心と身体がついていかない

片山大雅byまちゃかり

精神疾患•発達障害

 最近は、午後十時に寝て起きるのが大体午前十時だろうか。昔は夜更かしもできて、朝も早く起きれたのだが、今はこれぐらい睡眠を取らないと身体がついていかない。


 自分は精神疾患と発達障害を持っている実家暮らしの独身男。実家は実家で金に余裕は無い。追い出されてないだけ温情だろう。


 発達障害と医者に言われたのは大人になってからだが、元々グレーゾーンだったらしい。それも限りなく黒に近いグレー。


 小学校に入る前に支援学級か普通学級か、どっちに入れるかで当時の校長と揉めたらしい。紆余曲折あり、国語の授業のみ言葉の教室という所で勉強してあとは普通学級で勉強するという折衷案に収まった。


 子供というか、当事者としては間違ってなかったと思っている。支援学級に通っていたら、多分自分は自分じゃなくなっていた。選択肢も狭ばっただろうし。


 それに、言葉の教室に通っている時に出会った。小説を書くきっかけを作ってくれた、師匠。小説界隈ではちょっとした有名人らしい。言葉の教室に行くことがなければ、その人に出会うことも、小説家を志すこともなかったかもしれない。


 そうだ、精神疾患にかかった経緯を書こうと思う。


 自分は、専門学校卒業前に就活していた時期がある。新卒だったので面接には行けることは多かったのだが、持ち前の上がり病で最終的にはほとんどがお断りだった。お祈りメールをもらいすぎて嫌になるほどだった。


 コンピュータ系統の専門学校に出て、たくさん資格も取ったのだが、就活にはあまり役にはたたなかった。


 合同面接会にも足を運んでみたが、これという求人は少なく、興味が湧く仕事は経験を求められた。


 そうこうしているうちに卒業間際になって、新卒カードも失効寸前となり、その頃から精神が蝕まれていたのかもしれない。


 三月下旬、やっと一社が受かり、安堵しながら入社した。しかし、面接時に提示された条件とはかけ離れた環境だった。


 詳しいことは思い出したくないので伏せるが、入社して三ヶ月。三ヶ月は頑張ったが、涙が止まらなくなり、身体も震えが止まらなくなり辞めた。


 世間的には甘えと言われるだろうか。実際自分も甘えだと思う。急に身体が動かなくなったとか、言い訳にしか聞こえない。


 動けよ身体。偏頭痛や不安症状は誰にでもあるって言っていた。言い訳にしてはいけない。


 そうして明日もまた同じ日が来るのだろう。普通な人生なんて一生、来ないんだ。そんなことは分かっている。


 けれども、きっと来る、明日は来ると信じて今日も睡眠剤を飲んで寝る。

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心と身体がついていかない 片山大雅byまちゃかり @macyakari

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