999本の向日葵を君に…
たまごボーロ
第1話
『999本の向日葵を君に…』
文晃(ふみあき):
日茉莉(ひまり):
文晃:M)向日葵の花言葉…
文晃:M)1本だと一目惚れや君は運命の人
3本は愛の告白
4本は貴方に一生の愛を捧げます
9本はいつまでも一緒に居てください
文晃:M)そして…
99本は…永遠の愛
…それから
:
文晃:…これからはずっと一緒だよ…
日葵莉:え?
:
文晃:『999本の向日葵を君に…』
:
0:【日葵莉の帰りを待って今まさに告白を…】
文晃:あの…
日葵莉:…ん?
文晃:これ…
日葵莉:向日葵…
文晃:うん。貰ってくれる?
日葵莉:え?あ…ありがと
文晃:向日葵って日葵莉ちゃんみたいだなって…
日葵莉:え、あ…
文晃:向日葵あまり好きじゃなかった?
日葵莉:ううん。好き、大好き。
私の名前だし、それに向日葵って見ていると元気になるもん。
文晃:うん。そんなところも日葵莉ちゃんみたいだ。見ていて元気になる
日葵莉:…///
文晃:…あのさ、向日葵の花言葉知ってる?
日葵莉:え?花言葉?
文晃:一般的には貴方だけを見つめている、貴方を幸せにします
日葵莉:そうなんだ
文晃:あとね、本数や色でも花言葉が違うんだ
日葵莉:そうなの?
文晃:1本だと一目惚れ…
3本は愛の告白
4本は貴方に一生の愛を捧げます
6本は貴方に夢中です
日葵莉:へぇ~
文晃:11本は最愛
15本はごめんなさい
まだまだいろいろな意味があるんだよ
日葵莉:凄いね、よく知ってるね
文晃:僕も向日葵好きだから…
日葵莉:そうなんだね。でも凄いよ
文晃:だからね…その…今日あげた向日葵にも意味あって…
日葵莉:えっ…あっ…3本って事は…
文晃:日葵莉さん。好きです。僕と付き合ってください
日葵莉:…///
文晃:返事はいつでもいいから
日葵莉:…はい。よろしくお願いします。
文晃:え?
文晃:…
文晃:えっ本当に?
日葵莉:…うん
文晃:やった~
日葵莉:…ふふっ
文晃:日葵莉ちゃんの事大切にする
日葵莉:えっ///
文晃:絶対絶対、幸せにするね
日葵莉:嬉しい。ありがと。
文晃:ずっと一緒だよ…
日葵莉:うん。
文晃:N)こうしてずっと好きだった彼女と付き合い始めた
日葵莉:N)好きだった彼からの素敵な告白、この時は本当にうれしかった
0:【彼女と数回目のデート/ひまわり畑】
文晃:ほらほら、あんまり走ると危ないぞ
日葵莉:だって、みて~向日葵がいっぱい
早く行こうよ!
文晃:わかったって。
本当に好きだな向日葵
日葵莉:うん。向日葵は私の花だもん
名前も…それに文晃くんが私みたいって言ってくれたし
文晃:そっか、良かったここに来れて
こんなに喜んでくれて、日葵莉ちゃんの喜んでいる顔がみれて嬉しいよ
日葵莉:文晃くんありがとう
今日は私と文晃くんの向日葵記念日だね…なんて
文晃:そうだね。じゃあ、今日の記念に
日葵莉:ん?
文晃:はい…向日葵の花束
日葵莉:ありがと!
文晃:どういたしまして
日葵莉:9本だ…9本という事はやっぱり花言葉あるんだよね?
文晃:9本の向日葵の花言葉は
「いつまでも一緒にいてほしい」だよ
日葵莉:そうなんだ
文晃:…重かった?
日葵莉:ううん、嬉しい
文晃:…良かった
じゃあ、いつまでも一緒にいようね…
日葵莉:うん
文晃:N)向日葵の花束をもって太陽のような笑顔を見せてくれる君の事が大好きだった
日葵莉:N)向日葵の花束と一緒に素敵な言葉をくれる彼が大好きだった
:
文晃:ねえ、次の休みの日どこに行こうか?買い物にでも行く?
