来るのではなく既に来てしまった存在
- ★★★ Excellent!!!
努力で社会の化物から人に戻ろうとする主人公と社会を侵食し自らの理想にねじ曲げようとする化物の対比が魅力的な作品です。
日常に土足で上がり込みながら不幸を振り撒く邪悪が物語の舞台に最初から入り込んでいるという恐怖から始まります。
そんな中でも父親をはじめとした個性豊かな仲間達と互いに繋がりながら化物への対抗を進めていくところは胸が熱くなりました。
繋がりという点でも化物は一方的に自分の理想を相手に接続して見せるという主人公サイドとは真逆の動きをしているのも印象的です。
シェアドワールドを思わせる演出もよかったです。
ここからどのように物語が進んでいくのかたのしみです!