後に皇女を落とすことになる伏線

「まさか有川が立花に勝つとは」


ルークは驚愕の声を漏らす


「上級魔法をあんな方法で使うなんてな」


夜桜も驚愕する


「あのウィンド・バーストは完璧以上の完成度だった、、、行ってしまえば夜桜のブルー・フレイムはまだ未完成。手間はかかるが完璧以上、手間は無いが未完成、、、これはどっちが優れた魔術師か面白い二択だ」


ルークは笑みをこぼしてそう言う


「さて、、、次は俺達と女性陣との模擬戦か、、、このまま全戦全勝と行くか!」


「俺も女性陣には一度も負けていないんだし頑張るか!」


そして夜桜と有川は気合十分にそう言う


「個人戦では負けたけど」


「連携だったら負けない!」


「まぁ、、、そもそも人数差があるしね」


女性陣も気合十分だ


「それじゃー、全員行くぞ」


「「はい!!」」


「それでは、、、開始!」


「「うぉー!!!」」







「、、、なんかあっさり勝てたな」


「だな」


夜桜と有川はそう呟く


「まぁ、、、そもそも2人が勝つと思ってたんだ。それなのに有川が立花に勝ったからな、、、勝負にならないだろな」


ルークはだろうなといった様子で女性陣を治療しながらそう呟いた


「そもそも私達はスキルを扱いきれてないからなぁ、、、2人はスキルを扱いきれてる」


彩音がそう呟く


「お前ら3人はスキル強いだろ、、、こっちは見るだけだぞ?」


「こっちはただ空間を繋げるだけだぞ?」


夜桜と有川が同時にそう言うと


「「いやお前は強いだろ!」」


2人はお互いそうツッコんだ


「「両方強いわ!」」


そして他全員からそうツッコまれるのであった


「さて、、、今日はここまでにしよう。明日はさっき言った通り俺は用事があるから図書館で本でも読んでてくれ、、、今回の模擬戦で魔法の大切さは十分わかっただろ?」


「「はい!」」


「それじゃー、解散、、、しっかりと休めよ~」


そうして5人は建物内へ戻るのであった






「、、、さっきの模擬戦の有川のあの動き。これは面白いことになったな」







「有川!野菜は?」


「もう全部刻んだ!」


「よし!後は肉と一緒に焼けばいいな。彩音、鍋の温度は?」


「熱々!」


「しゃー!ぶち込むぞ!」


「おらぁ!」


夜桜と有川は大きな鍋に肉と野菜をぶち込む


「水と酒入れるよ」


そこに十川が水と酒を入れる


「おらぁ!!」


そして立花がそれを混ぜ始めた


「勇者様達、、、手際良いわね」


「凄い連携力ね」


5人の手際と連携の良さに調理場の正規職員は驚愕する


何故5人が調理場で料理をしているのかという


「将来的に遠征した時とかに必要になるだろうから頑張らないと!」


「飢えて戦えませんとか笑えない!」


「それにモテない!」


((この国から出て行った時に必要になる!!))


そう考えているためである


「あら?なんであなた達が料理してるの?」


そんなことを考えていると


「あ、ペリエさん」


ペリエが食堂からこちらに気が付き声を掛けてきた


「将来的に必要になるかなって思って」


「なるほどね、、、そういえば明日はルークが例の件で居ないから図書館に来るのよね。みんなの適性の魔法の本は用意しておくとして、、、他に読みたい本ある?」


ペリエがそう聞くと


「「うーん」」


全員料理をしながら考える


「、、、なら」


そして夜桜が声を上げる


「闇魔法の本もお願いできますか?」


それは自身の隠している魔法適正の話であった


「え?なんで?」


{なんで?}


「将来的に魔族と戦うなら必要かなって」


(よし!疑われてないな)


「なるほどね、、、闇魔法なんて魔王ぐらいしか今使えないんだけど、、、まぁ、知ってて損は無いわね。わかった用意しておくわ、、、ついでに光魔法の本も用意しておくわね」


「ありがとうございます!お礼に明日のおやつにプリン作っておきますね!」


「あら!ありがとう、、、そろそろみんな来るから頑張って捌きなさい」


そう言ってペリエは去って行った


「さて、頑張るぞ!」


「「おー!」」





「、、、」


有川は4人に顔を見ながら考え込んだ




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