日葵莉:あ、次の休みは友達と買い物に行く約束しちゃった
文晃:…そうなんだ
日葵莉:ごめんね
文晃:いいよ気にしないで
日葵莉:ありがと
文晃:じゃあ、集合場所まで送り迎えしてあげるよ
日葵莉:え?悪いよ…
文晃:いいんだよ。少しでも日葵莉と一緒に居たいから
日葵莉:え、でも
文晃:あ、そうだ。
どうせだったら、友達も一緒にこの前オープンしたショッピングモール連れて行ってあげようか?
日葵莉:本当?
文晃:うん
日葵莉:あ、でも…
文晃:いいよ。僕もそこで欲しい靴あるし
ついでだから…着いたら別行動すればいいんだし
どう?
日葵莉:本当にいいの?
文晃:いいんだよ。だって、日葵莉の喜ぶ顔も見たいから
日葵莉:うれしい。ありがと
日葵莉:N)この頃は彼の優しさが嬉しかった…
:
文晃:ねえ、今週の金曜日って飲み会だよね
日葵莉:え?…う、うん
日葵莉:M)…文晃に飲み会の事話したかな?
文晃:その飲み会、送り迎えしてあげようか?
日葵莉:いいよ。悪いし
それに何時に終わるか分からないから
文晃:え?そんなに遅くなるの?
日葵莉:え?
文晃:あっ…なんでもない
日葵莉:…
文晃:やっぱり心配だから迎えだけは行くよ
日葵莉:いいって
文晃:終わったら連絡して、待ってるから
日葵莉:でも...
文晃:彼女を深夜に一人で歩かせるの危険だから僕が迎えに行く
日葵莉:...
文晃:日葵莉の事心配なんだ
日葵莉:...でも
文晃:僕が行くと何か都合が悪い事あるの?
日葵莉:それはないけど…
文晃:だったらいいだろ。迎えに行くから
日葵莉:…うん
文晃:あんまり飲みすぎるなよ
日葵莉:…うん
日葵莉:N)この頃から徐々に彼の言動が束縛と思う様な事が増えてきた
:
文晃:おかえり
日葵莉:え?
文晃:早く会いたくて迎えに来ちゃった
日葵莉:え?今日約束してないよね
文晃:うん。あ、これ
日葵莉:…向日葵
文晃:今日はね4本
日葵莉:4本?
文晃:向日葵の4本の花言葉はね
文晃:あなたに一生の愛を捧げます
日葵莉:…え?
文晃:僕の気持ちだよ
日葵莉:…ありがと
文晃:さ、帰ろ
日葵莉:…あのさ、今日
文晃:え?何?
日葵莉:私…これから
文晃:これから何しようか
日葵莉:…友達と…約束
文晃:え?何か言った?
夕食、どこで食べる?
外食?家?
日葵莉:…だから、友達と
文晃:ん?あ、そうそう。この前友達が言ってた店がいいかもね
日葵莉:…だから
文晃:ん?何?
日葵莉:…ううん…何でもない
文晃:じゃあ、行こうか
日葵莉:…うん
日葵莉:N)徐々に文晃との時間ばかりが無理やりに増やされ、一人の時間がなくなっていった……
:
文晃:ねえ、最近連絡取れないこと多いけど僕の事嫌になった?
日葵莉:え?そんな事…仕事が忙しくって
文晃:それなら良いけど…
日葵莉:…うん
文晃:はい、プレゼント
日葵莉:あ…
文晃:向日葵の花束…40本
日葵莉:こんなに
文晃:40本の花言葉はね「貴方に永遠の愛を誓います」
日葵莉:永遠…
文晃:…嬉しくない?
