那美×那岐♡シアター～神世のちょいエロ恋コメディ

文織（ふみおり）

□□□■１■□□□

　エラ～イ神さまの命をうけることになった那（な）美（み）と那（な）岐（ぎ）――。

　那美と那岐がならんで立っている。

　神妙な顔つきで目を伏せた二人は、大（おお）神（かみ）さまのことばを待っていた。

□□□■２■□□□

　高（こう）座（ざ）にあぐらをかく大神さま。

　シワだらけの顔を、さらに厳（おごそ）かにしていった。

大神「漂っている大地を、国として作り上げよ！」

□□□■３■□□□

　那岐は深々とおじぎして承（うけたまわ）る。

那岐「拝命いたし――」

那美「りょ！」

　遮（さえぎ）る那美の大声。

□□□■４■□□□

　敬礼ポーズをとった那美の指先がジェルネイルで輝く。キラーン☆

　耳にはいくつものピアスがならび、ばっちりメイクで「にひひ」と歯をみせた那美は――まぎれもないギャルだった。

大神「軽いな～」

　大神さまが苦笑する。

大神「いちばんエライんじゃぞ……わし」

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