアガナタもオッドーも、みんな頑張れ!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
秘密に包まれていた儀式の正体は、巫女を記憶媒体とした機密情報収集システムでした。
あまりにも巨大な敵を前にして、どう希望を見出すのか。正直かなり分が悪いのですが、彼らは諦めていません。応援していただけて嬉しいです!
第36話 後悔への応援コメント
やはり命を預け合う懸命の山越えを共にしたことで、みんなの絆が強くなりましたね。プライベートの告白合戦とは。
そして期限切れの危機に、思わぬところから助けが? と思いましたのに……真の敵は貴女では、という。レイシアからは早くも傾国の美女の雰囲気を感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、命懸けの山越えを経てこその絆と会話でした。ルール違反ではありますが、だからこその得難い関係ですね。
そしてレイシア、味方かと思いきや、「あ、この人違うわ…」という冷徹ぶりでした。怪しすぎますね。
期限切れを知らないアガナタたち。迫る刺客。怪しい人物たち…
奉献の徒の絆が試されます!
第92話 黒い黎明への応援コメント
本当にユオーミとか、これからどうすればいいんだ…と思っていましたが、グルジオ帝国!援軍!?
てか、ユラーカバネにまだ協力者がいるんですか!あいつ後先考えないで自制もできないし、仲間内にいたら迷惑極まりないし、トップとしての器もありませんし…。断罪を望みます!!
教団はこれまで通りとはいかなさそうですよね。
アーオステニアはいい人なので悲しいですが、ユスノウェルと共に築き上げた教団は、結果的には負の側面だけが強調され、失墜した権威を取り戻すことはなく瓦解という形になりそう…。
ニアティはやっぱり筋の通った女傑でしたね!レシュトロとかどうなったんでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
混乱の極みから、狙いすましたように帝国軍が姿を表しました。
ユラーカバネは、彼本人というより、「大導主の息子」として利用価値があるので、色々と集まってきてしまうのです。彼にとって仲間と呼べる人たちかどうかは疑問ですが…。
混沌とした状況ですが、ニアティがいてくれるのは心強いですよね!レシュトロは、彼女の世界たるユスノウェルが負傷してしまったので、多分パニックになりながら彼の世話をしていると思います。
そしておっしゃるとおり、教団はこれまでどおりとはいかないですね。もうだめぽ。
次回、絶望が積み上がったこの状況から最後の章が始まります。
彼らが何を選び、何を諦めるか。その生き様を見届けていただけると幸いです。
編集済
第92話 黒い黎明への応援コメント
ニアティが、ユオーミのことを聞いて本気で怒るのがうれしいです。レシュトロには届かなかった良心とか、理想とか、いろいろなものが怒りとなって出たのかなと思います。
侍女もそうなのですが、ユオーミのまわりに女性の力が集まってくるのもうれしいですよね。
そして、グルジオ皇帝、やっぱり偶然じゃなかったー!
この黒さが半端なく怖いです。めちゃくちゃ用意周到に来てた💦
黒地に赤い糸で蛇と王冠、なんと禍々しい。
続きが気になります。
*
見ていただいてありがとうございます😊
こっそりすぎますよね、このサービス💦
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ニアティの怒りとその裏側にある思いを汲み取って頂き、すごく嬉しいです!
おっしゃるとおり、彼女は色々な思いを抱えていて、それは、彼女自身が変わりつつあることとも関係しています。
ユオーミの周りに女性の力が集まってくる様についても嬉しいと言って頂きありがとうございます!
今まではアガナタという一本の糸で世界と繋がっていた彼女が、彼女自身を認められることで世界との繋がりが増えてゆく。根無し草が、大地に少しずつ根を張るような感じでしょうか。
そして、グルジオ皇帝。やはりやってくれました。(丈王さまの洞察力、さすがです!)
最後の舞台が整い、次回から終章となります。過酷な戦いに身を投じる彼らの行く末、見届けていただけると嬉しいです。
※誤字脱字報告、ありがとうございます! 初めてその機能を見たのですが、なんと9話でもご指摘頂いていたのですね。気づかなくてすみません。本当にありがとうございます!!
