第3話 ケンのいへん3

(やっぱり、

ケンちゃんはずっと

ここへはもどって

いないのかもしれない。


そうえば、

発表会はっぴょうかいくと

ってかけてから、

かれものはだれも

いなかったよね。


もしかしたら、

とちゅうで事故じこにでも

あったのかもしれない)


 ポチはそうかんがえると、

このことはやくみんなに

らせようとおもいました。


ポチははいって

まどからそとようと、

すぐさままどわくに

あしをかけました。


しかしふたたび、

かれくろくてちいさなはな

ひくひくとうごきだし、

かれをそこに

とどまらせました。


まどにほそいかたあし

かけたまま、

ポチはもう一度いちど

はいにあるうち

なかけました。


するとくらやみのなかにうかぶ、

ケンがベッドにしている

ハンモックに

がとまりました。


ハンモックはいくぶん

ふっくらとしています。


「ケンちゃん!」



読んでいただき、ありがとうございます。

次回の掲載は2025年11月10日です。

〇注意:作者がコメント欄を読むこと、

またいかなる場合もコメントへ

返信することはございません。

読者の方のコミュニティーとして

節度ある使用へのご理解に感謝いたします。

〇注意:この作品は 『小説家になろう』、

『カクヨム』、『Novel days』に

同時掲載しております。

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