愚者がゆく王道
どこかの社会不適合者
第1話 ようこそ あなたの らくえんへ
〈やっとここまで来れたぞ!〉
とある男が部屋で叫ぶ
携帯ゲーム機の画面の右上に「英雄~真なる王道の物語~」とタイトルがあった
〈睡眠時間を削ってでも来てよかった!〉
このゲームはキャラと話せたり、シュミレーションしたりてんこ盛りと評される代物であった
〈まあここまでかな?続き?そんなものあったか?〉
〈ここで終わりなはずだが・・・〉
「あなたに資格ありと我々は判断した」
「我々の世界への招待を受けてくださいますか?」
「はい/いいえ」
と写し出されていた
〈世界?まあいいかな「はい」っと〉
〈楽しくなりそうだねぇ〉
男がはいを押した瞬間強烈な光が部屋を埋める
〈ッ!〉
光が収まった部屋には男はいない
その場には先ほどのゲーム機が落ちていた
その画面には
「ようこそ あなたの らくえんへ」
ギーツ・ヴェル
ヴェル公爵家の次期当主・・・とおもいたい長男
ヴェル公爵家は基本一番最初に産まれた子が当主になる。そこに性別は関係ない
「あーどうしよっかなあ」
目を覚ますと記憶が戻って?いた
「本編開始のだいたい二年前くらいか?」
「でもなぁ~なんでギーツなんだよぉ」
なんでこんなこと言っているかは本当に単純なこと
ギーツはよくある「チートキャラ」である
それは他の作品よりもやばい。なぜか
こいつはやろうと思えば神になれたり、世界間移動とかもできたりしてしまう
「代償あるとはいえなぁ」
チートキャラであるがゆえか本編でのギーツは傲慢の極致にいるようなキャラだった
でも今は俺の精神に置き換わってるからラクではあるな
「下手したらこのままだと破滅っすんだよなぁ」
理由は単に本来のギーツの人間関係である
悪役貴族みたいなことしてたらそうだよな
「取り敢えず破滅をさけなければな」
でもまあ少しヤバいだけだったなぁ
レベル:小学生男児が好きな人にイタズラするくらい
「まあでも完全にイタズラ好きってだけだっただろぉ」
確か本編のギーツってガキの精神した勇者の亜種なんよなぁ・・・行動次第で殺されるってなんだよ
まあいい
「取り敢えず遊ぶかな」
なぜって?自分の力を知りたいんだよお!
愚者がゆく王道 どこかの社会不適合者 @keiruguraz6931
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