第9話 ゴブリンのコロニーを発見
俺たちは罠を置いた場所へ向かった。罠にはワイルドボアがかかっていたのだが……。
「うっ、こりゃあ食われてるな。これじゃ食べるところが無い」
ジャミルが獲物の残骸を見ながら言った。
「何に食われたんだろう……。ゴブリンかな?」
俺が傷を調べながら言った。
「かもな。生きたまま食われたんだろうぜ」
「よく無事だったな」
罠にかかっているとはいえ、ワイルドボアだ。やはりとどめを刺されてから、食われたのではないか?
「ゴブリンのコロニーがないか探すか」
「しばらくはそれがいいな。で、見つけたら村の男総出で討伐だ」
俺たちは手分けはせずに、二人一緒にゴブリンのコロニーを捜索した。しばらくして、ゴブリンのコロニーは見つかった。結構な大きさだ。
「ゴブリンは50匹ってところか」
「よし、帰って村長に報告だ」
俺たちは村に帰った。
「村長、ゴブリンのコロニーができてた。規模は50匹ってところだ」
「なんじゃと、すぐに討伐メンバーを組め!」
村の男が集められた。
「オラは木こりのバロータだ。斧で戦うだ」
「俺は鍛冶屋のスミスだ。金槌で戦うぞ」
「私は村唯一の魔法使いレオです。火魔法で戦います」
「俺は引退した元狩人のゴンズだ。弓で戦うぞ」
合計6人かちょっと少ないがなんとかなるだろう。
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