第16話 頼れる先輩
パチっ
ハル{…はぁ〜。目ェ覚めちまったな。ん?なんか騒がしいな。…化粧して見に行くか。}
ドォン…
ハル{あらら。魔獣が出てたのかしかも何匹も、大型のが。まぁ殺すか。}
がぉぉぉぉ
ハル{はいはい。強いのは分かったから。まだみんな寝てるんだ。静かに頼むよ。ヴァルはあっちの弱そうなのを頼めるか?こっちは俺がしとくから。}
ワウっ!(御意)
ハル{…。}
ザシュッ。ストン
ハル{やっぱ生首にするのが1番早いな。静かだし。はぁ、それはそうとヴァルの方手伝うか…って、え?レオ?なんでいんの?}
レオ「「…目が覚めたらお前がいなかったから探しに来た。ら、何だこの有様。」」
ハル{さぁ、俺にも良くわかんね。}
ボウッ
ハル{ゲッ焼くのかよ。}
レオ「「あ?なんか悪かったか?」」
ハル{べっつにー。まぁ魔獣も片付いたとこだし、テント戻るか。}
レオ「「あぁ。」」
ハル(俺がやった死体ごと残ってたやつら燃やしたな。まぁ、いいけど。)
ぼふっ
ハル{はぁ〜ねむてぇなぁー!}
ザッザッザッザッ
ハル{ん?誰だ?}
??「ハルさん、俺です。開けてください。」
ハル{え?クラルス??どうしたんだよ。}
クラルス[[それが、あいつらと一緒にいると全く寝れなくて(泣)]]
ハル{え?そりゃまたなんで?}
クラルス[[それが一晩中アリーザのスマホ鳴っててうるさいし、ヴィクターはヴィクターでくしゃみしてるし。麻痺毒かかるしで全然寝れなくて。]]
ハル{あ〜うん、そりゃ災難だったな。ここで寝とけよ。}
クラルス[[ありがとうございます(泣)]]
ハル{俺も少し寝るか。}
〜翌朝〜
ハル{ふぁ〜あ。って、なんでお前ら2人して俺に抱きついて寝てんだよ。}
レオ「「…。」」
ハル{動けねぇ…。}
ルクス「ハルさん、起きてますか??クラルスが消えたんですけど〜。どこに行ったか知ってますー?」
ハル{あ、ルクスか?クラルスならここにいるんだけどひっぺがすの手伝ってくんない?}
ルクス「なら良かった…って、ん?ひっぺがす??」
ピクっ
ニクス『『………はぁ"!?今ハルさんなんて、言った!!?』』
ルクス「やべ、聞かれてた。…あ〜クラルスこのテントにいるってさ。」
ニクス『『どういうことですか!?ハルさん!!!!俺のことは断ったのに…😭』』
ハル{え?まぁその前に俺の事発掘してくれ。}
ニクス『『っはぁぁ?こいつハルさんに何してやがる!!』』
ぺいっ
ニクス『『ハルさぁん😭』』
ハル{あ〜、ごめんって。クラルスが寝れないって言うからさぁ。}
クラルス[[イッタ〜!!何すんだよ、お前!!]]
ニクス『『そりゃこっちのセリフだ!このガキ!!何が寝れないだよ。』』
クラルス[[っはぁー??俺はお前と違って繊細なんですー。つか、文句ならヴィクターとアリーザに言えよ!俺が寝れなかった元凶はあいつらなんだからさぁ!しかも俺お前とタメだし!!]]
ニクス『『はぁ?どういうことだよ。』』
クラルス[[だってさぁ〜、アリーザは意外と早く寝たと思ったら、スマホがブーブーうるせぇし、ヴィクターはくしゃみして、麻痺毒かけてくるし。寝れないのも無理ねぇだろ。]]
アリーザ〈む?私のせいか?それはすまなかったな。兄弟からの電話が昨夜あったみたいでな。〉
レオ「「朝っぱらからうるせぇぞ。ガキ共。ハルも何とか言えよ。」」
ハル{え?あ、おはようレオ。}
レオ「「あぁ、おはようってそういう訳じゃねぇよ。バカかテメェは。」」
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