水という、私たちとは切っても切れない関係にあるもの。これがある種の恐怖として出てくるなんて、とても緊張感のある作品でした。水が少しずつ滲むように、じょじょに自分のテリトリーに怪異が侵食してくる点がなんとも気持ち悪い(褒め言葉)。しん、と静まり返った部屋で水の落ちる音が響くとドキリとしてしまいますね。