俺TUEEEEアレルギー
給食。私が思うに最も煩わしい時間。けれども世の中にコロナウイルスが蔓延したことによりなかなか宜しい時間へと変化した。
私が煩わしいと感じるのは周りが五月蝿いから。足をバタバタ、口を開けてくっちゃべる。とても下品だと感じる。だけれども注意しようとすると私にもそういった面が在ることに気付き口を閉ざす。そういった事を考えなくて良いというだけで心が軽くなる。
なかなか宜しいのは考える時間が増えたこと。持論を築き上げ、自分を決めるのに丁度いい。そんな中今日思うことは昨今のライトノベルの風潮についてである。本好きとしては気になること。
考えるのは俺TUEEEEのことだ。私はそれが好きではない。理由としては、私が本に求めているのは面白さであって胡散バラしの真似事ではないからだ。何度か手に取って読んでみたことがある。しかしどれも似たような内容で読む気になれないのだ。しかも自己投影などして読んだ終いには虚無感と無力感に支配される。そして次に襲いかかってくるのは現在への失望感。私は一度これが自殺幇助の道具だと勘違いしてしまったくらいだ。読んでいる最中はいい、意識を別の世界に飛ばせるから。しかし自分と比べたら最後、そうであれたらいいのにと羨望感が出てくるから。しかも文もどこか散文的と来たら何がいいのかわからなくなってしまう。しかしこれらのデメリットを上回る形で流行っているのは皆現実を少々見限っているからじゃないのだろうか。私はそういうのはどうかと思うが口にはするまい。
だって私も一度は考えたことが在るからだ。皆もそうだろう?批判しつつも見てしまう。そして自分の非力を他人のせいにして恨む。そうやってこの世は回っているんだ。
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