あとがき

 千草とコータローのシリーズは個人的に使いやすいところがあります。物語には伏線回収がありますが、伏線こそ張ってはいましたが、張った時点ではどう回収するかをまったく考えていませんでした。


 とくに今回の伏線回収である、どうしてコータローが千草に惚れたかは、あまりにも難しくて手を付けるのも嫌だったぐらいです。この辺はキャラ設定上で、イケメンとブサイクの恋にしたのもありますし、イケメンは良い男にしたのもあります。そうしないと千草の幸せが映えませんからね。


 伏線回収と言えば、裸エプロンもそうで、入れた時にはギャグというかコータローの愛情の深さの薬味ぐらいでしたが、これも放っておけば単なる変態趣味で終ってしまいます。困ったものだと思ってましたが、なんとか力業で回収できて良かったとしておきます。


 そもそもで言えば、こんな夫婦がこの世に実在するものかと言われそうですが、それはそれ、夢を書くのも小説の楽しみです。夫婦生活のリアルはあんまり書きたくないですからね。

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