ジャーニーとかわいいチャーミングちゃん

@sphynx

第1話

種牡馬(種馬)を職業とするはずのスペースジャーニーは暇をもてあましていた。

彼の住む厩舎をキュルンとした愛らしい目で見回すとウサギのイラストにお友達登録と書かれたQRコードのある立看板がある。

「なんだろう。これ登録して」

ジャーニーは不思議に思いながらも興味を持ち厩務員である星青年に頼んだ。

次の日の早朝になり星君は出勤してくるなり、「今日の午前中には来るって」と笑顔で言った。

「誰が来るって?面会か?」

ジャーニーが聞き返すと「昨日登録しただろう」と馬房をテキパキと清掃しながら返事をする。

「昨日のってラインっていうのの登録だろ?」

ジャーニーはわけがわからずに

さらに聞いたが返ってきたのは思いがけない答えだった。

「だから友達になる登録だって」

ジャーニーは驚いて左目が三白眼になったが、星君は朝飼付(馬の朝食)の準備をすると「僕も朝食に行くから」と言って食堂に向かった。


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