日葵莉:そんな事…ない…嬉しいよ
文晃:…そっか
ずっと一緒に居たいから
日葵莉に永遠の愛を誓うね
日葵莉:…うん
文晃:だから、ずっと一緒に居ようね
日葵莉:N)ずっと一緒に居ようという言葉を聞くたびに不安と恐怖が私の中に増えていった
:
文晃:日葵莉から呼び出しって珍しいね
日葵莉:ごめんね
文晃:謝らないで、嬉しいんだから
はい、プレゼント
日葵莉:また、向日葵の花束…
文晃:どうした?
日葵莉:…要らない
文晃:え?
日葵莉:だから要らない
文晃:…何で?
日葵莉:…別れたいから
文晃:は?
日葵莉:…もう、別れたいの
文晃:別れたい?
日葵莉:…うん
文晃:嘘だ…
日葵莉:嘘じゃない、ずっと別れたいって思ってた
文晃:ずっと?
日葵莉:うん
文晃:何で?
ほかに好きな人出来た?
日葵莉:違う
文晃:違うの?
じゃあ、何で?
日葵莉:…重いから
文晃:…え?
日葵莉:…文晃の気持ち重すぎて、もう辛いの
文晃:重い…僕が?何で?
日葵莉:向日葵の花言葉とか、よく言っているずっと一緒とかって…
文晃:だって嬉しいって言ってくれてただろ
何で急に…
日葵莉:急じゃないずっと思ってた
文晃:ずっと思ってたって…
そんな事ないだろ
日葵莉:何も教えてないのに飲み会の日にち知ってたり、急に迎えに来たり…
毎回向日葵の花束持ってくるし…
文晃:君だって「ずっと好きっ」て言ってただろ
日葵莉:そんなの、最初の頃でしょ
今は違う…怖い…の
文晃:怖い?僕が?
日葵莉:だんだん文晃の気持ちが重くなって、怖くなってきたの
文晃:そんな事…そんなに重い?怖い?
日葵莉:…うん。だから別れて欲しい
このままずっと文晃の事怖いって思いながら付き合っていくのが辛くなってきた
文晃:ねぇ…
重かったら直すから
別れるなんて言わないで欲しい…
日葵莉:そういう所が重いの
文晃:じゃあ、どうしたら…
日葵莉:もう、無理だから
文晃:無理って、何で…
日葵莉:こんな気持ちのまま付き合っていられない。別れて欲しい
文晃:別れるなんて言わないでよ
ねぇ、お願いだから考え直して
日葵莉:ごめん
文晃:何でだよ…
何で無理なんだよ
また向日葵畑で見せてくれた笑顔見せてよ
日葵莉:ごめんね、もう戻れないの
文晃:そんな…もう戻れないって…
日葵莉:…ごめんね、さようなら
【彼女別れを告げて去る】
文晃:ちょっと待って…
…ずっと一緒って言ってたじゃん
君の向日葵のような笑顔が見れなくなるなんて
…耐えられない
文晃:…日葵莉
:
文晃:何で…僕の何がいけなかった?
…向日葵16本…
あ、そっか、不安だったんだね
まだちゃんと伝えてなかったよね
やっぱりちゃんと伝えなきゃいけなかったよね
108本の花束…まだ送ってなかった
文晃:送るから待ってて…
日葵莉:N)文晃と別れてから何回も向日葵が送られてきた…
向日葵の花言葉と文晃の気持ちが書かれた手紙と一緒に…
0:SEドアチャイム
日葵莉:はーい
日葵莉:…向日葵…こんなに
0:SE手紙を開ける音
文晃:M)日葵莉に別れを告げられてから色々考えたんだ
ごめんね、ちゃんと伝えてなかった
だから不安になっちゃったんだよね
日葵莉:不安って
文晃:M)ちゃんと僕の気持ち送るよ
108本の向日葵の花束で…
日葵莉:え?
文晃:M)結婚してください
日葵莉:…何言ってるの…
0:SEドアチャイム
日葵莉:…まただ…
0:SE手紙を開ける音
文晃:M)今日も君が好きな向日葵の花束を贈るよ
15本…ごめんね
君に辛いことを言わせてしまって
僕の愛が重かったなんて…
ごめんね…
これからは気を付けるから
もう一度…
日葵莉:…え?もう一度って…
0:SEドアチャイム
日葵莉:…また
0:SE手紙を開ける音
文晃:M)今日は16本…不安定な愛
君は今、本当は僕とのこと迷ってるんじゃない?
