第一章 さとこサマの噂④

 本日最後の授業の体育が終わった。更衣室がないので、女子は教室、男子は体育館の舞台裏で着替える。

 愛たちと教室に向かいながら、夏月は内心ハラハラしていた。

 体育の授業の前、愛と由貴子と奈々によって仕掛けられた陰険な罠を見ていたからだ。


 授業前、華の三人組はわざとのろのろと着替えていた。夏月は月葉と喋りながら、愛たちが着替え終わるのを待っていた。


 愛、由貴子、奈々、月葉、まりえ、夏月の六人以外の女子が教室からいなくなると、由貴子は小百合の机の中から白地にピンクの小花模様のポーチをとり出した。

ちょっと少女趣味なポーチの中に入っていたのは、ナプキンと縞模様の綿の下着だ。


「やっば、愛の言った通りマジでパンツあったし」

「でしょ。昼休みに慌ててポーチを持って出てってなかなか帰ってこないから、そうだと思ったんだよねぇ。あの子、生理が重くて不規則だから」

「どれどれ、これは使用済みかな~」


 由貴子がパンツを広げる。パンツには朱色のシミがあった。


「うわっ、きったねー」

 由貴子が大袈裟に顔を顰める。


 入学して間もない頃、小百合は小さな事件を起こしている。突然きた生理の血で椅子を汚してしまったのだ。

 幸いその頃はまだいじめはなかった。愛が他の女子たちと協力して、男子に気付かれないように椅子の血を拭き取り、保健室で下着とスカートの着替えを借りて、大事にならずに済んだ。

 でも、今はあの時とは違う。


「小百合、幼児体型のくせに生理だけは一人前よね。しかも『生理が重くって』ってちょっと自慢げらしいわよ」

「あい、小百合が先生に多い日だから見学させて下さいって言ってたの見ちゃった」

「マジ? 別に体調不良だから見学しますってぼかせばいいじゃん」

「わざわざ整理を主張するなんて気持ち悪いわね」

「ほんと、女の恥だよね。だから、ちょっとお仕置きしようよ。ねえ、ユッキー」

「オッケー」


 由貴子が汚れた下着をゴミ箱に捨てた。


「これでオシマイ?」

「それじゃつまらないでしょう、由貴子。そうよね、愛」

「もちろんだよぉ。まりえ、出番をあげるね」

「え?」


 まりえが戸惑った顔で愛を見る。愛は天使のように無垢な笑みを浮かべた。


「ホームルーム前に『たまたまゴミ箱で見つけちゃった』みたいな感じで、お願いできるかな」

「え、そ、それは」

「ね、まりえ。お願いね」


 拒否は許さない。愛の顔にははっきりとそう書いてあった。

 断れば次の生贄に選定される。鈍いまりえもそう気付いたようで、歪な笑顔で頷いた。




 まりえは愛の願いを聞き届けるのだろうか。


 平然とした顔をつくろいつつ、夏月は内心ドキドキしていた。

 女子全員が着替え終わったことを愛が知らせて、廊下で待っていた男子たちがゾロゾロと入ってくる。

 ホームルームまであと三分。まりえが席を立つ気配があった。

 心臓が小さな悲鳴を上げる。


「やだっ! 誰よ、ゴミ箱に変なもの捨てたの!」


 まりえの尖った声に、クラスメイトの注目が教室の後ろの隅のゴミ箱に集まる。


 夏月は廊下側から二番目の列の一番前の席の小百合に目を向けた。

 小百合は僅かな好奇心を滲ませて、教室の後ろを振り返っていた。哀れな仔羊はこれから生贄になることを知らず、話の輪に入れずともみんなと同じように視線を向けることで、ハプニングに参加している気分を楽しんでいるようだ。

