イヴとミルクの物語③『オーティスの夏』大きなしれんの後には、みんなのハッピーエンドが　対象：小学校四年生位～　毎日の読書週間におすすめ☆

「別（べつ）に来（き）たくて

来（き）たわけじゃないわ。

リリーノスにリリスを

さがして来（く）るように

言（い）われたのよ。

今夜（こんや）、もうすぐ

臨海学校（りんかいがっこう）へ立（た）つから、

もう学校（がっこう）へ行（い）かなく

ちゃあいけないのにさ。

あの子（こ）はいったい

どこへ行（い）ったのだろうね」

　リリーノスとは、

リリスのお母（かあ）さんのことです。

リリスのかけいは、

女性（じょせい）は代々（だいだい）リリーノスと

言（い）う名前（なまえ）なのだと

決（き）まっているのでした。

ただ、

全員（ぜんいん）が同（おな）じ名前（なまえ）だと、

とてもややこしいので、

リリスはリリーノスを

短（みじか）くして、リリスと

だけでよばれて

いました。

なんでそんなめんどうな

しきたりがあるのかと言（い）えば、

魔女達（まじょたち）はかんちがいや、

めんどうでおもしろくて。

だれかをあっと

おどろかせたり、

こまらせたりすることが、

大好（だいす）きだからなのでした。

　ダイとポチは店（みせ）を出（で）て、

そのまま庭（にわ）に入（はい）りました。

そこには三人（さんにん）の持（ま）つ、

あのすばらしい乗（の）り物（もの）、

ユニーク号（ごう）がありました。

ケンが設計（せっけい）をし、

森（もり）の生（い）き物（もの）みんなで

造（つく）ったのです。

読んでいただき、ありがとうございます。

次回の掲載は２０２５年１２月１０日です。

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