編集済
第35話 因果への応援コメント
お恥ずかしながら、村長の娘のナァラの処遇については全く考えていませんでした。そうですよね、座敷牢状態で隠れ住むしかありませんよね。そして金貨3枚を所持していた養父母の遠縁が住む村を頼ってみたのですね。
村長一家は下衆ですが、金貨に手を付けなかった養父母はさすが託された夫婦だけあって立派でした。そして何よりも処罰を求めないユオーミの成長が立派です。亡きラニーアも養父母も喜んでいるでしょうね。そして、間違いなく真の巫女として成長しつつあるのに状況は絶望的で……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ナァラの状況については、私も初め特に考えていなかったのですが、村長を再登場させるに当たって考えてみたら、全く救われていない事に気づいて驚いてしまいました。
本編には出てきませんが、養父母は子どもが欲しかったけれど恵まれず、ユオーミを引き取ったため、お金には興味がありませんでした。それに、田舎に住むものからしたら、商売人でもない人物が金貨を使うことで人々の耳目を集めてしまいますので、そういう意味でも使わなかったようです。
ユオーミの心境に心を寄せて頂いて嬉しいです。
彼女は、別に村長たちを許した訳ではありませんが、もはや恨んではいませんでした。過酷な旅路ゆえの成長ですが、過酷な運命自体は変わらないというのが厳しいですね…。
第34話 墓への応援コメント
前話でアガナタが村の名前を見て眉間の皺を深くしたのは、そういうことだったのですね。災い転じてでしょうか。偶然とはいえ良かったです。アガナタは朽ちかけた墓標を維持し続けてきた甲斐がありましたね!
ユオーミもラニーア母さまの墓参りができて良かったですが「元気で生きているから」と言えないところが切ないです。既に新しい巫女の一行が……でも朧が一枚岩ではないのが救いとなるのでしょうか……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
この村に来ることになったのは偶然ですが、ユオーミにとってかけがえのない機会となりました。彼女の気持ちを汲み取って頂きありがとうございます!
新たな巫女と奉献の徒が動き出し、朧がユオーミたちを探している状況です。何も知らないアガナタたちはどう動くのか…。
編集済
第91話 再演への応援コメント
少年アガナタの好奇心からの小さな発見と知恵が、またこうして彼や仲間たちを救うことになったのですね!
思いがすべて言葉にできるなど、それこそ思い上がり、というアーオステニアの感慨が、胸いっぱいの共感をもって頷けました。
アガナタさんとアーオステニア、それぞれがあの日の再演だと思うのも、親子共通の秘密の過去と絆、繋がりを感じてじわっときました。
しかし、刺客を差し向けたのは誰でしょうか!?
意外と、ユスノウェルが、はっはっは…とか笑いながらラスボス的に出てくるのを想像したりしながら(まさか笑)続きをお待ちしております!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
少年アガナタは、孤児ならではの図太さというか、怖いもの知らずで結構色々やっていました。賢いので大体バレない上に、バレてもアーオステニアの息子だから周りもあまり注意できず。しかも、自分が「子ども」という立場であることも最大限に活用するという、中々な悪ガキで…。もちろん、越えてはいけない一線は理解していて絶対に越えないのですが。
しかし、結果的にそんな彼の活動が神域からの脱出に役立つことになりました!
アーオステニアの言葉にできない思い、そして親子の絆を感じ取って頂きありがとうございます。この親子、互いに思いやっていてなんか良い雰囲気なんですよね。ユスノウェルさん家と大違い。
そして、ユスノウェル・ラスボス説! 面白そうで、どうやったら繋がるか?とか色々と考えてしまいまた。
いつもお読み頂きありがとうございます!
