第3話 発射
「あなたは無精子症です。」「は?」俺は頭が真っ白になった、どのぐらいかというと3回目ぐらいの白さだ。
こうなったのは、ちょうど5日ほど前、ネットで顕微鏡を注文したことから始まった
俺はいつものように4545していると、ふと思った。俺のこのティッシュのなかにいる白いものはなんなのか、どう動いているのか、俺は知らないといけないと本能的に思った。気が付くと俺は、もう顕微鏡を注文をしていた。
それから45時間後
「ピーンポーン」チャイムが鳴ったが俺は、イヤホンをしていたので聞こえていなかった。「ピーンポーン、ピーンポーン」
「ピンポーン、ピンポン」だんだん早くなっていく。
「ピンポンピンポンピンポン」
そこでようやく気付いた。ちょうどいいところだったのに。
俺はドアを開け、印鑑を押し、荷物(顕微鏡)を受けとる。
「やっときたぁ!」内心ではそう思いながら、はさみを使って、箱を開けていく。
俺が買ったのは、両目で見れる「双眼実体顕微鏡」小学校のときに使ったやつだ。
まず、俺の精子♡をプレパラートに乗せ、スライドガラスをかぶせる。
ここで一つ疑問が生まれた。「精子はつぶれないのか」
答えは、つぶれなかった。
だが、違和感がある。動いていない、それと数が少なすぎる。
急いで、スマホを開き、「精子、動かない」で検索した。
一番最初に、目に映ったのは「無精子症」という言葉だ。
俺は、冷や汗を感じながらもそのwebページに入って、スライドしていく。
やたらHな広告が多いな。ムラムラしてくる。
そんなことはどうでもよい。俺は、読み進めていった。
なんと、無精子症には2つの種類があるらしい
・⾮閉塞性無精⼦症:精⼦がうまく作れない
・閉塞性無精⼦症:精⼦が作れているけど、通り道が詰まっていてでてこない。
俺の場合はたぶん前者だ。
俺はすぐさま病院に電話しようとしたが、こういうときどこに電話をすればよいのか。
Yoohoo!知恵袋に聞いてみるしかないか...
回答してくれた人は、1だけだった。そのひとによると野獣クリニックにいけばよいとのことだった。
次回「検査」
ぜってぇみてくれよな!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます