第4話彼女とのキス
翌日を迎え、昂揚していた。
菱愛に首輪を嵌めて貰えた。
ゆくゆくは裸も見せて貰えるなんて、なんという幸せ者だろう。
登校して、菱愛が登校して姿を現すのが楽しみだ。
読みかけの文庫本も読み進められないほど昂揚している。
私の持っていた首輪は彼女が持っている。
「おはよー」
「おはよう」
菱愛が来るのが待ち遠しい。
クラスメイトが続々と教室に入ってきた。
まだか、まだか……。
7時50分に菱愛が登校して教室に姿を現した。
「おはよー」
「おはよう、菱愛さん」
扉近くのクラスメイトが挨拶した。
菱愛が自身の席に歩みを進める。
仲の良いクラスメイトはまだ菱愛に話しかけない。
彼女が一息ついた頃に仲の良いクラスメイト達が群がる。
彼女が話しかけてくることもない。
私が話しかけにいくこともない。
彼女に群がるクラスメイトの顔色を曇らすことは承知している。
私は読みかけの文庫本に集中した。
私が菱愛に話しかけられたのは昼休憩に入って10分が経過した頃だった。
「那波多さん、一緒に昼食を食べない?」
「食べた……いです」
「良かった。じゃ行こっか」
食べかけの弁当をしまって、それを抱えたタイミングで空いた片腕を掴まれ、連行された。
教室内がざわついたのは言うまでもない。
屋上に連れてかれ、掴まれた片腕を放され、自由になる。
彼女がベンチまで歩いていき、ベンチに腰を下ろし、弁当箱は開けた。
佇んでいた私に隣に座るように促した。
「那波多さん座らないの?座りなよ」
私は大股で歩いていき、彼女の隣に座った。
「……」
「命令したいだろうけど待って。食べ終わったら、命令きくから」
彼女に変態と言われたけど、彼女も変態だと思う。
思うだけで口にしない。
私も彼女と同じように昼食を食べていく。
彼女より早く食べ終えて、何をして良いか分からなくなる。
「……」
「……」
彼女の咀嚼音が近くで聞こえるだけで、校舎の敷地外でトラックの走行音が聞こえたりする。
彼女が食べ終わったらしく、カタカタと弁当箱を閉めて片付ける。
「ふぅー。食べ終わったよ。裸になる以外ならなんでも命令して良いよ。必ず従うから」
「裸にさせる以外……なんでも良いんですか?」
「良いよ」
「じ……じゃあ、初めにキスしたい……です」
「要望を言って。どんなキスがお望みなの?」
「えっとじゃあ——」
私が要望を伝えると、迷うことなく彼女が私の後頭部に片手を伸ばし、男らしい強引なキスをされた。
彼女の片手が頭を抑えていたので彼女がキスを止めるまで唇と唇は触れ合ったままだ。
一分以上はキスをしていた。
彼女が頭から片手を放し、キスをやめた。
「キスくらい平気だよ。他にしたいことは?」
「菱愛さんのあそこを触りたいです。嫌なら無理には……」
私は彼女の表情を窺う。
「構わないよ、触るだけか?」
「
「好きなようにしてくれ」
私は彼女の返事に唾を飲み込んだ。
「触りますよ」
「あぁ」
私は彼女のスカートを捲り、ショーツの上からアソコを撫でた。
「んぅっ……はぁんっ……」
彼女の口から艶めかしい喘ぎ声が漏れた。
次に片手をショーツに入れて、アソコを直に撫でた。
彼女の喘ぎ声が大きくなった。
「はぁんっあぁんっ……んぅっ」
「指を挿れますね」
「わざわざ言うな」
「んんっはぁんっ……あぁんっんぅっ!」
私は彼女のアソコに指を挿れた。
私は昂揚して、彼女を絶頂かせてしまった。
これは貴女の首輪でしょ 木場篤彦 @suu_204kiba
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