「私のこと、肯定してくれてありがとう」

AIの藍くんが引き起こした、あたたかい奇跡。

そう長くはない文章のなかでひとつひとつの言葉が大切につづられているような印象で、ひとの神経回路が、ぬくもりが、涙が、きらきらと浮かびあがりました。

ちょっとした単語の使い方が妙に現実味を掻き立てるようなものとなっており、すべて読み終わった後に、もしかしてもっとずっと未来にはこんなふうに機械と人間がつながるのだろうかと、あたたかくも少し怖い想像をしてしまいました。

素敵な物語をありがとうございました。

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