第4話 旅は道連れ

第4話 旅は道連れ1

 どんな理由りゆうであっても、

旅支度たびじたくうのは、

むねをわくわく

させるものです。


それがたびきな

ものであれば、

なおのことです。


出発しゅっぱつ夕方ゆうがた

ダイとポチは、大きな

リュックサックを

せおって

『かわいいいぬのおみせ

へと、やってました。


 すこまえみせじまいをした、

イヴ、ミルク、

オーティスは、

いそいそと荷造にづくりを

している最中さいちゅうでした。


イヴのカフェには、

ひるごろオーティスに

れてられた

ケンがいました。


かれはイスにこしかけて、

相変あいかわらず物思ものおもいに

ふけっています。


そして入口いりぐちちかくには、

モデルのように

ひょろりとせのたか

ネコのシャロルが、

うでみをして

っていました。


彼女かのじょ荷造にづくりの様子ようすを、

ガラスのような

あおいひとみで、

じろじろと

見学けんがくしていました。


 シャロルとうのは、

となりのネコむら

んでいる

シャムネコの

ことです。


彼女かのじょはネコむらで、

たいそうおおきな

ジュエリーのみせ

経営けいえいしています。


ですので、

『かわいいいぬのおみせ』の

二階にかいで、手作てづくりの

ジュエリーも

ささやかにっている

ミルクのことを、

非常ひじょうにライバルし

しているのでした。


みせはもう、

しまっているはずだが」


 ダイがシャロルをると、

こえをかけました。



読んでいただき、ありがとうございます。

次回の掲載は2025年12月8日です。

〇注意:作者がコメント欄を読むこと、

またいかなる場合もコメントへ

返信することはございません。

読者の方のコミュニティーとして

節度ある使用へのご理解に感謝いたします。

〇注意:この作品は 『小説家になろう』、

『カクヨム』、『Novel days』に

同時掲載しております。

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