逆(さかさ)ユビキタス少女 セーラーリング

@k0905f0905

第1話

「ね、リング。長谷川君、いいと思わない?」

ルビーが学校の帰り道、リングにたずねた。

「そうかなあ、わたしは加田くんの方が」

ルビーと並んで歩いていたリングが異議を唱えた。

「ええー、リング意外と渋好み。絶対に比べたら

ハセガワくんだよね」 

リングの後ろからダイヤがカバンでリングの

頭を叩いた。

「いったーい。何するのよ。まだ親にも叩かれたことが

ないのに」

「痛いのは生きている証拠ってよく言うでしょう?

よくわかった?」

「生きていなくてもいいから痛いのはイヤ。痛いのは

全部スルーして余生をまっとうしたい」

「ま、無理だと思うけど」

ルビー、ダイヤ(ため息)

ソノとき黒塗りの車がスルスルすると近づいてきて

三人に催涙スプレーのようなものを吹きかけた。

三人はその場に意識を失って倒れた。

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