第11話【 KING&PRINCE《拾壱》】
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:《 キャラ紹介 》
甘味:戸比甘味(べび あまみ)、アーシア帝国の女代表、能力.世界(片手剣使い)
不破:不破朧(ふわ おぼろ)、アーシア帝国の男代表、能力.不破(刀使い)兼役一応あり。
朧玖:元木朧玖(もとき るうく)、ルクード国の女代表、能力.鑑定、コピー(弓矢使い)
雷羽:柔水雷羽(やわみ らいは)、ルクード国の男代表、能力.水雷(刀使い)
奏:桃瀬奏(ももせ かなで)、スレミング国の女代表、能力.吸収-ドレイン-(武器 くない)
振見:振見陽陰(ふるみ ひかげ)、スレミング国の男代表、能力.超知識(武器 武器と呼べるもの全部)
:
:《 本編 》
朧玖:(N)新生スレミングVSアカディーミ帝国の交戦はアカディーミが元ソーデュンの2人を倒し終幕、そのもう一方ではアーシア帝国とルクード国との交戦が始まろうとしていた…アカディーミ、アーシア、スレミング、ルクードの四強となった今、どのような展開が待っているのか…神すらも知らない。
:
雷羽:『 *KING&PRINCE
:
雷羽:*
甘味:ぐはあぁっ!
:雷羽が攻撃した直後、それは粉々になってしまう
朧玖:え?
雷羽:やっぱり、そうだよな…
朧玖:もしかして、偽物?
雷羽:やられた…
朧玖:じゃあ、本物はどこに?
不破:どこだろうな…
雷羽:*
朧玖:*
不破:久しぶりだなぁw
雷羽:どうしてここに…
不破:さぁ、どうしてだろうなぁw
朧玖:くっ…
雷羽:さすがにこれは想定外だね…
朧玖:そうだね、でも…
雷羽:やるしかない…か
朧玖:うん…
不破:さぁ、リベンジマッチと行こうじゃねぇーか!!
:
雷羽:ここはアーシア、何があるか分からない…
朧玖:そうだね
雷羽:出し惜しみはなしでいくよ、*
朧玖:おっけー、*
雷羽:*
不破:…っと、はあぁ!!
雷羽:なっ、受け流された!?
不破:まずはおまえだ、*
雷羽:*
不破:はあぁぁぁ…!
朧玖:*
不破:…!くっ
雷羽:意図しないところから剣が出たら、そりゃ後ずさるよね…!
不破:なに…!
雷羽:*
不破:くっ、ふざけやがって!
雷羽:僕に気を取られてていいのかい?
不破:は…!
朧玖:*
不破:ちっ、くそ…厄介な能力だぜ…
雷羽:いや、もともと君の能力なんだけどね…
朧玖:そんなことよりさぁ、女の子の方はどこなわけ?
不破:聞かれて答えると思ったか?
朧玖:答えないと思うから聞いてんの
不破:ふっ、答えたらどうすんだ?
朧玖:そんなの、能力コピーして殺すに決まってるじゃん
不破:だろ?だから、教えるわけにはいかねぇーんだよ
雷羽:だったら、実力で聞きだすしかないね!
朧玖:そうだね、もともと出し惜しみなんてする気ないし、本気で勝つ気でいるんだから!
不破:その自信、全部叩き切ってやるよ!なぁ、*
甘味:(M)まったく、しかたないですね
不破:*
甘味:(M)*
:
甘味:(M)*
不破:*
雷羽:…!
朧玖:はや…
雷羽:かはあぁっ…
朧玖:うぐぐっ…
雷羽:なんだ今の、ほとんど見えなかった…
朧玖:おそらく、*
雷羽:厄介すぎるだろ…
朧玖:でも、きっと突破口はある…頑張るよ
雷羽:ああ
不破:ごちゃごちゃ言ってねーで、続きやろうぜwなぁっ!!
:―――
奏:ねぇふるみん
振見:なんだ、*
奏:勝たないとね、2人のためにも
振見:ああそうだな、そのつもりだ
奏:まずは、ルクードをとりにいこうよ
振見:ああ、絶対にとってやる
奏:うん、今すぐにでも
振見:ふっ、俺が言おうとしていたことを…
奏:たまには*
振見:しかたないやつだなぁ
奏:へへ〜
振見:じゃあよ、*
奏:ん?
振見:これだけは、俺から言わせてくれ…
奏:なぁーに?
振見:好きだ*
:
振見:*
奏:見て見てふるみん、蝶々!
振見:え…
奏:え?
振見:あ、ああ…そ、そうだな、蝶々だな
奏:うん!可愛いね
振見:そうだな
奏:ほら、色も可愛い!
