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  • 第2話 まがい物への応援コメント

    兄弟と義父との絆やそれぞれの葛藤を感じさせつつ、余韻の残る美しい物語だと感じました。

    作者からの返信

    コメント下さいまして心より感謝申し上げます!
    ありがたい限りです!><
    本作はもう、かなり昔に書いたお話です。僕の亡くなった爺さんが、当時の日本は、結構珍しい個人でやってた義手職人で、義手を作る部屋には壁一面に、金属製の手の鋳型とか、完成した樹脂製の手がずらーっと並んでおり、それ以外にも手を形成する時に使う薬品の瓶なんかも大量に並んでて、あの雰囲気を書いてみたいと思い、書いてた気がします。
    このお話に登場する兄と弟は、仲は悪く無いのだけれど、政情不安なこの世界を踏まえると、兄としては他所から連れて来られた弟が、自分に何かあった時用のスペアに思えてしまい、要するに自分が兵役に就いて戦地で死んでも、弟がいれば家督を継がせることが出来て安心という、父親の打算の様に思えて反発していたという、そんな感じでした。
    父親視点だと、自分の過去のスキャンダルを反省して、スキャンダルに巻き込んだ者たちを自分の家に住まわせ、罪を償ってるつもりだったんだけれど、それを説明せずに民族主義の優位性とか偉そうに説くので、血の繋がりのある息子に反発されて、落ち込んでしまったというそういう話でした。

  • 第2話 まがい物への応援コメント

    不思議な雰囲気の作品ですね。グランギニョールとはまた違う趣があります。トオルの手紙が検閲に引っかかったにも関わらずアカネがやってきたのは、アカネが検閲官本人だったからでしょうか? もっと続きがあったらいいなあと思いました。

    作者からの返信

    コメント下さいまして心より感謝申し上げます!!
    有難い限りです!><
    本作はかなり昔に書いたお話で、当時なにを考えていたのか、書いた僕も結構忘れかけているのですが、作中に登場する手紙には、トオルの名前が記名されているので、お金持ちであるアカネの家では、まず女中が手紙を回収し、そこにトオルの名前が書いてあったら(別に書いて無くても)、あて先がアカネでも(他の人でも)、家の当主である父親に渡るだろうと、トオルは考えていた様です。
    なのに普通にアカネが自分のところへ来たので、トオルは(自分から父親を嫌って家を出て行ったクセに)なんで父さんは俺に逢いに来てくれないんだ? とか、俺の書いた手紙を当主である父親よりもアカネが先に読んだってことは、やっぱり父さんはアカネを次期当主にしても良いと考えているのか? とか、色々と邪推していた感じです。
    アカネにとってのトオルは、物知りで大人っぽくて甘える事の出来る兄だったのかもですが、トオルにとってのアカネは、自分から父親を奪いかねない得体の知れない子供、という感じで、可愛い弟と感じる事はあっても、何処かで嫌悪を覚えていた様な、そんな存在だったようです。
    もっと続きをとのお言葉、ありがたかったです!!