社会人慣れをして少し倦怠感をおぼえてしまう。それでも泣いたあとがわからないようお守り代わりにきれいなスカーフをつける。気にしている人はいなくてもたまにはネイルに気合いれてみる。そんな風にささやかに自分をはげまして喝を入れる。だれもみてないと本人は思っていても案外まわりはみているかもしれない。みんなが黙ってみていたくたりと散ったさぼてんのように。たとえ仕事にくたびれても自分に天使の羽があったことは忘れたくない。そんな主人公を応援したくなります。