解ってるよ…
大丈夫…
この向日葵の花束で僕の気持ち解ってくれるかな…
日葵莉:…そんなの解るわけないでしょ…
0:SEドアチャイム
日葵莉:…もう嫌
0:SE手紙を開ける音
文晃:M)今日は17本の向日葵
『絶望の愛』
今の僕の気持ち…
君がいなくなって絶望しかない…
何でこんなに思っているのに…
何で君は僕を拒絶するの?
日葵莉:…もうやめて…
0:SEドアチャイム
日葵莉:…あっ
0:SE手紙を開ける音
文晃:M)40本…永遠の愛
君がいない永遠なんていらない
僕は君がいる永遠が欲しい
君はこの向日葵を見て何を思うんだろう…
日葵莉:…怖い
0:SEドアチャイム
日葵莉:…今度は…1本…もう嫌
0:SE手紙を開ける音
文晃:M)1本…君は運命の人
やっぱり君は僕の運命の人だ…
だから君との永遠を誓いに行くよ
日葵莉:…えっ…どういう…もう止めて欲しい
0:SE電話をかける
日葵莉:もしもし…
文晃:え?日葵莉ちゃん?
連絡をくれたって事は
やっと僕の気持ちがわかってくれたんだね
日葵莉:お願いだからもう向日葵送って来ないで
文晃:え?
日葵莉:もう別れてるんだよ、花束送られてきても困るだけだから
文晃:でも…
日葵莉:迷惑なの。だからもう送ってこないで!
【日葵莉一方的に電話を切る】
文晃:…わかった…もう…
(聞こえるか聞こえないかくらいの声で)
文晃:あと…本で…
待ってて…
【SE:ドアチャイムの音~】
文晃:お届け物のです
日葵莉:はい
文晃:日葵様に花束をお届けに伺いました
日葵莉:え、また?
文晃:…
【SEドアを開ける】
文晃:日葵莉様にお届け物です
日葵莉:え?送ってこないでって言ったのに
文晃:向日葵の花束を届きに来ました
日葵莉:…えっ
文晃:…久しぶり
日葵莉:…な、何で…
文晃:今日はどうしても直接君に届けたくて
日葵莉:…嫌
文晃:どうしたの?
何でそんなに怯えているの?
日葵莉:…帰って
文晃:帰ってって…酷いなぁ
君の大好きなひまわりの花届けに来たのに
日葵莉:…いらないって言ったでしょ…だから帰って
文晃:要らないって、酷いな......可哀そうだろ。君のために買われた向日葵なんだから、
君が要らないなんて言ったら、この花たちは捨てられてしまうんだよ?
日葵莉:そんなの知らない、あなたが勝手にやった事でしょだから帰って
文晃:君が向日葵が好きって言ってただろ
日葵莉:それは付き合ってた時の話でしょ
文晃:君の向日葵のような笑顔がもう一度見たくて買ってきたんだよ
ほら受け取って
日葵莉:いらない…ねぇお願いだから帰って
文晃:そんなこと言わずに受け取って
日葵莉:…
文晃:大丈夫、これで最後にするから
日葵莉:…え?
文晃:もう、君の心は戻らないってわかったから
でも最後に、君の笑顔が見たくって…
日葵莉:…本当に?
文晃:うん、本当。
だからこれが僕からの最後の贈り物
日葵莉:…
文晃:これで最後…最後だから、日葵莉に受け取って欲しいんだ
日葵莉:…最後
文晃:うん。今まで君の大好きな向日葵の花束沢山送ってきたけど
これが最後の花束
日葵莉:…
文晃:99本の向日葵
きれいだろ
受け取ってくれる?
日葵莉:本当に最後にしてくれる?
