第8話 誰か
何歳の頃か忘れたが
ドームのような建物に いろんな
小動物にふれあえるイベントをしていた
ヒヨコやうさぎのように触れる動物と
鑑賞だけのゲージに入れられた動物がいた
確かイタチ?フェレット?は
見るだけだった
ただ先ほどまで動物を触っていた
私たちは撫でていいものだと思っていた
私が手を伸ばそうとした時
「あかん!」と怒られ
手をとっさに引いた
妹は手を伸ばし指を噛まれて
右手が血まみれになり
泣きながら親のところに走ってった
私も戻り
「何でアカン言われたのに手だしたん?」
と妹に尋ねたが
「そんなの知らない」
「言われてない」と言った
確かに
周りの人たちも
私たちを見ていた訳じゃないし
近くにいたのなら
妹止めてただろうし…
一緒に来れなかった叔母さんの声に
そっくりで思わず言うこと聞いてしまった
(ポンポン発言する叔母さん面白いけど
ニガテでもあったから…)
本当誰だったんだろう?
第8話完
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