教科書

この物語は、奇をてらっていないにも関わらず、その設定が極めて独自である点が傑出しています。主人公は「デカいディーゼルエンジン」のようにゆっくりと周囲を巻き込み進み続けるような推進力が魅力的であり、さらに超人的な強さを持つウェネーフィカを支えつつ、伝説の魔法使いが読者の驚きと疑問を代弁するサイドキックとして機能するという、異色の構成で読者を深く引き込みます。

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