振見:*
奏:うん…
振見:まるで…
:
振見:(M)まるであいつらみたいだな…と、俺は言うのをやめた、こいつの悲しむ顔を見たくなかったからだ…なのにこいつは
奏:ねぇふるみん
振見:なんだ?
奏:この子たち、みどりんとえねねみたいだね…
振見:…!
奏:ふたりとも、この子達みたいに仲良くしてるかな…
振見:*
奏:……
振見:ああきっと!いや、絶対幸せになってるさ!
奏:そう、だよね…
振見:ああ
奏:なら、*
振見:ああ、アーシアに勝って、アカディーミにも勝って…
奏:そうじゃなくて…!
振見:え?
奏:結婚するんでしょ、*
振見:あ、ああ…聞こえてたのかよ
奏:ねぇ、ふるみん!
振見:今度はなんだ?
奏:幸せにしてね!
振見:…!
:
振見:(M)少し辛そうに笑うこいつに俺は、首を縦に振ることはできなかった…。
:―――
不破:*
雷羽:くっ…くそ、止めるだけで精一杯だ…
朧玖:こうなったら、*
不破:…っと、あぶねぇーな
朧玖:ちっ…
雷羽:*
朧玖:わかった、できるだけ頑張るね
不破:何かやるつもりみたいだが、やらせるやけねーだろ…!
朧玖:なにがなんでも、*
不破:邪魔だあぁぁぁ!
朧玖:*
不破:……
:攻撃を当てる寸前、不破はピタリと止まり後ろに数歩下がる
不破:よく考えりゃあ、それにも俺の能力が反映されてんだよなぁ
朧玖:ちっ…
不破:あぶねぇあぶねぇ…
朧玖:でも…w
不破:あ?
雷羽:おかげさまで、だいぶ時間をかせいでもらったよ…
不破:させねぇ!
雷羽:*
不破:なっ…
雷羽:*
朧玖:いっけぇ、*
雷羽:*
不破:くそがあぁぁぁ…!!
:―――
奏:よし、ふるみん!
振見:ああ…
奏:いこう
振見:行くぞ、アーシアへ
奏:うん!
振見:今日はこれで行くぞ、*
奏:うわ!ドリルついてる!
振見:ああ、これで地面を掘り進めてアーシアまで向かう
奏:かっこいい!名前は、名前はあるの?
振見:もちろんだ!
奏:教えて教えて!なんて名前?
振見:聞いて驚け、こいつの名は!
奏:うんうん
振見:ドリルライナー*
奏:ださぁ…
振見:え、ださい?
奏:うん、ださい…ださいし可愛くない( ー̀ н ー́ )
振見:え、あ、じゃあ*
奏:いいの!
振見:おう、決めてやってくれ!
奏:んーとねぇ、えーとねぇ
振見:うんうん
奏:あ、もぐりんっ!
振見:もぐ、りん…?
奏:そぉ、もぐりん!かわいいでしょぉ〜
振見:*
奏:え?*
振見:いや、なんだろうな…*
奏:もぐりんも可愛いじゃん
振見:確かにそうなんだけどな、なんというか、もぐりんは可愛い可愛いじゃなくて、可愛らしい…なんだよな
奏:んー、よくわかんないけど、そうなんだね〜
振見:それは置いといてだ、そろそろ行くぞ
奏:うん!
振見:よっしゃ!
:
振見:乗ったか?
奏:うん、乗ったよ!
振見:乗り心地はどうだ?
奏:んー、今のところはいいよ!
振見:そうか、じゃあこのまま行くぞ!
奏:はぁ〜い!
振見:エンジンオン!
奏:おぉ〜、動いた動いたぁ〜
振見:それじゃあ!
奏:しゅっぱ〜つ、しんこぉーっ!
:―――
雷羽:はぁぁぁぁ…!
不破:くそがあぁぁぁ…!
:ものすごい衝撃波とともにほこりが舞う。
朧玖:やった…?
雷羽:……
朧玖:*
雷羽:手応えがなかったんだ…
朧玖:…!
雷羽:く…
朧玖:それって…
雷羽:うん、死んでないどころか、傷ひとつつけられていないと思う…
不破:今回ばかりはさすがに死んだと思ったぜ
甘味:(M)ほんとですよ、気をつけてくださいね
雷羽:くそ、しぶといなほんと…
朧玖:なんでさっきので傷ひとつついてないの…
不破:俺の*
雷羽:だったら!何回だって打ち込んでやるさっ!
朧玖:援護するよ、*
雷羽:ありがとう、助かるよ
朧玖:うん!
