宿木(やどりぎ)

 明美の、鬱々とした日々が続く。


 由紀子との喧嘩以来、友達との距離感がわからなくなってしまった。誰かと言葉を交わすと、酷い言葉が口から滑り出しそうで、怖くて喋れない。


 できるだけ友人達と距離を置こうと、参考書を広げたりスマホに没頭しているフリをする。

 自然、一人の時間が増えていく。

 普段なら気軽に話しかけてくる級友達も、何かを察して、最近あまり話しかけてこない。

 寂しくはあるが、いっそ気兼ねなく過ごせてホッとしている自分に、侘しさを感じた。

 

 そんな中でも、遠くから時々、由紀子の視線を感じる。

 応えたい気持ちと、誰かを傷つけそうな恐怖の中で、明美は動けずにいた。

 

 目の前のスマホの中で、様々な他人の動画がリールの中で過ぎ去っていく。どれもこれも、印象に残らない。

 数分間の印象だけ残して、記憶から抜け落ちていく。

 

 それは、ある意味で今の明美自身なのかもしれない。何も残せず、何にも爪痕を残せず、日々を消費して、消えていく。

 

 そんな世界が嫌だから、自分の活動を始めたのではなかったのだろうか。

 原点回帰も必要だと思って、自分が昔アップした古い動画を見直す。そこには辿々しく「楽しい」を追求する自分と、由紀子をはじめとした、いつもの仲間の姿があった。


 明るく笑い合う過去の自分たちの姿にいたたまれなくなって、明美はアプリを閉じる。

 頭を抱えて机の上でうつむく。

 

 一体、私は何をやっているんだろう……。

 すべてが形にならない。すべてが気に入らない。すべてが私を苦しめる。

 

 医者にでも行くべきなのかも……。

 そういえば担任が心の相談云々うんぬんという話をしていた気がする。

 

 だけど、それはあまりしたくなかった。

 

 偏見があるわけではないが、そういった相談をしていることを、友人に知られてしまうことが怖かった。

 それは、ある意味でレッテル貼りなのではないだろうか。適応障害とか、発達障害とか、いろんなラベルを付けられて、友人たちから遠くに置かれてしまうことが、怖かった。

 例えばの話、由紀子が心の相談に通っていると知ったとして、自分が由紀子の前でいつも通りにふるまえる自信はない。

 それほどに、レールから外れてしまうことが、怖くてこわくてしかたなかった。


 やめよう……。

 考えても仕方のない事に思考を巡らしていても、得る物はない。

 

 再びスマホを取り出し、SNSを眺める。何かを探すように、リールをスワイプする指が、取り憑かれたように画面をなぞる。

 何か……きっかけが欲しい。

 ほんの些細な変化でいい。爪の先が引っかかるだけでもいいのだ。何か……何かひとつ、現状を変える何かが欲しかった。


「樋口さん。」


 不意にかけられた声は、あまり聞き慣れた声ではなかった。クラスメイトから苗字で呼ばれることは少ない。最初、先生から声をかけられたのかと思った。

 顔を上げると、そこには黒く長い髪が揺れていた。長い影が覗き込んでいるのかと思って一瞬身を引きそうになる。


「黒子……。」


 相手がわかると、明美は眉間に皺を寄せた。あの奇妙な出来事の事を忘れたわけではないので、どうしても警戒してしまう。

 結局、実害はなく、お互いこれといった接点もないので、あの時の事はうやむやなままだった。

 いずれにせよ、話していて楽しい相手ではない。厄介払いでもするように明美は嫌な顔をした。


「何か用?……今、ちょっと忙しいんだけど。」


 自分でもハッとするくらい辛辣な言葉が出てしまい、自己嫌悪が酷くなる。こういう事が起きるから、出来るだけ人に関わりたくないのだが。


「樋口さん……動画の事で話したい事があって……少し、付き合ってもらえませんか?」


 意外な言葉が黒子の口から出て、明美は少し驚いた顔をした。

 そういえば、黒子に動画出演を依頼したのは、いつの事だっただろう。あの時の、誰かを楽しい世界に誘うワクワクとした感覚は、もう今は無い……。


 その時ふと、明美の中で一つのアイディアが浮かんだ。

 これはキッカケになるかもしれない。

 前に黒子に声をかけたのは、この子は扱い方次第で、目立ちそうだと思ったからだ。

 それに大人しいから、こちらから変に盛り上げようと気を遣わなくて済む。簡単なモノから始めて、視聴者の反応が良ければ、徐々に広げていけばいい……。

 久しぶりに、頭の中で企画から投稿までの道筋が、くるくると湧いてくる。前向きな感覚とは少し違うが、現状を変えることができるキッカケを望んでいたのは、他ならぬ自分だった。