第91話 再演への応援コメント
アーオステニア様、ああっ、天に召されるのかと思いました!!(すみません💦)
アガナタとオッドーの子ども時代の振り返りでラニーアやユオーミを救う光があるのに、あそこでアーオステニアが回想始めちゃうから……っ。
「父上、ご無事ですか!!」に救われました……。
でもアガナタ、弱くなったんじゃなくて、失うっていう怖さを知っちゃった感じですね。
アガナタ、強くなったんだよ、自分をほめておあげ。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
アーオステニア、生き残りました! 確かにあの回想シーン、死亡フラグっぽいですね(汗)
アガナタの内面についても触れて頂きありがとうございます。
そうですね、彼は実際にラニーアを失っているので、失うことに対する恐怖は相当なものです。そして、それに抗おうとする思いも。励ましの言葉を頂き、私もとても嬉しいです。ありがとうございます!
アガナタの「生存者の罪悪感」は生存本能すら脅かすレベルですが、いつか、自分を受け入れ、自分を褒めてあげられるようになる日が来ると良いですよね……。
編集済
第26話 不都合な真実への応援コメント
神官長、三人の命と引き換えにアガナタ、オッドー、ラニーアを救ったのでしょうか。血塗られた良心に、アガナタはどう応えるのか。全てを知ったときのユオーミを思うと居たたまれません……。
作者からの返信
アガナタ、そしてユオーミの気持ちに思いを寄せて頂きありがとうございます!
おっしゃるとおり、神官長の決断は彼らを救いましたが、代償は大きく、その業はあまりに深いです。
この残酷な世界で、大切なものを守ることの困難さ。綺麗事で済まない所が苦しいですね…
第16話 朧への応援コメント
おお……厳しい管理神官は、逢えての振る舞いでしたか。彼の計画とは。そして朧の存在が明らかになってきましたね。跡を付けるよりも奉献の徒の中に紛れ込ませる方が効率が良さそうですが。
そしてナァラがまた一つ学びましたね。「偽物の巫女ですらない」という彼女の気付きが印象的でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
秘匿された諜報組織、朧について知る管理神官。そんな彼の計画が明らかになるのは少し先となります。
ナァラの成長についても触れて頂きありがとうございます。十四才の少女には過酷な旅路ですが、だからこそ得るものもあるのですよね。
いつもありがとうございます!
第14話 末路への応援コメント
なるほど。麻薬であるマヨイグサの栽培で豊かだったと。町長も副町長も、経済的な魅力だけでなく、手を出していたのではないかとも疑わせる絶妙な描写でした。そして告解の儀という場があるからこそ、懺悔したのかもしれない。残酷な巫女システムが実際に社会に役立っているかもしれないと思うと……なんとも複雑な気持ちになります。「朧」も気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
告解の儀により豊かさの裏にあった町の暗部が暴かれました。
巫女のシステムについて考察いただき、嬉しいです。
残酷ではありますが、簡単には割り切れないという……。朧は今後も影がチラつきますが、これも不安要素ですよね。
次章、物語が大きく動きますが、見守っていただけると幸いです。
第90話 崩壊への応援コメント
ユオーミの無事だけを祈っていたので、間一髪でアガナタさんが間に合ってほっとしました!!何かあったなら、もう私も怪物化してしまうところでした!
でもアガナタさんは止まらない。渾身の一発はとても重かったけど、そんなものでおさまるような感情ではないですよね。魂食いの影響とはいえ、不気味な血の涙は、言葉にならないアガナタさんの激しい思いを表しているようでした。
レイシアの言うシステム、ユラーカバネは何もかも手中に収めるつもりでいたのですね。度し難い。実の親にさえ刃を突き立てるような非道な男、もうこいつが死なない意味がわかりません!
