第19話 ねぇグロいよねぇ
おげげげげ
爪を剥いだらじんしゅびょーどーハッピーさ。
キモイ肉を摘んだら、血が 血と 血が プルルンと
肉と重なって。
吐きそうよ
指を切ったら断面に、
綺麗な生け花を刺してあげよう、
この暑い夏はさ、
血が汗と混じって塩っぱいね。
死ねよとさ、
言われた訳じゃないけど、
この場にいるのが辛いのさ、
皆の視線がグロいんだ。
ナイフで指すよりも…
目を潰すよりも…
血が一滴も出ないのに、
一番グロいよ。
あーががががが
手首をさ切ったらさ、
思った以上の血を吹いて、
青い線が途切れてゆく、
赤にまみれて、
紫には、ならなくて。
死にたいよ。
はらわたを引き出して、
腸の中から食べ物が、
全部全部でてきてさ、
気持ち悪い。
痛いよ。
皆の思考が痛いよ。
僕はちょーのーりょくも、
てれぱしーもなんにもない。
でも聞こえるよ。
皆のグロい考えが、
僕を差別した、
そんな制度を考えて、
ここがどんなにも、
どんな事よりも、
一番グロいのは、
ここなんだ。
しねしねしね
手足をもいでも、
目をくり抜いても、
関節を引きちぎっても、
一番グロいのはお前らだ。
身体が壊死して、
内蔵がドボドボ落ちて、
脳が垂れても、
そんな情景よりも、
グロいのは、お前らだ。
お前らが一番。
グロいんだ。
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