たった一人のヒーロー

黒鉄色のケッタマシーンの続編が完結しました。
前作で、続編への期待が多かったため書かれた続編だろうと思います。

前作では、55年前にタイムスリップした綾菜が、自転車屋の息子の石橋くんに逢って、当時の名古屋市を案内してもらう。そして、元の時代に戻ったと思ったら、先程の時代の3年後だった。

再び石橋くんに逢えた綾菜だが、3年たった石橋くんにはある変化が。

果たして石橋くんにどんな心境の変化があったのか、そして、綾菜の身の上にもどんな事情があるのか。

理想を追うことと現実の厳しさ、それでもやりたいことを貫くことの尊さ、そんな現代人に突きつけられた命題を改めて考えさせられる一編です。

是非読んでみてください!

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