読み始めて
- ★★★ Excellent!!!
このタイトルから貴方はなにを想像するだろうか。
私がまずタイトルから想像したのは
『ガハハと笑いそうな髭の似合う、拳骨で何もかもブッ飛ばしそうな筋肉親父』と
『駆け出しに毛が生えた程度の、血気盛んで勢いのある経験の浅い10代の小僧』
そんなイメージだった。
だが、読み始めてそこにいたのは意外なキャラクター達だ。
『目付きは悪いが腰の低く態度も温和な、小柄のおっさん』と
『態度が悪く身の程知らずだが、妻も子供もいる二十代前半の青年』である。
そこに感じたのは、身近にいそうなある種の生々しさであった。
あらすじとタイトルから感じていたギャグ、コメディっぽさはスッと引いていき、
『ああ、これからこのふざけた青年が地獄を見て、おっさんに支えられて
そこから再起する物語が始まるのだな…』と襟を正して読み進める事になった。
私はドン底に落ちた人間が血反吐を吐きながら、決して前向きでなくても、
立ち上がって進もうとする、そんな物語が好きだ。
なので、この今のところ不快ですらあるこのイキり冒険者の青年が
どのように変化していくのかを楽しみにしたいと思う。