雷羽:それじゃあ、まだまだいくよ!
不破:来いっ!
雷羽:*
朧玖:*
不破:お?どうしたぁ〜w
朧玖:*
不破:もしかして、体力の限界かぁ?
雷羽:ご心配ど〜も、ちょっとここが滑りやすくなってるみたいでねぇ、掃除のし過ぎなんじゃないの?w
朧玖:ほんとに大丈夫?
雷羽:大丈夫だ、問題ないよ
朧玖:ならいいけど、ほんとに大丈夫なんだね?
雷羽:大丈夫だから、ふたりであいつらに勝とうよ!
朧玖:……そうだよね、うん、勝とう!
不破:威勢だけはいいようだけどな、すぐに黙らせてやるよ
朧玖:そう言って、前はボコボコにされてたくせに!
不破:……
雷羽:あの時と違って、今度は本気で倒しに行くから!
不破:言わせておけばペラペラと、相手は俺だけじゃないってことを分からせてやらねぇーとなぁ
雷羽:のぞむところだ!!(ふたり同時に)
朧玖:のぞむところだ!!(ふたり同時に)
:―――
振見:さぁーて、この辺りがアーシアかな
奏:お!もぉ着いたの?はやいねぇ〜さすがはふるみんだ!
振見:よっしゃ、このまま上に行くぞ!準備はいいな?
奏:うん、いいよっ!ごーごー!
振見:しゃおらあぁぁぁっ!!!
甘味:きゃあぁ!?
振見:あ…?
奏:ん?
甘味:な、なに?
振見:女?
奏:だね
甘味:……
振見:…っと、
:
振見:(M)女…武器は*
奏:アーシアの*
振見:…!おま…
甘味:……
奏:さすがにこんなところにいるわけないかぁ〜、ごめんねぇ〜
甘味:あ、いえ…
奏:ふるみん、行こぉ〜
振見:お、おう…
:お互いが一礼し、すれ違うその瞬間…
奏:…!投げクナイッ!
甘味:きゃぁっ!?
振見:ナイスだ*
甘味:くっ…
奏:あ、ああ…
振見:*
奏:うわあぁぁぁぁぁぁぁア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
振見:*
甘味:最悪です…
振見:はぁ?
甘味:よりによって、いちばん見られたくないものを…
奏:な、なにこれ…なんなの?
甘味:その反応、全部見ちゃったんですね…
振見:全部?いちばん見られたくないもの?*
奏:ふるみんだめ
振見:はぁ?何がダメなんだ?
奏:だめなの、これは口にだしたらだめな気がするの…
振見:わけがわかんねぇ…
甘味:まぁ、見られた以上、生きては返しませんけどね…
振見:やっぱりおまえ…
甘味:はい、アーシア帝国女代表、*
振見:くそ、なんか鼻にさわる言い方だなぁ…
奏:ふるみん…
振見:なんだ?
奏:油断はだめだよ、この子、かなり強い…
振見:ああ、わかってる…
甘味:……
振見:でも2対1だ…ふたりで攻めるぞ
奏:うん!
甘味:*
:そう甘味が口にすると辺りが大量の雲で霧のようになる。
奏:なに?
振見:なんだ!?
甘味:わたしも、もう出し惜しみはしません!
:
甘味:(M)*
不破:(M)あ?どうした
甘味:(M)隠れてたんですけど、スレミングのふたりに見つかってしまいました
不破:(M)はぁ?わかってると思うが、加勢できねぇーぞ?
甘味:(M)わかってます、ですから…
不破:(M)*
甘味:(M)これから全力を出します、なのでわたしも、*
不破:(M)なんだ、そんなことかよw
甘味:(M)では、またあとで生きて会いましょう…
不破:(M)おうよ、*
甘味:(M)……
不破:(M)死ぬなよ
甘味:(M)はいっ!
:―――
不破:しゃあぁっ!!燃えてきたぜw
雷羽:……
朧玖:何があったかは知らないけど…
雷羽:これはやばそうだね
朧玖:これはいっそう気を引き締めないと…
雷羽:うん…
朧玖:*
雷羽:ん?
朧玖:大丈夫?
雷羽:ふっ、それ、誰に聞いてるの?もしかして僕?
:
雷羽:もし僕に聞いてるんだとしたら大丈夫だよ、死んでも戦ってやるさ!w
朧玖:死ぬのはだめだけど…それだけ元気なら大丈夫そうだね
雷羽:よし、ここからは僕らも全力だ!
朧玖:気を抜いたら負ける…
雷羽:僕はこういう戦いを求めてたんだ!さぁ、派手にやろう!
