第52話 「神、お小遣いもらう」

あらすじ


ベス神は神界と地上を行き来してるわりに、収入源がいまいち謎。

最近やたらSNSで課金してたり、おやつ買いすぎてたりして、猫さんがふと気になる。

問い詰めると――


猫さん「おまえ、どうやって生計立ててんの?」

ベス神「……宇宙エネルギー。」

猫さん「ふざけんな!!」




結局、心配になった猫さんは、毎月 1万円のお小遣い制度を勝手に開始する。





本編イメージ


猫さん、家計簿アプリ片手に真剣顔。

ベス神は白銀の髪をゆらしながら、赤い瞳でぼんやりアイス食べてる。





猫さん「最近さ…おまえ、ガチャ回しすぎじゃない?」

ベス神「運命の推しを引くのに、金額なんて関係ないのです。」

猫さん「神様の台詞で課金を正当化すんな!!!」





さらに、地上での食費問題も発覚。

コンビニおやつ、ほぼ毎日。しかもローション温泉やよもぎ蒸し回で使った謎サプリまで。





猫さん「……おまえ、もしや裏でなんか怪しいバイトとかしてないよな?」

ベス神「失礼な! してないよ!!

……あ、でも占いアプリで“神託おみくじ”はやってる。」

猫さん「副業じゃねぇか!!!」





結局、猫さんは「もう俺が管理する!」と決意し、

毎月1万円だけベス神用の “おこづかい封筒”を作成。





オチ


その日の夜。

封筒を大事そうに抱きしめるベス神。

猫さんはお茶をすすりながら深いため息。





ベス神「えへへ、来月はこれで大福とプリンとガチャ…」

猫さん「……結局使い道変わんねぇだろ。」






つづく

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