目を背けることなく、見ようじゃないか黒歴史
- ★★★ Excellent!!!
ゼラ・サラン・マッカードは十九歳にして〈ゼラ商会〉の代表。しかし暗黒騎士と名乗る何者かによって大きな損害を被っていた。
だが暗黒騎士〈ダークオーバードラゴンナイト〉とは、ゼラが幼い頃に「黒歴史ノート」に書いたものだった。
どこかに消えた黒歴史ノートを取り戻すべく、ゼラは執事のコクヨウとともに旅立つ!
読んでいるとこっちまで恥ずかしくなってくるのは、ゼラのセンス故か、己の黒歴史を思い出すせいか。
でも、ただ笑って悶えるだけじゃない! 様々な経験によって変わっていくゼラはとても素敵で、周りの人達も大きく変えていくことになる。
ついつい目を背けたくなるのが黒歴史というもの。でも、この物語を読むと、そんな思いがちょっと変わる、かもしれない。