「ああ……ごめんごめん、私から誘ったんだったね。」

 ぎこちなくだけど作り笑いを浮かべると、スマホを置いて黒子に向き合う。

「ありがとう、黒子ちゃん。出演の事だよね?もしよかったら、このままどんな感じでやるか話を……。」

 と、明美が話を進めようとすると、黒子は顔を赤らめ、慌てて首を振った。


「いえ!……あの……えと、今はちょっと……。できれば二人きりで話したいので、放課後、どこか人目のない所でお願いしたいんですが……。」


 ――面倒くさいな……どうせ、目立ちたいから声を掛けてきたくせに……。

 

 と黒子の心を勝手に察して、明美は内心舌打ちをした。

 でも、同じ魚に二度も逃げられるのも嫌だったので、

「ああ……いいよ。屋上、知ってる?あそこ、皆の秘密の場所になってるから、授業終わったら、あそこで話し合おうか。私、開け方知ってるし、先客がいたら、また別の場所に行こう。」

 と返事をする。


「ありがとうございます。じゃあまた後ほど。」

 礼儀正しく頭を上げると、黒子は自分の席に戻って行った。相変わらず、黒い影がふわりと漂うような佇まいだった。

 

 ――でも話してると、普通の女の子なんだよなぁ……。


 明美は、気怠げな視線を黒子に向けながら、あの子、いったい何なんだろう、とぼんやり考えていた。


 次の授業、班ごとに分かれてのグループワークがあった。教室は騒々しいし、黒子と席が離れていたので、隣の女子に思い切って、

「ねぇ、黒子って、どこの中学出身だっけ?」

 と聞いてみる。

 昔の彼女を知っている人から話を聞ければ、少しは安心できるのではないかと思ったのだ。

 

「黒子?ああ、あの子ね、確か転入組よ。中学卒業と同時に引っ越してきたはずだから、同じ中学の子は誰もいなかったはず。どうして?」


「あ……うん。ふと、そう言えばどこだっけ?って気になっただけ。そっか、だから思い出せなかったんだ。ありがとう。」

 そう言って誤魔化すと、グループワークに戻った。

 

 安心するつもりが、出自不明なことがわかって益々不安になる。

 明美は放課後の話に向けて、段々と憂鬱になっている自分を感じていた。


 ………………………………


 ホームルームが終わると、早速黒子に顔を向ける。

 向こうも荷物を持つと、こちらを向いた。


 目立ちたくないんだっけ……と思って、そっと「ついて来て」という仕草だけする。黒子も軽くうなづくと、明美の少し後ろについて二人は廊下に出た。

 廊下に出たら近づいてくるのかなと思っていたが、黒子は一定の距離を開けて、後ろをついてくる。一見すると、同じ方向に用があるだけで、全然関係なく歩いているような距離感だった。


 ……やっぱり、よくわかんない子だな……。


 話したいならもっと寄ってくればいいのに……と思いつつ、やっぱりこの企画は上手くいかないかもと、早くもゲンナリしていた。


 とは言え、明美は明美で、変化を渇望していた。

 

 ……人から注目されるため、自分の価値を人から認めてもらうためには、こんな陰鬱な自分じゃダメなんだ。

 もっと注目を。

 もっと称賛を。

 勉強もスポーツも中途半端な私には、この方法しかないんだ。

 今の閉塞感の殻を破れるのなら、この幽霊みたいな同級生の自己満足に付き合う事も、全く厭わない……。


 はたと気がつくと、もう屋上に入るドアの前に来ていた。

 「侵入禁止」の札がついているが、全く意味はない。生徒も教師も、知っている者はいくらでもこの扉を開けて、校舎の上から下を見下ろすことができた。

 もっとも、大っぴらに屋上に出た事を騒がれてしまえば、学校側も対応せざるを得なくなり、修理されてしまう。

 だから、「屋上は入れるけど、目立つことはしない。」という不文律が、生徒達の共通認識だった。


 振り返ると、黒子が階段の数段下に立ってこちらを見上げている。相変わらず長い髪で顔が隠れているため、何を考えているのかわからない。でも、硬く結ばれた唇が、少し緊張している様子を表していた。

 

「待ってね。今開けるから。」


 明美は昔先輩から教えられた通りに、ドアノブを角度をつけて引っ張りながら何度か回す。すると、何度目かのタイミングで、カチン、と音がして、ドアのロックが開いた。


 振り返って、どう?開いたよ?、と自慢げにジェスチャーをしたが、黒子は少し微笑んだだけで、褒めてはくれなかった。

 やれやれ……と思いながら、二人して屋上にでる。

 