不破:先手必勝、*
雷羽:*
朧玖:*
不破:…っと、はあぁぁぁ…!
朧玖:*
不破:くそが…
雷羽:はあぁぁぁ…!
不破:はあぁっ!
朧玖:*
不破:っと…
雷羽:くそ、僕の攻撃は全部受けられてしまう…
朧玖:こっちは全部避けられる、*
不破:それはこっちのセリフだ、さっさと諦めればいいものを…
雷羽:諦めるわけないだろ、ばっかじゃないの?
不破:あぁん?誰がバカだって?
雷羽:おまえだよ*
不破:調子に乗るのもいい加減にしろ、ぶっ殺してやる!!
朧玖:*
雷羽:いやだめだ、僕が止める…だから
:
雷羽:わかるな?
朧玖:……うん
雷羽:頼んだぞ…
朧玖:うん…
不破:ここで決めてやる、*
雷羽:*
朧玖:…!
:―――
甘味:正直わたしは、戦闘に特化はしていません…
振見:だからなんだってんだよ!
奏:ふるみん落ち着いて…
振見:わかってる、わかってるけどな…
奏:大丈夫、私には策がある…
振見:策だぁ?
奏:うん…
振見:わかった、俺は何をしたらいい?
奏:ふるみんは音にだけ集中して…あとは*
振見:音、だな…わかった
甘味:戦闘には特化していませんが、ですが、弱いわけではないんですよ…覚悟してください!
奏:覚悟するのはそっち!竜巻投げクナイ!!
甘味:……
振見:……
奏:もういっ…ちょっ!!
甘味:くっ…
振見:そこか!
:
振見*
甘味:……
振見:かはあぁ…
奏:ふるみん!?
振見:…あ、はぁ?何が起きた…
甘味:……
振見:おいてめぇ、なにをしやがった!
甘味:教えるわけないじゃないですかw
振見:ま、そうだよな…しかたねぇ、どうにかするしかねぇな…
甘味:できればいいですね
振見:舐めやがってえぇぇぇ…!はあぁっ!
:
振見:かはあぁ…、まだまだぁ…!!
甘味:はぁ…
振見:ぐっ、くそが…
奏:(M)これ、クナイならどうなるんだろ…
振見:*
甘味:しつこいっ…!
奏:いま…
甘味:*
奏:(かぶせて)投げクナイッ…
甘味:…!
奏:くっ…
振見:はあぁっ…!
甘味:かはあぁっ
振見:よしっ!
奏:…っ
振見:*
奏:あはは、少しくらっちゃった…
振見:あはは…って、おまえそれ、全然少しじゃねぇーだろ…
奏:……
振見:そんなこと言ってる場合じゃねぇってのはわかってる、でも無茶するんじゃねぇ…
奏:わかってる、ごめんねふるみん
甘味:はぁ、はぁ…こんな傷負ったの、久しぶりですよ…まったく
振見:は、はっ、傷だけじゃ済まさねぇからな
奏:そう、だよ…倒して勝って、ふたりでこの国のてっぺんになるんだから!
甘味:そういうわりに、だいぶお辛そうですけど…
振見:うるせぇ、ほっとけ
奏:*
甘味:負け犬の遠吠え…ですね
振見:それは勝ってから言うもんだぜ、勝って地面に這いつくばらせて、その言葉、後悔させてやるよ!
甘味:おもしろいですね、では、この技でトドメをさしてあげますよ
振見:何かしらねぇーが受けて立つぜ、いくぞ*
奏:うん、全力でいくっ!!
振見:*骸ノ
:甘味を囲うように鋭い棘が複数ついた檻が出現する…
奏:(M)あの技、なら*
:
奏:*
:
振見:*黄泉への誘い《アンヴィテ・モール》…!
甘味:(小声で)*
:ガシャン…っと檻が閉まると同時に、血飛沫が舞う…
奏:やった、の…?
甘味:やったみたいですね〜
奏:…!
甘味:どうしたんですか?そんなに驚いて
奏:ふ、ふるみんは?
甘味:ふるみん、あー、あのさっきの男の方ですか、でしたらそちらに…
:そういい、甘味は血だらけの檻の方を指さす…
奏:え…
甘味:そうです、そちらです
奏:……
甘味:状況がわかっていないようですね、仕方ないので説明をしてさしあげますね
奏:じょう、きょう…?
甘味:*
奏:え、てことは…
甘味:そうですねぇ、この感じじゃ*
奏:ふるみん、ねぇふるみんっ!…んん、ふんっ!
:檻を開けるとそこには、見るも無惨な振見…の姿とはいえない肉塊がでてきた
奏:…!
甘味:あらぁ、もう助かりそうもない…というか、なんと言いますか、死んじゃってますね
奏:許さない、許さない許さない許さないっ!
甘味:許さない…って、*
奏:わからない、でもやらないと!ふるみんが報われない…
甘味:ほんと、大好きなんですねぇ〜
奏:大好きだよ、大好きだからこそ、勝ちたいの!
:
奏:でも、反転…
甘味:あ、ちなみに反転は1度しか使えないので、ご心配なく
奏:(M)だとしても、他に何かあるはず…気をつけないと
甘味:ご安心を、すぐに大好きな*
奏:すぅー、ふぅ…
甘味:(M)雰囲気が変わった…
奏:(M)さっき見たものが本当なら、できるはず…
甘味:*
奏:*
甘味:*
:
奏:……
甘味:……
:次の瞬間、甘味の左腕がぼとり…と音を立てて落ちる。
甘味:あがあぁっ、うぅ、くっ…ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙…
奏:……
甘味:ああ、あああ…うう、
:
甘味:はぁ、はぁ…なんとか、止血はできた…まだ、立ってるの?どこにそんな力が…
奏:……
甘味:…え、死んでる…?立ったまま…はぁ、*
:
甘味:(M)*
:―――
不破:ここで決めてやる、*
雷羽:*
朧玖:…!
:
不破:*
雷羽:*
朧玖:*
:
甘味:(N)3人の攻撃は交錯し、*
:
不破:く…っそ、もう動けねぇ…
雷羽:僕も動けないや…
朧玖:私も、手足が震えて…思うように動かせない……
不破:いま他の国に攻め込まれたら、もれなく全員終わりだな…
雷羽:それだけは嫌だね、このままならせめて、君に負けたい
不破:それは同感だ…漁夫の利なんてさせてたまるかよ
朧玖:ま、そればっかりはいない神に祈るしかないね…
雷羽:いないのにどう祈れって言うのさ…
不破:神ならいるぜ…
雷羽:え…
朧玖:何言ってるのさ…
不破:来たぜ、うちの女神さまがよぉ
甘味:*
不破:まぁ、一応な…ただもぉ指一本動かせねぇ…
雷羽:僕たちも同じく、何も出来ないよ…
朧玖:これはもう、私たちの負けかな…なんか清々しい気もするね…
甘味:残念ですが、わたしもスレミング戦でかなり消耗してるので、なにもできませんよ
不破:このままどちらかが先に回復するまで待てってか?冗談じゃねぇ、くそが
朧玖:私に考えがあるんだけど、聞いてくれる?
不破:あ?まぁ、聞くだけ聞いてやろう…
朧玖:おそらく残ってるのはここの二国とアカディーミだけ
甘味:そうですね
不破:それで?
朧玖:*
雷羽:その瞬間、僕と*
朧玖:そう!さすが*
雷羽:へへ、僕はその作戦乗った、おふたりさんは、どうする?
甘味:わたしはいいと思いますよ、アカディーミはかなりの強敵ですし、対する人数が多いに越したことはありません、*
不破:*
朧玖:なら決まりだね
雷羽:よろしくね、ふたりとも
不破:ああ、よろしく頼む
甘味:詳しい作戦は休んでから決めましょう、さすがに疲れました…
雷羽:僕も疲れた、一歩も動けないからここで寝てもいい?
朧玖:私も…
不破:俺もだ…
:
雷羽:(N)新技祭りの今回の戦い、*
:
奏:おまけだよ!
振見:ぷちっとキンプリ劇場!は!言えた!言えたぞ!!
:
朧玖:はぁ…
雷羽:どうしたの*
不破:ため息なんてついてたら幸せ逃げていくぞ?
甘味:*
不破:ほぉ、そうなのか…
甘味:はい、それはそうと、ほんとにどうしたんですか?
朧玖:……
雷羽:僕らでよければ話聞くよ!
甘味:そうですよ、わたしたち、もう仲間じゃないですか!
不破:そうだな
朧玖:実はね…
雷羽:うんうん
朧玖:*
不破:ああ、たしかに…俺の防具を破壊する時に一緒に消えてたな
雷羽:それがどうかしたの?
朧玖:あれ私のペットだったの…
不破:は!?
雷羽:もしかして、*
朧玖:そうだよ…
甘味:……
不破:……
雷羽:……
:
甘味:(N)その後、3人は何も言えなくなってしまった…
:
雷羽:ちなみに、後日新しい子をお迎えした。
:
振見:ぷちっときんぷりゃ……
奏:はぁ…ぷちっとキンプリ劇場、おわりだよぉ〜
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