快晴
嘆き哀しむ。
何をしているのだろう。
これだけのこと。
ただそれだけのことだ。
たった1回だけ、たった1度だけ動いただけ。
それなのに、僕は何故か清々しい。
開き直り?いや、違う。
雑念が抜けただけだろう。
そういうことを考える暇じゃなくなった。
それだけに集中しないといけなくなった。
そういうことだろう。
何かが解決したわけでもない。
ただ、平然といたって同じ状況だ。
何も変わりはしない。
だけど、僕は、今やるべきこと、変わらないこと、要らないことが分かった気がする。
確かに結末は変わらないだろうし、想像した未来通りだろうけど、何故か、上手くいく、そんな気がする。
失敗じゃない。まだ失敗じゃない。
やり直せるし、立ち上がることが出来る。
それだけだ。
それだけなのに、見える色も形も想いも違う。
冷静だと思う。
あぁ、今日は悪くない日だ。
良くはない、だけど、悪くない。
だって立ち上がることが出来るのだから。
リススタート出来るのだから。
残基が少ないかも知れないし、最後かも知れない。
だけど、今は立ち上がることが出来る。
それだけで、今は満足だし、全力を尽くす。
これがラストステージだ。
僕は、ただリスタートをする。
清々しい気持ちを知って―。
悩み、悩んだ先のただの苦悩 東井タカヒロ @touitakahiro
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
参加中のコンテスト・自主企画
同じコレクションの次の小説
願う感嘆の回想/東井タカヒロ
★3 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます