天使を打ち倒す【銀灰の細身剣】――④
「【
巨大な
――【天使を
ボクたちの周辺周囲のみ、
そして――――そこにはモニカしか立っていない。
空を舐めるように立ち
「――――シィィッッ!!」
根元の
【天使を
【天使を
「――――――――」
二つ目の魔法。
背の
「【
遠くで聞こえた声。モニカは大丈夫だ、ボクはボクでなんとかする。
「スゥ……――」
脱力する。
拡散される
――感知。
避ける。避ける――――避け続ける。
避けられる――――!
この
全ては避けられない。けれど風を読めば、台風の目に似た
――――父さん。
やっと、あなたが到達していた実力に、片足だけでも踏み込むことが叶いました。
「――そんなもんか?」
傷は生まれる。
生傷は絶えない。
だけど、意思を
「シィ――――――――ッッ!!!!」
【銀灰の
――――――――そして。
【銀灰の
「――――!!」
見れば、【
物質を土くれに変える魔法! 【銀灰】を含み魔法耐性も持つ【アビスハウル】に影響を与えるなんて――『体積である肉体に触れた物質を土くれに変える魔法』か、おそらくそう、それなら納得も生まれる――。
――――動けない。
いつの間にか足元に、術式回路に似た
でも。
「【
ボクは
「最後の力を振り絞れ、【アビスハウル】――ッッ」
半壊していようと【アビスハウル】、ボクたちの意思を
存在を――示せ。
天使の
【銀灰の
「――――……」
弾かれたのは天使の拳、体勢は崩れ、肉体に
「
モニカから受け取った、【銀灰の細身剣】。
この剣は――
ボクたちが今まで振るってきた武器とは違う。
鍛冶職人の弱点――
【銀灰の細身剣】は。
「【銀灰の細身剣】は、
『
『時間をかけて導き出そう、モニカ、こっちの配分表はどうかな?』
『
神速で触れる
「【
後ろで燃える業火が、眩い光に変わって辺りを白く染め上げる。
同時に、神速の斬撃を放つ。
【天使を
【
「――――――――――――――――……」
「――――
【
「――……私たち、少しずつ強くなってるのかな? おつかれ様、
「モニカも。お疲れ様、今回も……二人とも無事でよかった」
そのとき。
【銀灰の細身剣】の
「――――モニカッッ!!」
言葉を、意思を交わす余裕はなかった。
咄嗟にモニカを
「――――――――」
「…………そんな馬鹿な」
気付けなかった、目の前に、【天使を
そして、その
それだけは無いと、思い込んでいた現実。
ボロボロの、
『物質を増殖させる魔法』。【
【銀灰の細身剣】は健在だ。
けれど――――片方は、丸腰。
「モニカ、逃げろ!!!!」
その時ボクの取った選択肢は――攻撃の準備段階を終えた【天使を
そしてモニカの取った選択肢は――それに対して戸惑うというものだった。
個体ごとに扱う魔法は変わるといっても、同じ魔法を
【銀灰の細身剣】で迎え撃つという最適解へ
天使が
雨が降った。
ポツポツと降り注ぐ、あの雨だ。
小さな雨粒が、やがて無量数降り注ぐ豪雨となり、それらは光を
「――――
雨が
ボクは
ボクは
「――――ゴメン、私じゃ、【魔王】を打ち倒せないから。
モニカは笑った。
屈託なく、微笑んだ。
無数に負った傷。
「――――……」
『【
「現象の起こりは頭で考えちゃ駄目だって、クロちゃんに教えられてたのに。光の威力に気が押されて、光線を
モニカが血を吐いて倒れる。
耳鳴りがする。
何も聞こえない。
振り返る。――天使を象った巨像がある。
複数の【
けれど天使は
自分の叫び声。
剣を振るう、頭が割れるように痛むことしか分からない――――――――いや、待て、――本当か?
これは現実か?
モニカが、死ぬなんて。
そんなの現実であるはずがない――……認めたくなくて。
『――――そうしたら
いや違う!!!!
ボクは絶対にあの場面で、モニカを頼らないはずがない!!
これは――――本当に現実なんかじゃない!
「――――――――ハッ!?」
――――
ボクの振るった
「――モニカ起きて!!」
「アァアアアアアアッッッッ!!!! ――――【
錯乱、そして後ろには――――コッチは夢じゃないのか!!
【天使を
【天使を
「ぐっ………!」
――――その痛みを、
こちらが現実だと、その現実性が、確かに教えてくれたから。
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