第2話 覚えてはいないけど

温もりは。

右手に抱いた柔らかな弾力は。


今も。

残っている。


プロポーズの言葉は。

覚えていないなぁ・・・。(笑)


只。

君が好き。


それだけは。

確かだったんだと。


君の肩を抱きながら。

僕は、思うのです。



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