第10話かみにんぎょうは おともだち

サクラが こうふんして サユリと ユカリに スマホの えいぞうを みせている

サクラ「ネ゙ッ すごいでしょ! ぐうぜんでも スクープだよね?」

サユリ「たしかに すごいよ」

サクラの えいぞうは サクラの じどり えいぞうだが ぐうぜんにも それは ミチザネが おつかいの とちゅうで みた じこの しゅんかんが うつっている

サクラ「ユーチューブのせたら バズるよね?」

サユリ「たぶんね でも あんたも うつってるから うまく かこうしないと だめだよ」

サクラ「どのみち じぶんの ユーチューブに のせるから いいんじゃないの?」

サユリ「このおんな わざわいを よぶ とか サゲマンおんな とか うわさする やからがでるよ たぶん」

サクラ「やだー そんなの こないだの じこだって 『ナンパげんきん おんな』って うわさに なったのに」

サクラとサユリが じこに きをとられているとき ユカリが きがついた

ユカリ「これ ミチザネくんだよね?」

サクラとは はんたいがわに うつっている ちいさな こどもを ゆびさす そこには かみヒコーキが ミチザネに あたり ミチザネが おどろいて とまり ちょくごに クルマが しんごうむしして つうか するのが うつされていた

サユリ「これって マーくんの かみヒコーキかな?」

ユカリ「だとしたら じこより スゴイね」

サクラ「エーッ やだー」

サユリ「なんでよ かみヒコーキが ひとを まもった しゅんかんだよ」

サクラ「だれが しんじるの ねがいを かけた かみヒコーキが おとうとを まもったなんて そんな のせかたしたら 『まじょ』『まもの』 『ようかい』って うわさされるに きまってるよ」

サユリ「とりあえず じこの シーンは しょうこ えいぞう だから けいさつに とどけた ほうが いいかも マスコミに うるのも てだけど ミチザネくんは ぼかすか けしたほうが いいかも」

サクラは さんざんまよったが けっきょく けいさつに とどけた だけだった 

サクラ「わたし おかねも ほしいし ゆうめいに なるのも いいけど めんどくさいの きらい なんだよね」

とは ほんにんの べんである


ごじつ マサカドに サユリが かくにんすると たしかに 3きの かみヒコーキを じんじゃから とばしたことを はなした

マサカド「すっげぇ〜 かみヒコーキたち まもってくれたんだ」

サユリ「よかったね ただしく つかったから かみさまが まもってくれたんだよ これからも ただしく つかってね」

マサカド「りょうかいで あります」

と けいれいした


サユリの かみにんぎょう きょうしつは 3かげつの スケジュールを しゅうりょうして おわったが さんかしゃは みんな じぶんで くふうしながら かみにんぎょうを つくれるように なった

サユリ「みんな かみにんぎょう きょうしつは これで おわりですが みなさんは もう かみにんぎょうの おともだちです いつまでも おともだちとは なかよしで いてください かみにんぎょう きょうしつに きてくれて ほんとうに ありがとう ございました」

せいとに あたまを さげた サユリに マサカドが いう

マサカド「なんの なんの」

わらいと マサカドには

「アホか」「バカみたい」「なにそれ」と あきれごえが かけられ まくを とじた


かえりみち サユリは マサカドと いっしょに かえった

サユリ「マーくんは しょうらい はいしゃさんに なるの?」

マサカドは ポカンとして

マサカド「なんで?」

サユリ「マーくんは ちょうなん だから おとうさんの あとを つぐのかと おもったの」

マサカド「はいしゃさんは べんきょうが できて てさきが きようじゃないと なれないんだよ」

サユリ「そうだね」

マサカド「おれ〰️ べんきょう きらいだから ムリ おれは かみヒコーキやさんに なる」

サユリ「かみヒコーキやさん?」

マサカド「そう かみヒコーキを うったり かみヒコーキうらない やって ねがいが かなっても はずれても おかねは もらうの」

マサカドは まじめである

サユリ「よし じゃー わたしは マーくんが しょうらい かみヒコーキやさんに なれるように かみヒコーキで おねがいしてあげる」

マサカド「せんせいは なにに なりたいの」

サユリ「なにが いいかな〜」

マサカド「およめさんは?」

サユリ「およめさん? かれし いないしな〰️」

マサカド「じゃ〜 おれは せんせいに かれしが できますように って かみヒコーキで おねがいする」

サユリ「ありがとう」

サユリは まじめな かおで そおいう マサカドが うれしかった

サユリ(これは かみにんぎょうが ひきあわせてくれた しあわせだ)

と おもいながら ふたりで おかのうえの じんじゃに のぼった ふたりで それぞれ ごぼうせいを かき かみに ねがいを かいた

サユリ「マサカドくんが しょうらい かみヒコーキやさんに なれますように たすけ みちびいて ください」

マサカド「サユリせんせいが およめさんに なれるように かれしを つくって ください」

それぞれの ねがいを かいた かみで かみヒコーキを おり いっしょに とばした 2きの かみヒコーキは そろって とりいを くぐり まちの じょうくうに のぼって いった たかく たかく たかく

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サユリの「かみヒコーキ とばそう」 つゆまろ @tuyumaro

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