この場所に、登場人物たちが一斉集結していて、そのドロドロの乱戦とカオスっぷりに、息がつまるようになりながら読みました。
ニアティだけはこんな状況で、小さな良心って感じで、かっこよかった…。
アガナタさんやユオーミたちは、逃げ切れるのでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ユオーミの無事を願って頂きありがとうございます。ギリギリでアガナタが間に合い、最悪の事態は回避できました。
アガナタは、15年間信じてきた贖罪の道が、実はラニーアを地獄へ突き落とした元凶に手を貸す行為に繋がっていたという、耐え難い「意味の反転」に直面してしまいました。あの血の涙に、言葉にならないアガナタの思いを感じ取っていただけで凄く嬉しいです。
彼の行動原理の核は、ラニーアを救えなかったにも関わらず自分だけが生き残ってしまった事に対する強烈な罪悪感と自己断罪ですが、それが、こんな事になってしまい、精神的に崩壊寸前です…。
また、ニアティの行動に「小さな良心」を見出してくださったことにも感謝です。彼女自身の手も血に濡れていますが、その結果を全て引き受け、なお信念を持って進む彼女、かっこいいですよね!
後戻りできない崩壊の波の中で、全員が己の存在証明を賭けて激突する最終章、間もなく開演です。相変わらず激重な展開が続きますが、彼らが泥濘の果てに何を見つけるのか、最後まで見届けていただければ幸いです!
第90話 崩壊への応援コメント
ああああっ。
もう、いっぱい書きたいのですけれど!
やっぱりもぅ、我慢できないので、ユラーカバネっ。
父に勝ちたい、認めさせたい……ああ、分かるよ、分かる。できるお父さんを持ったら大変だよね……とは思うのですが。
だけど、我慢しろって言われていたのに我慢できないとか、どんだけ……。そしてレイシアも、分かっていたんですね。同じ女性なのになあ……。ただ彼女も彼女で深い過去もってそうでしたものね。
グルジオ帝国の皇帝とその供だけが逃げ延びたのも、偶然ではなさそうで気になります。
オッドーさんの、十五年前を繰り返させないところ、ニアティのナァラ救出からの援護……悶えました。
作者からの返信
嬉しいコメントありがとうございます!
ユラーカバネ、同情の余地が無い訳ではないですが……、歪みすぎて予測不能な存在になってしまいました。レイシアは「目的のために論理的に動く」人間なので、理屈では説明がつかないユラーカバネのような「制御不能な衝動」を読み違え、それが致命的な綻びとなりました。彼女が背負っている背景もなかなか過酷なのですが……それが語られるのはもう少し先となります。
そして、グルジオ皇帝の動きへのご指摘、流石です!あの混乱の中で彼だけが……というのは、大きな意味を持っています。
オッドーの15年越しの咆哮、そしてニアティの援護にも触れていただき嬉しいです。冷徹なシステムが支配するこの世界で、彼らの存在は作者の私にとっても救いです。
いつも温かい応援ありがとうございます!
第5話 告解の儀への応援コメント
はじめまして。丈王音羽さまのレビューからご縁をいただきました。拙作にも訪れていただき感謝申し上げます。とても嬉しいです!
生贄の巫女の身代わりという、凄惨な主人公の立ち位置にまず驚かされました。そして14歳の少女にはあまりにも厳しい告解の儀。毎年、巫女が選ばれるようですが、とても一年も保ちそうにない、残酷な仕組みだと感じます。
恐らく多くの巫女が聞き流すようになると思うのですが、告解者の懺悔に寄り添おうとするナァラの賢さ。そして不穏な影。薬物の影響なのか、この世界には本当に鬼神と畏れられる裁きの神がいるのか。
そして特に印象的なのが、狂信者として描かれてもおかしくない神官たちから漏れ出る人間性です。いずれナァラとも真名を交わす関係を結べるのか。心してこの物語を追わせていただこうと思います。
作者からの返信
はじめまして。
丈王さまのレビューから来て頂いたとのこと、ありがとうございます。素敵な御縁に感謝です!
