人物

◆セレーヌ

 人間。ガイオの番。

 結果論であるが、番に選ばれた事で幸せになった少女。人並みの正義感の持ち主。

 ガイオの実家である伯爵家にて、成熟(成人)するまで嫁修行中。

 アンジェリーヌの事はなんとなくお姉さんみたいなものに感じていた。


◆アンジェリーヌ

 人間。アロイージオの番だった。

 願われて実質的に嫁いだはずなのに、冷たい態度を取られる、周りからも舐められ見下されるハメになった。

 対人間なら一人でも立ち回れたが、基礎ステータスが何もかも違う対竜人だった為に、物理的に逆らう事が難しかったり、命の危機だった事案も多数受けていた。

 セレーヌの事は恩人と思い、感謝している。


◆アロイージオ

 竜人。王太子。

 見た目は完璧な貴公子だが、今まで本当に好きな異性ができた事がなく、小学一年生でもしないようなつっけんどんな態度を取った。元々人気が高かったために、いろいろな思惑のある人間の悪意がアンジェリーヌに集中したが、自分が強い故に、ただの人間のアンジェリーヌに、竜人の悪意が集中したらどうなるか、想像が回らなかった。文化の違いがあるとはいえ、自業自得。

 番を失い暴走したので、幽閉処置になった。(殺す方が反発が強くて大変なため)


◆ガイオ

 竜人。伯爵令息。

 竜人基準ではおとなしくてむしろ気弱とか言われてる。草食男子的扱いで、あまり人気はない。

 結果論として、そういう性格が人間であるセレーヌにはちょうど良かった。

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竜国に『他人種の番を迎え入れる際の決まり事』という法が制定された理由 重原 水鳥 @omohara_midori

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