記027一書曰 神避怪奇(かむさりかいき)

□□□■1■□□□

那岐「ううっ……」


 が、そっとの体をよこたえる。



□□□■2■□□□

那岐「……那美さん」


 那美の枕元にすがりつき、足元にすがりついて泣く。


那岐「ううっ……」



□□□■3■□□□

 もうこれ以上タイミングを逃せないと、那美がすーっと上体を起こす。

 気まずそうに、顔面蒼白の那美がきりだした。


那美「ナギく~ん、ゴメ――」



□□□■4■□□□

那岐「ひぃぃー、オバケ~」


 口から泡をふいて、うしろにひっくり返った。


那美[おいおい……]

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