主人公は、偽りの巫女を強要され、正体が露見すれば凄惨な裁きが待っているという恐怖から、皮肉にも本物以上に真摯に、必死に巫女を務めざるを得ない状況に置かれています。
また、神官たちの内面に注目していただけてありがとうございます。過酷な旅を通じてその仮面の下にある人間性がどう動いていくのか、そして『真名』を交わす日が来るのか……。
丈王さまのレビューにもありましたとおり、非常に重い展開もありますが、身代わりとして棄てられた少女と、それを守護する神官たちの旅の行方を見守っていただけると嬉しいです。
紫瞳さまの作品も読ませて頂きたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
第89話 怪物への応援コメント
前話、悲鳴だけで失礼しました。
でも今回も悲鳴です💦
見事にわたし、だまされておりました。くぅう、お見事です!
ユスノウェルがレシュトロを助けたのに、ラニーアや巫女たちには……? と思っていた違和感が、こんな最悪の形で返ってくるとは思いませんでした。
ユスノウェル、まじ、ごめん。
親を殺されたベイツの過去が出たところで、この物語、親子に対して色々考えさせられるなあと思ってて。
親との縁が薄いニアティやレシュトロ、義理の親子のアーオステニアとアガナタ。ユスノウェルとユラーカバネ、ラニーアとユオーミ、それから、石で血のつながりを確かめていたユスノウェルとユオーミ……と思っていたのに。
ユスノウェルとユラーカバネも親子だから、つながってもおかしくないのですね。
母娘ごと、なんて言い方をされて、ひぃぃぃです。
ニアティが迷わず鉄格子を開けさせてくれたところも、ここまで見てきた彼女だからこそです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
以前、83話「彼女の世界」に対して、丈王さまが「ユスノウェルがレシュトロを助けたことへの違和感」をコメントしてくださいましたが、あの時「バレてる!?」と非常に焦りました。丈王さま、鋭すぎです! しかし、何とか騙せたようで、冷や汗をかきつつ一安心しております。
ユスノウェルがユオーミの血を雫石で確認するシーンは、彼女が「孫」かどうかを確認していたのですが、読者様側にはミスリードとして機能するように意識しております。ニヤリ。
また、親子の描写ついて考察頂きありがとうございます。凄く嬉しいです!
特段意識してはいなかったのですが、確かに「親子」絡みの関係性があちこちに出てきていますね。気づきませんでした。
登場人物の「何故そう行動するのか」という心理的な一貫性には拘りたいと思っていて、もしかしたら、親子関係というものが「自分が何者であるか」を規定する最初の枠組みだからかもなぁ、と思いました。
ニアティとの関係性にも触れて頂き、ありがとうございます! アガナタとニアティの関係性、結構気に入っています。
編集済
第89話 怪物への応援コメント
まさに、怪物、ですね。
淡々と綴られるユラーカバネの生い立ち、奴の罪があっさりと語られた時、不思議とすごい無力感に襲われました。
ユスノウェルと教団に対して向かっていた鋭い怒りの矢が、的を外して、ぽとりと落ちてしまったような心もとない感じ。おぞましさや悲鳴をあげたくなるショックもあるのですが、何だったのだろう…という困惑と放心。
これはもう、雨包さんの物語の構成力、誘引の妙、登場人物の描き方などが巧みで厚くて、大成功しているからこその反応になるわけで、まったくもってお見事です!
私でさえそうなのだから、アガナタさんの心境はとても寄り添えないほどに、苦しすぎます。
誰よりも憎んだ相手を追いつめるつもりが、実は真の仇側に立っていたなんて、ずっと苦悩し続けてきたアガナタさんですが、それすら吹っ飛ぶ、動機の根源が覆る衝撃ですよ…。
ユオーミのもとへと走るアガナタさんの絶望と狂気、やるせなさ、怒りが、凄まじい圧力でブワーッと迫ってきます。
雨包さんが生々しく掘り下げてきたアガナタさんという人物もまた、怪物、といえるかもしれない…。
作者からの返信
物語の前提をひっくり返し、アガナタの自己断罪にとって致命的な一撃となるこのプロット、お褒め頂き嬉しいです。ありがとうございます。
教団のシステムという巨大な壁を破壊すべく、15年もの間、心身を削って機を窺ってきたというのに、真の仇はあまりに「矮小で醜悪な欲望」でした。この瞬間に、アガナタの今までの苦難辛酸は「仇を手助けしていた、ラニーア、ユオーミへの裏切り」という最悪の意味に反転してしまい、まさに彼のアイデンティティそのものが打ち砕かれてしまいます。
そして佐子さん、非常に鋭い!おっしゃるとおり「怪物」というタイトルには、アガナタをも含んでおります。気づいて頂けて嬉しいです。
天幕内で再現された15年前の地獄を目の当たりにし、世界そのものへの恨みを爆発させたこの「怪物」が、この絶望の先で何を選択するのか。引き続き見守っていただけると幸いです。
いつも深い洞察をしていただいて凄く嬉しいです。ありがとうございます!