文晃:もちろん。今日で最後だから
日葵莉:…それなら
文晃:ありがとう
日葵莉:…うん
文晃:向日葵の99本の花言葉は永遠の愛
僕は君に永遠の愛を誓う…
日葵莉:えっ?何言ってるの?
文晃:それにこれで君に送ったひまわりの数は999本
日葵莉:…最後って言ったよね
文晃:999本の向日葵の花言葉は…
生まれ変わってもずっと一緒…
日葵莉:…えっ?
文晃:僕の事をずっと覚えててくれるように…
生まれ変わっても一緒に入れるように…
日葵莉:…何?…えっ
文晃:さあ、君の手で…
日葵莉:ヒッ
日葵莉:N)手渡された花束を持つ手を握られた瞬時、花束を彼の方に向けられそのまま彼の胸へ…
ズブリと肉に何かが入っていく感覚が手に伝わってきた…
何が起きたのかわからなかったが、向日葵の黄色い花びらが徐々に赤く染まっていった
文晃:・・・うぅぅ
日葵莉:いやっ!!!
文晃:ふふふふふふ…
日葵莉:…嫌…離して…離して
文晃:驚いた?
向日葵の中にナイフを隠しておいたんだ
君に僕の事を永遠に覚えていてもらうように…
君とずっと一緒に居れるように…
日葵莉:…やめてっ…
文晃:見て…
黄色い向日葵がだんだん赤く染まっていく
日葵莉:…いやっ
文晃:赤い色のひまわりの花言葉知ってる?
『悲哀』
日葵莉:…お願い…離して
文晃:どう?
…悲しく哀れ
僕にお似合いだよね
日葵莉:…やめっ
文晃:君に捨てられてからずっと哀れで悲しかった…
でも、それも今日まで
だってこれからはずっと君と一緒にいられる
日葵莉:…ごめんなさい
文晃:何で謝るの?謝る必要なんてないんだよ…だって、これからはずっと一緒に居られるから
日葵莉:…何言って
文晃:君はもう僕を忘れる事は出来ない
僕の胸に入っていく刃物の感触も
君の好きな奇麗な黄色のひまわりが徐々に赤く染まっていく光景も
今の僕の言葉も
日葵莉:…嫌…
文晃:そしてこれから息絶えていく僕の事も
君は忘れる事が出来ない
僕はずっと君の中で生きていられる
ずっと君と一緒にいられる
日葵莉:…いやっ
文晃:もう、君と離れ離れになることはない
君が生きている限り
ずっと一緒だ
日葵莉:…嫌
文晃:ふふっ…
どうしたの?そんな顔をして…
日葵莉:…お願い…もう…
文晃:ねぇ、最後だから僕の好きな笑顔を見せて
泣かないで…ほら笑って…(血の付いた手で日葵莉の頬をなでる)
日葵莉:…ひっ
文晃:涙…ぬぐってあげるから
日葵莉:…もう...やめて…
文晃:ねえ、笑ってよ
日葵莉:…いや
文晃:そんな顔しないで…
日葵莉:…お願い離して
文晃:そっか、僕が死んじゃうから寂しいのか
日葵莉:…違っ
文晃:大丈夫
ずっと一緒って言っただろ
僕が死んで、君が死ぬまで…
ずっと一緒…
日葵莉:…やっ
文晃:ほら、もうすぐ一緒になれる
僕が永眠(ねむる)瞬間をちゃんと見てて
その眼に、その脳裏に、その心に刻み込んで
日葵莉:…やめて…
文晃:あぁ…君に看取られて逝くのはとても嬉しい(もっと深く差し込む)
文晃:…うぅぅ
日葵莉:…イヤァァァァ
文晃:愛しているよ…日葵莉
文晃:これからもずっと一緒
その先もずっと一緒
生まれ変わってもずっと一緒
ずっと…ずっと…
日葵莉:…あぁぁ
文晃:愛してる…
逃がさない…
生まれ変わっても…
~fin~
999本の向日葵を君に… たまごボーロ @tamagobooro0319
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