 いじましい小百合を憐れに思う。


金茶髪に染めたホスト風の髪を掻き上げながら、一ノ瀬がゴミ箱に歩いていく。


「どうしたんだよ?」

「一ノ瀬クン、ごみ箱見てよ。変なものが捨ててあるんだってば、ほら」

「げっ、パンツじゃねーかっ!」


 一ノ瀬が捨てられたパンツを拾い、無遠慮に広げて叫ぶ。


「うおっ、ヤッベェ。これ汚れてんぞ」

「一ノ瀬、汚いぞ。これを使え」


 さらさらの黒髪に切れ長の瞳がシャープな印象の松島が、掃除ロッカーから金ばさみをだして一ノ瀬に渡す。

 一ノ瀬はパンツを金ばさみで掴みなおすと、高々と持ち上げた。


「これに見覚えあるヤツ、誰かいねーの?」


 一之瀬が笑いながら下着をひらひら揺らす。クラスメイトの忍び笑いや内緒話の声が漣のように教室に響いた。

 夏月は愛の方に視線を向けた。

 愛は由貴子と奈々もと顔を突き合わせてクスクスと笑っていた。

 大人の男みたいなしっかりした体格に男前な顔立ちの横尾が、にやりとした顏で顎をしゃくる。


「おい、一ノ瀬。それ、名前が書いてあるぜ」

「マジかよ。おっ、書いてある。えっと、サユリ? サユリってどいつだっけ?」

「クラスメイトの名前ぐらい覚えておけ、あいつだよ。小森小百合」


 松島が自分の席で俯いて小さくなっている小百合の方を親指で差す。

 一之瀬が大袈裟に肩を落とし、小百合に近付いてく。愛、由貴子、奈々も小百合の傍にやってきた。


「なんだよー、愛のだったらオレがもらっちまおうと思ってたのに。地味でブスのパンツはいらねーよ」

「一ノ瀬くんったら酷いよ、ブスだなんて。女の子にそんなこと言っちゃダメ。でも

小百合も汚したからって、ゴミ箱にパンツなんて捨てちゃダメだよ」

「生理中ですアピールとかキモっ、ありえないっつーの」

「本当に最低よ、小百合。アナタのパンツなんて誰も見たくないのよ。不快にしないでちょうだい」

「ホント、マジで最低」

「ねぇ小百合、みんなに謝った方がいいんじゃないかなぁ?」


 愛達に詰め寄られて、小百合は俯いて震えていた。

 下着を盗まれて勝手に捨てられたのだという事実を口にできないまま、泣きそうな顔で肩を丸めている。

 その様子を愛たちは肉食獣のような目で見ていた。


「ほらぁ、ちゃんと謝って。小百合」 

「愛の言う通りだよなー。きたねぇパンツ見せてすんませんって言ってみろよ。それまでパンツ、返してやんねーぞ」


 一ノ瀬が小百合の真横で金ばさみに挟んだ下着をゆらゆら揺らす。

 小百合は立ち上がって慌てて下着を取ろうとしたが、一之瀬は下着をひょいと持ち上げた。百七十五センチある一之瀬がそうすると、小柄な小百合では背伸びしても下着に届かない。


「謝れっつってんだろ、地味女」

「そうだな、謝罪するべきだ」

「オラ、謝れよ」


 愛の言葉に一ノ瀬、松島、横尾も同調して小百合に詰め寄る。

 たちまち、小百合は恥知らずの変態女という空気が教室を支配した。


「最低」

「気持ち悪いオンナ」

 教室のあちこちで小さな群れを成しているクラスメイトたちが、密やかな声で小百合をバッシングする。


 夏月は密かに胸を痛めていた。でも、どうもできない。教室というストレスフルで歪な小さな社会には、スケープゴートが必要だ。


 月葉はどう思っているんだろう。

 月葉は気弱で根暗だが意外と正義感があって、いじめを糾弾する度胸はないものの、加担するのを嫌った。その潔癖さと頑固さは、彼女が一度クラスの最下層まで転落してしまった原因の一端を担っていた。