第87話 復讐への応援コメント
ベイツ……、あんたかなり中心にいたのね。
すんごいもの背負っててびっくりしました。
ニアティが拳をアガナタの肩に打ち付けるところ、いいですね。あの短いやり取りだけで、もうかなり肩入れしている感じがして。
アーオステニアとの対峙が、地下牢で助けに来たときとは温度が違っていて、何を話し出すんだろうっていう緊張感があります💦
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ベイツ、何気に重いです。上り詰めなければ事実を知ることも無かったのですが、優秀だったばかりに……。教団への忠誠心が強かったからこそ、その裏切りの深さに彼自身も焼き尽くされているような状態です。
ニアティの動作も、いいと言ってもらえて嬉しいです。ニアティ的には、気持ちはもう味方ですね。葛藤を突き抜けた彼女は、書いていても楽しいです。
また、アーオステニアの、前回との違いを拾って頂きありがとうございます! 基本彼は親馬鹿ですが、それだけでもありません。彼は「父」である前に、この残酷な平和を作り上げた「当事者」でもありますので……。彼の心の内については次回88話で語られます。
丈王さま、いつもありがとうございます!
第86話 禊への応援コメント
ユスノウェルが、自分の血を引くユオーミを見てどう思ったのか、とても気になります。
この時点でナァラではないことは分かっているだろうし、ユオーミを娘として見るのか、それとも巫女として見るのか……。
天幕のすぐ外にアガナタたちがいてくれるとはいえ、ユオーミにとっては想像を絶する恐怖と重圧ですよね。
最後の夜を、彼女がどう越えるのか。本当に祈るような気持ちになります。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ユスノウェルは、当然この時点でユオーミの正体を知っていますが、そんな彼女をどう見ているのかは非常に複雑です。ユスノウェルという人物が、一体何を考えているのか、それが分かるのはもう少し先になります。
ユオーミの恐怖を一緒に感じてくださり、ありがとうございます。逃げることもできない中、一人で立ち向かわなければならない彼女ですが、この夜をどう越えるのか……。
ユオーミ本人も、アガナタ達も祈るような気持ちで最後の夜を迎えます。
第85話 時が満ちるへの応援コメント
ニアティの耳飾りに気が付かないレシュトロ、余裕がないのかもしれないけれど、ニアティ自身にとっては痛いですよね。
あれに気付いてくれていたら、また何か変わったかもしれないのに。
いやでも、ここでニアティの気持ちが揺らいでも……。
ユラーカバネ側の計画も見えてきましたが、レイシアの意気込みも怖くて……。さらっと出てきたグルジオ皇帝の、教団への個人的な憎しみも気になります。
ドキドキでございます。
作者からの返信
温かいコメントをありがとうございます!
ニアティの耳飾り、気づかれませんでした……。彼女の痛み、まさにおっしゃるおりですよね!
そしてレイシアや皇帝が纏う不穏な空気……。それぞれのキャラクターが抱える過去と執念が、聖都で激突しようとしています。
「ドキドキ」というお言葉、励みになります! クライマックスに向けて、更に緊張感を高めていきたいと思います!
いつもありがとうございます!
