第30話 『結衣との契約、熱い解放の時』
十月中旬。秋の夜風が肌寒さを増す頃、西山和樹と山本結衣の間に流れる空気は、依然として熱を帯びたままだった。前話で、結衣は和樹に「もっと深い癒やしを」と求め、和樹もそれに応える覚悟を決めた。二人は今、和樹の自室という完璧なプライベート空間で、互いの鼓動を感じ合っていた。
結衣は、和樹の目の前で、着ていたTシャツも、鮮やかな水色のブラトップも、そしてショートパンツも全て脱ぎ去った。和樹の視界には、部屋のわずかな照明に照らされた、結衣の何もかも包み隠さない身体が広がった。その肌は健康的な小麦色に近く、バスケットで鍛え上げられただけあって引き締まっているが、女性らしい柔らかさも持ち合わせている。彼女の豊かで丸みを帯びたバストは、Bカップと聞いていたが、和樹の想像以上に弾力があり、その先端の小さなバラ色が、和樹の視線を引きつけた。引き締まった腹部、へそピアスの小さな輝き、そして豊かで弾力のある臀部へと続く曲線は、和樹の視覚を刺激し、彼の心臓を激しく打ち鳴らした。和樹の鼻腔には、結衣の身体から直接漂う、甘く、そして微かに興奮した体臭が、部屋中に満ちているのを感じた。
「和樹くん……」
結衣の声は、微かに震えていた。その瞳は潤み、頬はバラ色に上気している。しかし、その視線は、和樹の奥底を見据え、迷いは一切なかった。
「結衣……本当に、いいんだな?」
和樹が問いかけると、結衣は小さく、しかしはっきりと頷いた。
「うん……和樹くんなら、大丈夫。私、和樹くんに癒やされるの、すごく気持ちいいから……」
結衣はそう言って、和樹の手をそっと取り、自身の身体へと導いた。その指先から伝わる熱が、和樹の理性を焼き尽くしていく。
和樹は、まず結衣の唇に、ゆっくりと自分の唇を重ねた。結衣の唇は柔らかく、僅かにスポーツドリンクのような甘酸っぱい味がした。最初は優しく、そして徐々に情熱的に、互いの唇が吸い合う。結衣の舌が、和樹の口内へと迷い込んできた。和樹はそれに絡みつくように応え、二人の間からは、甘く濡れた音が響いた。
キスを終え、和樹は結衣の首筋へと顔を埋めた。彼女の肌からは、興奮した体臭が強く漂う。そのままデコルテ、鎖骨へとキスを落とし、ゆっくりと視線をバストへと移した。
結衣のバストは、弾力があり、和樹の視覚を強く刺激した。和樹は、その柔らかな膨らみを指の腹で優しく撫で上げ、先端の小さなバラ色の突起をそっと弄んだ。結衣の身体が大きく身悶え、甘い吐息を漏らす。
「ひっ……和樹くん……そこ……」
和樹は、結衣の乳首に顔を埋め、優しく舌でなぞった。硬く尖った乳首を、吸い付くように口に含むと、結衣の身体は激しく震え、甘い悲鳴のような声を上げた。
「んんっ……あぁっ……たまらない……!」
和樹は、左右の乳房を交互に舐め上げ、乳首を吸い、甘噛みすることで、結衣の性的快感を極限まで高めていく。結衣の指が、和樹の髪を強く掴んだ。彼女の身体からは、快感によって全身から噴き出すような熱が伝わってくる。
和樹は、ゆっくりと、しかし確実に結衣の身体に触れていった。指の腹で彼女の肩から背中を優しく撫で下ろし、腰から臀部へと、その手を滑らせる。結衣の肌は、驚くほどきめ細かく、吸い付くような感触だ。和樹は、彼女の臀部を優しく撫で上げ、指先でその柔らかな感触を味わう。結衣の身体が、和樹の手の動きに合わせて、微かに身悶え、甘い吐息を漏らした。
次に、和樹は結衣の太ももの内側へと手を滑らせた。内腿の柔らかい肌が、和樹の掌に吸い付くように伝わる。そして、鼠径部のリンパ節を丹念にマッサージする。