 きっと、悲憤の表情を浮かべているに違いない。私の今の気持ちを分かち合えるのは月葉だけだ。

 そう思い月葉に視線を向けた。


 小百合の左斜め後ろの席の月葉は身じろぎ一つせずに座っていた。

 伸びた背筋と動かない後頭部は、すぐ傍で狼の群れに襲われる仔羊を冷静に観察しているように見えた。


 何かが可笑しい。夏月は薄ら寒いものを月葉に感じた。


 膨れ上がっていく悪意を吹き飛ばすように、誰かが思い切り机を叩いた。

「いい加減にしやがれ!」

 ビリビリと空気を震わすような迫力ある怒声。

 椅子を吹っ飛ばしながら勢いよく立ち上がった朔耶が、威嚇するように荒い足音を立てながら小百合の席に近付いていく。

 百四十八センチとクラス一のチビの朔耶が下着に手を伸ばした。

 一之瀬はさっきと同じように下着を上にあげて奪わせまいとする。

 朔耶は瞳を鋭く細めて一之瀬を睨み上げると、金ばさみを握る彼の腕を捻りあげた。


「いででで、この馬鹿力女!」

 慌てて一之瀬が金ばさみを手放す。

 朔耶はひらりと舞う下着を空中でキャッチして、そっと小百合に返した。

 小百合が下着を抱き締めるように机に突っ伏し、嗚咽を漏らす。


 小刻みに跳ねる小百合の背中を優しく撫でると、朔耶は愛を睨みつけた。殺し屋も真っ青になるほど威圧感だ。


「麻生、どうせ小百合の下着をゴミ箱に捨てたのはお前らの誰かだろ」

「えぇ、なにそれ。高杉、酷いよ。どうしてあいがそんなことするの?」

「恍けんじゃねえ。さっき体育の授業の時、揃ってやたら遅くやってきただろう。そんで終わった後のこの騒ぎだ、明らかに怪しいだろ。お前こそ、小百合に謝れよ」

「証拠もないのによくそんなことが言えるね」

「証拠がなければやってないってことにはならねぇんだよ」

「クラスメイトを疑うなんて酷いよ、高杉」


 愛が大きな瞳に涙を溜めた。由貴子と一之瀬が怒った顔になる。


「高杉ヒドすぎ、濡れ衣着せるとかサイテー」

「テメー、人気者の愛をひがんでんじゃねーよ」

「そうよ、愛が可哀想だわ」

 奈々、松島、横尾も加わって朔耶を罵倒する。


 しかし、朔耶は平然とした顔をしていた。


「何を騒いでいるんだ、もうチャイムが鳴るぞ。席に着けよー」

 間延びした声と共に担任の倉坂先生がやって来た。

他の生徒達がそそくさと席に戻っていくなか、朔耶は愛の腕を掴んだまま小百合の傍らに居座る。


「痛いよ、高杉。ねえ、離して」

 愛が弱った声で訴えると、倉坂先生は怪訝な顔でそちらを見た。

「高杉、麻生を離してやれ」

「麻生が小百合に謝ったら離す」

「麻生と小森がどうしたっていうんだ?」

「麻生が嫌がらせで小百合の私物を捨てたんだ」

「どういうことだ、説明しなさい」

 倉坂先生が首を捻ると、一之瀬が手を挙げた。

「なんでもねーっす、先生。愛は小森が放置したゴミを捨てただけっす。それなのに小森が勝手に泣いて、それ見て、高杉が勝手にいじめてるって勘違いしただけでーす」

「そうか。高杉、勘違いだそうだ。早く麻生を離して席に戻れ」

「はあ? ふざけんじゃねえ」


 今にも噛み付きそうな顏をする朔耶を、倉坂先生は呆れ顔で見る。

「あのな、高杉。女子なんだから、その荒っぽい言葉遣いを直しなさい。ほら、席に着く。ホームルームをはじめるぞー」

 暖簾に腕押しの態度に朔耶は小さく舌打ちを漏らしたが、大人しく愛を解放して席に戻っていった。

 倉坂先生はあてにならないと判断したのだろう。


 倉坂先生は生徒の進路や成績についてはちゃんとサポートをしてくれるが、人間関係や心の悩みには目を向けてくれない。月葉が崖っぷちで足掻いていた時もそうだった。夏月は小さく溜息を漏らす。


 さっきの下着事件なんてなかったかのように、平穏にホームルームが終わった。


 生徒達が教室を出ていくなか、夏月がもたもたと帰る準備をしていると、教室の後ろの空いたスペースで不穏な動きがあった。


「高杉。愛のことイジメてんじゃねーぞ」


 一之瀬が松島と横尾を引き連れて、朔耶を取り囲んでいた。

 体格のいい男子三人が怖い顔で小柄な女子一人を囲んでいる。夏月が朔耶の立場なら恐怖で失神していただろう。

 だけど、朔耶は平然とした顔で言い返す。


「いじめてなんてない」

「犯人扱いしたじゃねーかよ」

「十中八九犯人だろうが」

「なんだと、テメーふざけんじゃねーぞ」

「ふざけてない、私は至って真剣だ」

「この男女ヤロー、テメー生意気なんだよ」


 一之瀬が朔耶に掴みかかる。

 朔耶は素早い動きで一之瀬の腕を躱して、彼の腹にパンチを叩き込んだ。


「おい、高杉。一之瀬になにしやがる」

 横尾がずいっと朔耶の前にでて軽く構えた。朔耶はにやりと笑う。


「ボクシング部の腕前の披露でもしようってか」

「殴られたくなけりゃ、女らしくメソメソ泣いて引き下がれや。泣けねえなら甘えて見せろよ。そしたらオマエの得意分野で勝負してやってもいいぜ」

「私が甘えた顔をしたら、プールで水泳勝負でもしてくれるってか? そうなったら泣くことになるのはお前だ、横尾」


 横尾は運動神経抜群で喧嘩も強いが、泳ぎだけは苦手で、夏の水泳の授業はぜんぶサボっている。そのことを本人は気にしているし、周りも怒らせないように触れない。

 朔也はそれを平気で煽るのだから、すごい度胸だ。


「甘い顔見せてやればこれか、このクソ女がぁっ! おい、やっちまうぞ!」


 逆上した横尾が松島と一之瀬を顎でしゃくり、三人一斉に朔耶に襲いかかる。

 三対一の卑怯な喧嘩。他の生徒達が巻き込まれないように逃げていくなか、夏月はいつでも逃げられるように、教室の前の入り口付近からその喧嘩を見ていた。

 朔耶は抜群の反射神経で飛び交う蹴りや拳を避けていたが、何発か殴られていた。白い頬が赤くなり、唇の端から赤い血が一筋伝う。それでも彼女は怯えも痛がりもせず、一之瀬、松島、横尾の三人を返り討ちにした。

サッカー部、陸上部、ボクシング部とインテリじゃない男子三人相手に大勝利だ。


 朔耶は床に転がって呻く三人を冷たく見下ろすと、愛と由貴子と奈々をじろりと睨みつけて教室を出ていった。

 薫が朔耶の後を追っていく。

 夏月も素知らぬふりでそっと教室を出た。


 廊下に朔耶と薫の姿はない。そのかわり、とっくに帰ったはずの月葉がいた。


「月葉」

「夏月、いま帰り?」

「うん。月葉、もっと前に出てかなかったっけ?」

「忘れ物しちゃって取りに来たんだ。でも、教室に入れなくてさ」


 弱った笑みを浮かべる月葉に夏月は苦笑する。


「あの騒ぎだったもんね」

「まあ、たいしたものじゃないし、いいや。一緒に帰ろ、夏月」

「うん」


 懐かしい時間が戻ってきた。二人きりの狭くて安全で楽しい時間。まるで蜜月のようなひとときのかけがえのなさを思い知る。

 同時に不安が胸を過った。

 月葉は怒っていないのだろうか。


 夏休み前、憔悴しきっていた月葉の姿をふと思い出して、胸が軋む。


 どこで歯車が狂ったのだろう。目を付けられないよう、細心の注意を払って二人で地味にひっそりと生きていた。

 オタクじみた話をする時は周囲の目を気にして隠語で喋っていたし、推しキャラのグッズを見せびらかしたい願望を堪えて、学校ではアニメや漫画好きだとばれないようにしてきた。

 だけど、思わぬ方向で二人の世界は崩れてしまった。


 去年、高校一年生の六月頃から、愛たち三人組が声を掛けてくるようになった。

三人の魂胆はなんとなくわかっていた。大人しい従者が欲しかったのだ。

 その証拠に、愛たちから放課後の掃除当番を代わって欲しいとか、購買へのおつかいを頼まれたりした。二人一組の作業の時に一人余るからと、夏月か月葉を借り出すこともあった。

 便利屋扱いだったものの、目を付けられたくなくて逆らえなかった。それに、華やかな三人組の一員として扱われるのは悪い気はしなかった。

 まりえみたいにイジメに加担させられたり、奢らされることはなかったし、人脈がない自分と月葉では到底得られない噂話を得たり、お洒落な店に一緒に連れて行ってもらったり、楽しいこともあった。


 状況が悪い方向に傾きだしたのはちょうど一年前。

 いきなり、月葉が華の三人組に嫌われはじめた。十一月も終わりに近づくと、月葉は三人組と完全に決別した。

 そのことは夏月にとって悪いことではなかった。むしろ、また二人きりに戻るのだと内心喜んだぐらいだ。月葉も同じ気持ちだったと思う。

 誤算だったのは、愛たちが月葉に対して執着めいた敵意を持ってしまったことだ。


 年が明けて二月になると、月葉に対する小さな嫌がらせが始まった。

小さな芽は悪意という栄養をたっぷり与えられ、日増しに大きくなった。愛達から免罪符を何度か与えられたが、月葉がそれを突っぱねたせいもある。


「あたしは愛たちなんかと同じ土俵に立ちたくない」


 気弱でなかなか言い返せない月葉が、凛とした声で繰り返し口にした言葉。怖がりで弱いくせに変に頑固な月葉を、夏月は陰で応援することしかできなかった。

 愛たちから月葉を傷付けるようなことを命じられても、怖くて断れなかった。


 しょうがない、誰だって火の粉は被りたくない。身を挺してまで友達を助ける強さはない。たとえ無二の親友だったとしても。


「どうかした? 夏月」

「ううん、なんでも。月葉は、この先もわたしの友達でいてくれるよね?」


 夏月はおもねるように月葉の顔を覗き込む。

 月葉が向日葵みたいな笑みを浮かべた。


「当たり前でしょ。ふふ、変な夏月」


 久しぶりに見る屈託ない月葉の笑顔。

 嬉しいのに、何故だか胸がざわついた。月葉への負い目のせいかもしれない。


「ほんとうだね、わたしヘンだよね」

 夏月は肩の力を抜いて笑みを浮かべた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る