良縁か悪縁か
正体(①)
「ここらへんかな」
手紙で指定された場所へと行くヨンジュ。
目的の場所へ近づいてきた頃。
「ザッ」
「刺客っ!?」
大勢の剣士達に囲まれた。
何が何だか分からずにただとりあえず構える。
だけどこんな人数に武器なしで勝てるわけがない。
どうしようかと考えていると、
「やめよ」
1人のソンビが止めに入った。
口調からしておそらくこの剣士達の主だろう。
「そなた何者だ」
そう急に聞かれる。
「キム・ユンジュです。ハン・グモクという方に会いにきました」
「キム・ヨンジュ?あの左議政のか?」
「はい」
「そうか。ハン・グモクは私に古くからつかえている者だ。そなたを呼ぶためにハン・グモクに連絡を頼んだ」
「えっそうなのですか?」
そう聞くと
「そなたらは下がっていよ。ここからは大事な話だ」
と言った。
兵士たちは皆下がっていき、ソンビと2人きりになった。
「ところでその私がキム家の娘ではないというのはどういうことですか?」
そう聞くとこんなことを聞かれた。
「そなた、私が何者か知っているか?」
「……」
「知らないみたいだな。それもそうか」
「単刀直入に言う」
「はい」
「私は13年前のあの事件の廃世子だ」
「えっ」
13年前の事件?
うっすら聞いたことはあるけれど……
「それと、お前は」
静かに風が流れる。
時が経つのが早く感じた。
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次回、10月22日投稿予定です。
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