第3話なまクビ タスケの おねがい

じぶんが あらって けしょうした なまクビが おれいと おねがいに でてきた おさないころから なまクビに せっしてきたが こんなことは はじめて だった

トキ「おねがいって なによ」

ときは いつのまにやら うえから めせんに なっている それだけ タスケが なさけない かおを しているのかも しれない

タスケ「じつわ〜・・・」

トキ「なによ?」

タスケ「それが・・・」

トキ「さっさと いいなさいよ!」

トキが なまクビゆうれいに きれた

トキ「わたし ねむいの! よなかに おこして ないなら ねるよ!」

タスケ「スミマセン オラが ナゼしんだかを おしえてください」

トキ「・・・は〜〜〜???」

タスケ「あ あの〜 オラ〜 いくさにでて てきに とつげき したまでは おぼえて いるけど そのあとは・・きがついたら なまクビに なってて・・・」

トキは しんぼうづよく タスケの はなしを きいてやった 

タスケの はなしでは タスケは のうかの さんなんぼうで ことしで 18さいだという むらの ほかの れんちゅうと いっしょに サムライになり しゅっせ しようと あしがるになった いちおう くんれんを うけたが ぶきような タスケには 「とにかく あいてめがけて とつげきしろ!」

と だけ いわれ そのまま いくさばに つれて いかれた 

てきと たいじして はんにちが たったころ とつげき めいれいが でた タスケは なにも わからぬまま めのまえの てきに ヤリをかまえて とっしんした つぎの しゅんかん はるか したを かけていく じぶんの からだを みた きおくは そこまでで つぎに きがついた ときは クビおけの なかだった

トキ「つまり あんたを うちとったのが うちの おとうちゃん だから どんなふうに うちとったか きいてほしい と いうわけ?」

タスケ「さようです」

トキ「そんなもん おとうちゃんに きけば いいじょない! ゆうれい なんだから ばけて でれるでしょ」

タスケ「そんな おそろしいこと できませんよ もしも『ちまようたか』って きられたら どうするんですか?」

トキ「いいじゃん あんた ゆうれいなんだから もう しなないでしょう?」

タスケ「しななくても こわいものは こわいんです なにしろ オラを なまクビにした ひと なんですから」

トキは しかたなく ちちに きくことを やくそくして やっと ねむりに つけた


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