歌が繋ぐものはなんでしょう? 人?物?場所? それとも? 誰もがその日その時を精一杯歌うのだとしたら、それはなんだって繋ぐはず。 そこにはきっと、届けたい相手がいます。 夢も後悔も希望も挫折もすべて乗せて、満たした旋律はたった一つの幻想ですら、もたらしていくことでしょう。
音楽の道を行く主人公。ある夜、冗談のように一瞬にしてパートナーを失ってしまう。彼はそれを境に心を閉ざし、己を見出せなくなってしまうが____________。本作は情景描写が秀逸です。そのリアルな描写に、臨場感が最大限にまで感じられると考えます。是非お読みになってはいかがでしょうか。