 校庭の方から、早くも運動部がトレーニングをしている声が聞こえる。音楽棟の方から、吹奏部の楽器の音も聞こえてきた。

 日中暑かったせいで、屋上は蒸しむしとしていた。一応あたりを見まわして、先客がいない事を確認すると、明美は下から見えない場所に立って振り返った。


「……で、どうしよっか?」

 何やかんや言っても、久しぶりの撮影だ。気持ちはまだ沈んだままだが、少しだけワクワクしながら、黒子をみる。

 几帳面なのか、黒子は振り返って屋上のドアをパタンと閉めた。緊張しているのか、中々振り返らない。


「心配しなくていいよ。先生が来ても、『鍵が空いてたから、誰かいるのかと思って確認してました。』って言えば、見逃してもらえるから。」


 何気なく声を掛けたが、黒子はまだ振り向かない。

 怖気付いたのか、ただのコミュ障なのかわからないが、そっちから誘っておいてそういう態度を取られることに、明美は少しイラついてきた。


「ねえ黒子、聞いてる?」


 声色にどうしても感情が出てしまう。普段なら、こんな事はしない。

 でもここ数日の満たされない鬱屈した感情が、大して仲の良くない黒子への不満となって溢れ出す。

 一瞬、ダメ……と思考が押し留めるのだが、あとからあとから湧いてくる澱んだ感情が、理性を押し除けて明美の口からもれる。そんな事をしたら折角のキッカケが破談になるのがわかっているのに、明美には止められなかった。


 でも、黒子は動じた様子はない。

 それどころか、さっきまでの黒子と、何か違う。

 普段と違って、ちゃんと背筋を伸ばしているせいか、一回り黒子が、大きく、見え……る……?


 明美は、目を擦った。

 本当に、黒子が一回り大きく見えた。

 黒子の体の周りが、輪郭をなぞる様に、黒く縁取られている。

 陽炎?それとも雲の影?

 いや……強いて言えば、炭になる程に焼け落ちた木々から立ち上る、黒い煙のようだった。

 

 あの茂みの中で見たものが、脳裏にフラッシュバックして、明美の足が勝手に後ずさる。

 

「樋口さん。」

 と言うと、黒子は静かに振り返った。どこか、声が不気味に反響した様な気がして、明美は身震いした。

「あなたのしている事……やめるべきです。これ以上、人を傷つけちゃいけない。」


「一体、何のこと……?」

 明美は後退りながらも、何とか自分を保とうと虚勢を張る。

 でも、側から見れば顔は真っ青だったに違いない。怖くて逃げ出したいが、唯一の出口の前に黒子が立っている。

 

「あなたの中に、複数の魂の存在を感じます。おそらく、あなたの中に巣食う闇が、彼女達を縛り付けている。

 今ならまだ間に合う。あなたが自分から闇を否定すれば、彼女達の魂を傷つけることなく、解放できるはずなの。

 だからお願い、どうかあなたが頼ろうとしているその闇から、離れて。」


 やっぱりこいつ……ヤバいやつだ。

 

 明美は冷や汗を浮かべながら後退り、屋上のフェンスにぶつかった。ガシャンと音がして、明美は飛び上がる。


 魂?闇?一体、何なのこいつ?

 何の話をしているの?


 明美は何を言われているのか、検討がつかなかった。

 

 人を傷つける?

 

 確かに由紀子は傷つけた。でも、もし今、一番傷ついているとしたら、自分自身だ。誰にも理解されず、努力も認められずに、惨めな生活を送っている。


 彼女達とは?

 友人達のことだろうか?私が誰を傷つけていると言うのだろうか。むしろ、あの高慢な柊愛理の蔑みを受けたのは、自分だ。自分の努力してきた事を、否定されて、笑いものにされた。


 考えれば考えるほど、黒子が的外れな事を言っている気がして、明美は段々と腹が立ってきた。それは純粋な怒りから始まり、頭に血が昇るにつれて、臓腑の中でズルリととぐろを巻いた。


「……ふざけんな!変な言いがかりはやめろ、黒子!

 お前が私の何を知ってんだ!」

 心で渦巻く怒りが恐怖を遠退け、明美の口から反論となった飛び出る。


 それを聞いて、黒子は一瞬、驚いた様な顔をした。しばらく固まった様に無言だったが、しばらくすると、

「まさか……気づいていない……?」

 と呟いた。


 それは黒子にとって、よほど予想外の事だったのだろう。明美の顔を見つめ、穴が開くほどまじまじと明美を見つめる。

 明美は、黒子の深く黒い眼に射すくめられながら、少しずつフェンスに沿って移動する。いざとなったら、黒子を突き飛ばして逃げるつもりだった。


 ふと、黒子は何かに気づいた様に目を見開くと、

「そうか……宿木やどりぎに気づかれないことで、さらに多くの人に接触を……。

 でも、だとしたら、やっぱり今のうちに……。」

 と呟き、顔つきを変えた。鋭い眼光が明美を見据える。


 明美が何かを問いかけようと口を開けた瞬間、黒子の体から溢れていた黒い何かが、火に煽られた様に吹き上がる。

 揺れ動く闇色の手の様にそれは形を変えながら、するすると明美の方に近づいてくる。

 