第84話 黄昏への応援コメント
何と辛い……。
優しい時間だけに、余計につらいです。穏やかな場面のはずなのに、儀式への静かなカウントダウンがずっと聞こえているようでした。
アガナタが言えない理由も、その理由があると分かっているから聞けないユオーミも。
思いやりがあればあるほど、切なさが増しますね。
明朝、とうとう禊の儀式。ユスノウェルとも対面でしょうか。
作者からの返信
温かいコメントありがとうございます。
二人の優しい時間の中に漂う切なさを感じ取っていただけて幸せです。
語れない秘密を抱えながらも寄り添う二人の絆は、この旅の最も尊いものかもしれません。
次話では、一旦他のメンバーの心境を挟みます。
禊に向けて、最後の夜に何を思うのか。それぞれの思いが語られます。
第88話 父と子への応援コメント
え、え、え、え!?
動揺しすぎて、何回もスマホ画面をスクロールしながら読み直していました!なんと?アーオステニアはなんと言ったんだ…
まず、アガナタさんが、告解の儀について堂々と意見したその内容、あらためて許せないと思いました。諜報システムといわれると、確かにこんなにうまい事はないですね。思い返せば、清めの砂とかもエグかった。
ユオーミが諦めて横たわっている場面は、本当にかわいそうでたまりませんでした。アガナタさんとの優しい思い出に涙するのもかわいそうで……と思っていたら「お前の、父上だよぉ……」って、えええっ!?向こうの寝台からは寝息が聞こえているなら、ソレは外部から入ってきていて…。まさか…。
アーオステニアの絶望的な告白を聞いた後では、嫌な予感しかないのですが。
アガナタさん、やばいよっ。これはやばい!
雨包さん、なんという爆弾を仕込んでいたのですか!驚きすぎて……とりあえず、ユラーカバネは超悪ということでよろしいでしょうか??
作者からの返信
何度も読み返してくださったとのこと、ありがとうございます!仕込んだ爆弾は本作最大火力のものだったので、上手く炸裂してくれたようで一安心しております。
仰る通り、アガナタが暴いた教団の「諜報システム」「清めの砂」の真実は、あまりに冷酷なものでした。そして、お察しの通り、ユラーカバネは15年前から続く因縁の元凶であり、文句なしの「超悪」です!
絶望的な状況に置かれたユオーミ。そして、最大の裏切りに直面し忘我状態となったアガナタがどう動くのか。
いつもコメント頂きありがとうございます! 頂いた感想を励みに、最終章に向けて高熱量な執筆を目指したいと思います!
第83話 彼女の世界への応援コメント
ユスノウェルが、レシュトロを、それもあの状況から助けたなんて……。
うーん、意外でした。
だって、ラニーアや、もしかしたら歴代の巫女には……でしょう?
なのに、その時はレシュトロを助けた。
レシュトロを助けてから、そういうことに手を出してしまうまでの間に、何かがあったってことなのでしょうか……。
作者からの返信
非常に鋭いご指摘頂き嬉しいです。ありがとうございます!
正におっしゃるとおり、一貫性がない訳です。一体何があったのか? その答えは少し先に明らかになります。
いつもお読み頂きありがとうございます!
第82話 帰還への応援コメント
アガナタ、かっこいいです。
やっぱりユオーミと話せたことが、彼の精神を持ち直させる力になったのでしょうか。
本物の巫女ナァラのことも気になりますが、ユオーミを取り巻く奉献の徒が一体になっていく感じが嬉しかったです。
「一個人としての彼女のために」というところが、やっぱりよいですよね。
アガナタが帰ってきた感じがしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
おっしゃる通り、ユオーミの存在が彼を絶望の淵から救い出しました。
アガナタは自らに「完璧な守護者」であることを課してきましたが、地下牢での惨めな姿を彼女に見られたことで、そのプライドすら崩れ去っていました。
そんな彼を、役割ではなく一人の人間として必要とし、「傍にいるだけで救われてきた」と全肯定したユオーミの言葉が、彼に再び前を向く勇気を与えたのだと思います。
アガナタが仲間に弱さを見せてまで願った「一個人の少女を救いたい」という決意に、奉献の徒が「当たり前だ!」と応えるシーンへ共感していただき嬉しいです!