「あっ……ひぅっ……和樹くん……そこは……!」
結衣の身体が大きく跳ね、これまで聞いたことのない、甘く、そして抑えきれない喘ぎ声が部屋に響き渡った。和樹の指先が、彼女の最も敏感な部分を探り当て、快感の波を次々と引き起こす。結衣の身体は、熱を帯びて、和樹の指に吸い付くように反応する。
「和樹くん……もっと……そこ……お願い……」
結衣の声は、懇願するように和樹に迫った。
和樹は、結衣の身体をゆっくりと仰向けにした。結衣は瞳を閉じ、微かに震える唇から熱い息を漏らしている。その指先で、結衣の乳房の基部からリンパの流れに沿って、優しく丁寧にメンテナンスマッサージを施した。優しく円を描くように指を滑らせると、結衣の身体が大きく身悶え、深い、甘い溜息を漏らした。
和樹は、ゆっくりと、自分の身体を結衣の上に重ねた。
初めての挿入は、痛みと、それを凌駕するほどの快感を伴った。
「いっ……ふぅ……んっ……」
結衣の身体が、一瞬硬直したが、すぐに和樹の身体に吸い付くように絡みついてきた。和樹は、結衣の身体の奥深くへと、ゆっくりと、しかし確実に侵入していく。温かく、そして柔らかい感触が、和樹の理性を吹き飛ばした。結衣の身体は、快感によって震え、全身が熱を帯びていく。
「和樹くん……ううっ……もっと……深く……」
結衣の声は、甘く、そして懇願するように和樹に迫った。和樹は、彼女の身体の奥深くへと、さらに深く突き進んだ。結衣の身体が、和樹の動きに合わせて、官能的な音を立てる。
「はぁっ……ひぅっ……んんっ……!」
結衣の口から、抑えきれない喘ぎ声と、熱い吐息が漏れる。和樹は、結衣の身体の奥深くへと、さらに深く突き進んだ。結衣の身体が、快感によって激しく震え、和樹の腕を強く掴んだ。彼女の瞳は潤み、視線は和樹の奥底を見つめている。
「和樹くん……気持ちいぃ……もっと……私、全部、和樹くんに……」
結衣の言葉は、途切れ途切れで、理性を失いそうなくらい甘く響く。和樹は、彼女の身体から漂う、興奮した体臭が、部屋中に満ちているのを感じた。
どれほどの時間が経ったのか。和樹の身体から熱いものが溢れ出し、結衣の身体の奥深くへと注ぎ込まれた。結衣は、激しく身悶え、甘い悲鳴のような声を上げた。
「ひぃっ……んっ……和樹くん……!」
彼女の身体が、大きく弓なりに反り、硬直した。そして、全身の力が抜け、ぐったりと和樹の腕の中に倒れ込んだ。その顔には、極度のリラックスと、どこか満たされたような、恍惚とした色が宿っていた。
「結衣……大丈夫か?」
和樹が優しく声をかけると、結衣は潤んだ瞳で和樹を見上げ、力なく微笑んだ。
「うん……大丈夫。和樹くん……本当に、ありがとう……。こんなに気持ちいいなんて、初めて……」
結衣の言葉は、心底安堵したような、そして和樹への深い感謝が込められていた。彼女は和樹の腕にそっと頭を乗せ、目を閉じた。
「ねえ、和樹くん……。このこと、私にとって、高校時代の、忘れられない青春の記録にするから……。これからも、和樹くんに、癒やしてほしいな……」
結衣の言葉に、和樹は彼女の頭を優しく撫でた。長年の友人である結衣との関係が、性的行為によって一線を越えたことへの興奮と、同時に芽生える深い責任感。彼女の純粋な信頼と、行為によって得られる彼女の深いリラクゼーションに、和樹は複雑な感情を抱いた。この夜、和樹と結衣の間に、新たな、そして決定的な絆が生まれたことを、和樹は肌で感じていた。
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