 明美は恐怖と混乱で、声を上げることもできなかった。訳もわからぬまま息を荒げて、黒子から少しでも遠ざかろうと、その場に座り込み、ジリジリと距離を取ろうと這い進む。


「樋口さん、怖がらないで。あなたの中の闇は、まだあなたを深く侵食していない。きっと今なら容易に闇を吐き出すことができるはず。

 でも闇は、あなた自身が否定しないと、あなたの魂から引き剥がすことができない。私があなたの中の闇を見える様にします。だからお願い、一瞬でいいから、私を受け入れて。」


「何で私があんたを……ひっ!」

 黒子から伸びてきた黒い何かが目の前に迫り、明美は必死になってそれから逃れた。

 

 ダメだ……アレに触れられたらダメだ……

 

 そんな思考が、頭の中に浮かんでくる。確かに怖い。見た事もない未知への恐怖がある。

 でも、黒子の切実な声に悪意は感じない。何故、こんなにも自分が逃げ回っているのか、明美自身にもわからなくなってきた。

 黒子も訝しげな表情を浮かべ始める。何度も必死に黒い何かを伸ばして、明美に触れようとする。


 ダメ……アレに……触れちゃ……さわらせちゃ……フレ……ルナ……ジャマ……フレ……だめ……サセルナ…………


 頭の中で自分の声が二重音声になっている気がする。

 明美は、わけがわからなかった。

 自分で考えて、自分が行動しているはずなのに、自分の声と並行して、誰かが自分の代わりに喋っているような気がする。しかも、それが外から聞こえる声ではなく、自分の頭の中でつぶやいている。


 混乱する頭で這っていくうちに、とうとうフェンスの端まで追い詰められた。黒子がゆっくりと近づいてくる。

 闇を纏い燻らせながら近づくその姿は、黒いマントを纏った死神の様にも見えた。


「お願い……樋口さん……私を……受け入れて……。」

 黒子の声がくぐもり、歪んだ低音になって明美の耳に届く。上擦った明美の思考が囁く。

 

 ダメ……サワるナ……じゃマ……サセなイ。


「……うわああぁぁぁぁっ!」

 目の前に差し出された手を、明美は目を閉じて思い切り振り払った。

 だから、明美はその瞬間を見ていない。

 しかし、明美の背後から、黒い何かが溢れ出す。


「……っ!……きゃっ!」


 黒子の短い悲鳴が聞こえて、明美は目を開ける。

 黒子は屋上のコンクリートの上に倒れ込み、先程まで彼女を覆っていた闇が小さくなっていた。


 今のうちに……!


 明美は必死で起き上がると、黒子の横を通り抜け、奥女のドアに向かって走る。そのまま、ドアを跳ね除ける様にして、階段を駆け降りていった。


 走り去る明美の足音を聞きながら、黒子はゆっくりと体を起こす。まさかの実力行使に驚いたが、体に支障はなかった。

 

 でも……。

 黒子は明美の走り去った入り口を見ながら途方に暮れていた。

 明美は自分の中にある存在に気がついていない。

 いや、正確に言えば、明美の中の存在が、自分を気づかせない様に振る舞っている。


 被害者達の状況から、明美が怨恨、もしくは逆恨みを持って闇の力を行使してるのだと思っていた。

 だが実際には、明美も被害者であり、自分が何をしているのかすら、理解していない。

 

 しかも、今回のことで、こちらの動向が相手にバレてしまった。相手がどんな形で妨害してくるか、予想がつかない。


 黒子は奥歯を噛み締める。焦るべきではなかった。きちんと、仲間達の意見を聞いてから行動すべきだった。

 自分の浅慮が、事態を悪化させてしまったことに、心底腹が立つ。だが、腹を立てていても、被害者達の安否が良くなるわけではない。

 黒子は歯を食いしばって立ち上がると、スマホを取り出して、連絡する。


「……あ、石上さん。お忙しい所すみません。アレと接触したのですが……逃げられてしまいました。私の落ち度です。申し訳ありません。いえ……お気遣い、ありがとうございます。

 ですが、これで猶予が……。はい……。今からですか?はい……ありがとうございます。お願いします。」


 黒子は通話を切ると、早足でその場を立ち去る。

 一分一秒無駄にできない……。その思いが、黒子の歩みを進めさせていた。

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