「守護者」が帰還し、いよいよ物語は禊、そして運命の生贄の儀式へと加速していきます。
第81話 泥濘の誓いへの応援コメント
あー、好きです!
この痛い後のご褒美!
ユオーミがアガナタに強く出るところが、成長というか、恋に似た感じにも思えて……。
二人っきりにしてくれるし。ゆっくり二人が話せる時間ができてよかったです。
そもそも、ニアティにも思うところはいっぱいあると思うのに、アガナタを奮い立たせてくれたところがよかったです。
アーオステニアが、レシュトロに出した条件は気持ちのいいものでした。
それでも結局は巫女としてユオーミを生贄にしちゃうんでしょうか……。慣習通りを守るのか、これから何かが変わっていくのか。
もちろん変わっていくほうを期待しちゃうのですが。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
二人の時間、好きと言って頂いてありがとうございます! 地下牢という絶望的な再会を経て、ようやく一息つけた……という感じですね。
おっしゃる通り、ユオーミとアガナタの関係は特殊です。普通の人間関係のように交流を通じて信頼を作るのではなく、最初から「守られることによる存在の肯定」と「守ることで自我を保つ」という魂レベルの共依存が先にあって、この「絶対的信頼」という土台の上で、ようやく少しずつ「個人」としての関係が始まっていく……。その微細な変化を感じ取っていただけて本当に嬉しいです!
ニアティも格好いいですよね。あのビンタは、アガナタへの怒りであると同時に、自分の果たせなかった「希望」を託した彼女自身の祈りでもありました。
アーオステニアも親バカパワー(?)を全開にしつつ、政治的な落とし所を見事に作ってくれました。おかげでアガナタ率いる奉献の徒も、ようやく反撃の準備が整いました。
丈王さまが期待してくださっている「変わっていくほう」へと物語を動かすべく、彼らはこれから教団の理そのものに挑みます。状況はシビアですが、彼らの「諦めない意志」が教団の分厚い壁に挑みます!
丈王さま、いつも熱いコメントをありがとうございます! とても励みになります!
第80話 赫い抱擁への応援コメント
レシュトロにしたら、ユオーミは一番憎いのかもしれませんね。
敬愛し、神聖視するユスノウェルの娘なんですから。
アーオステニアさま!
本当によく来てくれましたよ。
前話の覇気がなさそうだなんて言ってごめんなさい。
めちゃくちゃ威厳ありました。
オッドーさんまで来てくれて、あー、ほっとしました。
アーオステニアさまが助けに来てくれるところまでは、本当に痛かった……。
レシュトロってきっと美人なんだろうなあ、とか、ちょっと現実逃避なことを考えてしまいました(笑)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
確かにレシュトロからしたら、ユスノウェルの血を引く彼女は、ユスノウェルの注目を集め、その心を乱す危険を秘めた最大級の異物として、強い憎しみの対象かもしれないですね。
そして、アーオステニアがようやく来てくれましたが、これも赤の神官が無茶をしたおかげです。
これで痛いのは一旦終わります。その分、という訳ではありませんが、次話はちょっと情緒的なお話となりますので、一息ついて頂けると幸いです。
因みに、レシュトロはお見込みのとおり美人です。やってることとのギャップがエグいですよね…
いつもありがとうございます🙂↕️
第98話 願いへの応援コメント
「私の血は私のもの。他の誰の血でもない……」
ユオーミ自身が望まぬ忌むべき血。それが人々の最後の希望となるかもしれない。残酷ですが、ユオーミ自身が選ぶことができましたね。
そして緑に変わる血液、神域の奥の禁足地。生贄には真の意味が隠されていそうです。鬼神も或いは本当に奇蹟のひとつとして存在するのか……でもその前に帝国軍、なによりも皇帝を何とかしないといけませんね。